ごきげんよう。模造紙です。
相変わらずのぬるぬる動く映像と美術の美しさに驚くばかりのB: The Beginning。
それぞれの陣営が目的に向かい少しずつ始動し始めた感がありますが、それが何なのかよくわからないというじれったさ…。
一挙配信ということで、恐らくこの記事を読んでいる方は結末をご存じの方ばかりかと思いますが、当ブログは原作を知らない(続きの展開を知らない)状態で感想と考察を書いていますので、1話ずつ区切って見ているヤツはこんなこと考えてるんだー程度に思っていて頂けると幸いです!
今回も興味深いワードや台詞など、いろいろ登場しましたが、いかにも今後の展開に関与しそうなカノープスと、キラーBが探している「彼女」とは一体誰なのかについて考えてみたいと思います。
スポンサーリンクカノープスとは?
冬の夜空に輝く、りゅうこつ座の一等星。
ちょうど今の時期に見ることのできる全天で2番目に明るい星です。
私事ですが、最近行ったブラネタリウムでちょうどオリオン座やおおいぬ座、冬の大三角に絡めて、カノープスについての生解説を聞いてきたので、なんという偶然!個人的にはトレンドなワードです 笑
南の空の低い場所に位置しているため、なかなか見つけ辛いことでも有名だとか。
また、カノープスはギリシャ神話に登場する水先案内人で、味方に勝利をもたらした英雄なのだそうです。
その功績を称えて、彼がなくなった土地と件の星をカノープスと名付けたんだとか。
以上のことから、タヒの間際にイザナミが言った「カノープスに触れろ」とは、進む道を示してくれるナビゲーターを探し出せという暗喩だと捉えられます。
「カノープス」と名付けられたシステムや兵器のような何かが存在しており、それを指しているのかもとも考えましたが、イザナミの発言が終始中二臭く、直接的なヒントをダイレクトに提示するとは思えなかったんですよね。
現在のキラーBは記憶がない、自分自身のこともよくわかっていない、というのも明らかになりましたし、彼の記憶を呼び起こし本来の力を取り戻すきっかけになるのがカノープスなのでしょう。
自分で自分の記憶を消した…とも言われていたので、カノープスがカギを握る役割なのは確かなようです。
スポンサーリンク「彼女」とは誰のこと?
えーと…キラーBとイザナミの会話だけ聞いていると、恋愛関係のいざこざや痴情のもつれのように思うのは私だけ?
イザナミが過去カノで「彼女」が元カノ。そしてストーカー化した黒羽 笑
ちなみにイザナミって女性ですよね?
公式でも性別は明記されていないのですが、服装や細身の体躯、イザナミという名は古事記の女の神様に由来することから、ボクっ娘の女性なのかなぁと。
登場人物…とくに皆月配下は日本人由来の名前が多いですし、実は神話や既存の物語がモチーフになっている部分も結構あるのかもしれませんね。
(前述したカノープスも、ギリシャ神話のお話ですし)
彼女説① リリィ
キース、黒羽、両名とも現時点での絡みが少ないので彼女の人物像がいまいち掴みきれないのですが、キービジュアルやPVでも優遇されているので、物語の進行に深く関与する人物なのは確かでしょう。
黒羽は記憶をなくしてるとのことですし、リリィの実家のバイオリン工房に出入りしているのも無意識のうちに「彼女」に引き寄せられた結果では。
少女漫画のお約束なノリですが、潜在的な魂の引力云々…なのかもしれませんね!(むりやり)
彼女説② ユナ
皆月配下の女性。というより少女って風貌ですね。
「(キラーBは)生きたまま捕えきゃいけないのか?」と問うほど、キラーBの生タヒに関心があるのか、彼女も皆月同様に憎しみや因縁は根深そう。
ただ、可愛さ余って憎さ百倍…という便利な言葉があってですね…!
イザナミとの対峙の際にも臭わせていた、ある事件。それがきっかけでキラーBを狙う側の組織に与したとも考えらますよね。
ユナが「彼女」だとすると、男女関係のいざこざ、勘違いから敢えて敵陣営へ…っていうのはかなり有りそうな展開だと思うのですが、これだと実は皆月が女でしたって展開になったとしても通用するという 笑
愛と憎しみは表裏一体と言いますし、命のやりとりをする場面で邂逅したとしたら…なかなかドラマティックな展開が期待できそうですね。
スポンサーリンクB: The Beginning3話の感想
3話にして初めてEDを最後までちゃんと見てみたのですが、クレジット表記が英語なのとEDもやっぱり洗練されていて素敵でした…!
資金面で潤っている作品って端々まで手が込んでいて、普通の深夜アニメとは格が違うんだなってのがよくわかりますね。
限られた予算をいかに工夫してやりくりするか、潤沢な予算を余すことなく使ってやりたい手法すべてを取り入れるか…。
ネトフリは有料配信サイトなので、視聴者が代価を払っているという性質的に、ある程度の作り込みは当然とされる部分もあるだろうし、敢えて工夫を凝らさない箇所を手抜きと言われたりして制作側としては、場合によってはやりにくそうですよね。
まぁ、お金はないよりあるほうが絶対いいんだけれども 笑
3話まで見ましたが、むしろ劇場版としてスクリーンで観賞したいほど素晴らしく質の高い映像はまだまだ健在。
これ最終話までこの状態なのかな…お金あるからそうなんだろうな…ごくり。
シナリオ面では、まだそれぞれの陣営が独立して動いており交錯していない状態なので、良し悪しは判断し難いですね。
話数が進むにつれて、絡みも増えてくるでしょうし、脚本云々にあれこれ言うのはそれからになりそう。
キースと黒羽の絡みが早く見たいです。それではまた4話の記事で!
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コメント
いつも楽しみにしてます!
1話冒頭のホシノマツリ云々って、もしかしてイザナミと戦闘していた湖なのではないでしょうか?ロウソクが星みたいに綺麗でしたし、
ハネモチテツドエは文字通り羽だったりスケボーだったり移動手段、移動して来たって意味で
それだけイザナミとの遭遇、戦闘はストーリー的に重要って意味なのでは?と浅学ながら考えてみました。
あとイザナミが武器とか携帯とか着物をポイポイ捨てて戦ってたのって黒羽以外に興味がない、自分が選ばれなかったから物に愛着持てないって事ではないでしょうか。
単にスタイリッシュな戦闘を脚本が演出したかっただけかもしれませんが…IFV放棄するのを渋ってましたし…
>morukotetuさん
コメントありがとうございます!
興味深い考察ですね。
イザナミとの戦闘は黒羽にとって、記憶を辿る手がかりを得たという意味でも重要な出来事だったのでしょうね。
視聴している立場としては、いい感じに拗らせたポエム(笑)が右から左へ…な状態でしたので
しっかりと描写を拾って分析されていて素晴らしいです。
持ち物ポイポイは、私も思いました。
スタイリッシュ演出&自分のモノには興味がない(手に入り辛いモノだからこそ執着する)って具合でしょうか。
イザナミは敵ながらもどこか憎めない、魅力的なキャラクターだったと思います。
いつも楽しく拝見しております。
「いい感じに拗らせたポエム」とありますが、イザナミが朗読されたのは、中原中也が翻訳したランボーの「黄金期」ですよ(笑)あしからず。
>DIVAさん
コメントありがとうございます!
そうだったんですね!
イザナミが諳んじていたのは、中原中也だったんですね。勉強不足でお恥ずかしいです…まったく思い当たりませんでした…。
教えて頂き感謝致します。
また何か文中の内容で、おかしな点があればご指摘下さると助かります!