ヤンとユリアンの新婚夫婦具合が凄まじくて、あれ…これBとかLの作品だったっけ…?と動揺を隠せない、新銀英伝担当・模造紙です。
↓の記事でも、ユリアンの幼な妻感についてつぶやきましたが
身長差とか、ユリアンの上目遣いとか、ヤンを見るキラキラした眼差しとか、養子に同じ星を掴んで欲しくない心情とか……
口の中が砂糖でジャリジャリになるかの如くの糖度の高さだった気がします…!!
9話は、ヤンの結婚話に思わず頬を赤らめるわかりやすいフレデリカや、教職を捨てて政治家に転身した孤独な戦いが幕を開けたジェシカなど。
女性にスポットが当てられた印象ですが、私はヤンとユリアンの良い距離感をニマニマしながら視聴しておりました!←
さて、ヤンの思惑が悪い方に外れて、イゼルローンを足掛かりに帝国侵攻を決めた同盟。
もー本当に、政治家って奴は…!!!(; ・`д・´) ってなった方も少なくないでしょうね…。
ではでは、今回も拙い考察参ります!よろしくお付き合いくださいませ!
【 注意!!!! 】
この記事は、銀河英雄伝説の旧作OVA(石黒版)本伝&外伝を視聴済み&原作小説は途中で挫折(笑)した私が、旧アニメと原作小説との比較や、今後の展開やキャラの行く末などのネタバレも交えつつ、銀河英雄伝説 Die Neue Theseを視聴した感想および考察を記しています。
初見の方やネタバレ食らいたくないという方は回れ右でお戻り下さい。
ちなみに、銀英伝に対する愛は十二分にあるものの信者の域に達してはいませんので、ライトなファンによる駄文として考えて頂ければ幸いです。
それぞれの女性の対比の描かれ方が良かった
▼ジェシカと言えば、アスターテの慰霊祭でトリューニヒトの演説に割って入ったシーンも印象的でしたね。
そして、その時に痛烈に胸に響いたセリフが「あなたはどこにいますか」
命の危険がない安全な場所で戦争の采配を決める政治家に対する、何とも強烈な皮肉でした。
時を経て政治家として歩み始めた彼女は、この考えを根底に携えながら孤独な闘いを始めようとしていました。
民衆の前に立って、自分の考えを口に出し、国の在り方に疑問を投げかけ、道を模索するなんて、若い女性が決意するにしては何という修羅の道なのでしょう。
婚約者をなくし後ろ盾もない女性が、なかなかできることじゃないですよね。
ヤンの元を訪ねたのは、ヤンに背中を押して欲しかったのか、それとも諫めて欲しかったのか――
劇中では、「僕が大人になるころには平和になると言っている」というユリアンの言葉で、思いつめた表情から一転、スッキリとした笑顔を見せたのが印象的でした。
彼女の中では、進む道は決まっていて、一歩を踏み出すためにヤンに喝を入れて欲しかったのかなと、感じました。
ジェシカの演説の中にも、過去の歴史家や歴史書の話が出てきましたし、ヤンと過ごした日々や言葉、そして彼がずっと見ている戦争のない平和な未来のビジョンが、彼女のなかに生きた言葉で宿ったように思えます。
ジェシカは守られるタイプの女性ではありませんし、しっかりと地に足が着いた自分の考えを持った人です。
そんな気丈な女性にも心細くなったり自分の道を不安に感じることもあります。
共に歩むことはできずとも、進む道を明確に見据えて行動に移しているヤンの存在が、ジェシカに勇気を与えたということなのでしょうね。
ジェシカといい、フレデリカといい、ヤン提督は罪な人ですよね…!(震え)
スポンサーリンクフレデリカ&パパと予期せぬディナー
ヤンが退役おめでとうディナーが流れてヤケ食い(?)しようと入った店で、流れでグリーンヒル親子と一緒に食事することに。
ヤンにとっては、プライベートの時間に上官と部下と対面しながら食事って、本音は遠慮したかったでしょうね。
(立場的には首を縦にふるしかないのですが笑)
そして別れ際
これ、暗に「うちの娘を嫁にどうだね?」っていうアレですか?笑
パパもわかりやすいですが、娘の反応もわかりやすい。
軍服をまとっていると表情が掴みにくいですが、プライベートの彼女は年相応に異性に結婚にも興味のあるお嬢さんだとわかる良いシーンでした。(相手がヤンだからって理由も大いにあるでしょうが)
ヤンの方は、フレデリカパパの意図を察しているのか否か不明ですが、自身の希望が叶わず隠居できない以上、軍人を続けている限りは特定の大切な人は作れないっていうのは本心なんでしょうね。
建前や理性でどうにもならないのが恋愛なので、彼の心情の変化について今後いかに描かれていくか楽しみです。
政治劇はわかりやすくなった
旧作でも政治体制は批判的に描かれていましたが、今作はよく言えばわかりやすい、悪く言えば滑稽に感じられますね…う~ん。
破たん寸前の財政なのにギリギリまで対策してこなかったの?とか、人員を軍優先で配置していたらそりゃ社会構造は維持できんわ…とか。
民衆の目がない安全な場所でダラダラとこんな実のない話し合いしてたの?ってかなり馬鹿馬鹿しく思えます。
それぞれの立場からの物言いはわかるんですが、社会基盤がしっかりしているの前提での戦争であって、地盤が崩れたら戦争どころじゃないんですけどね。
そしてこのウィンザー夫人▼
女性政治家のジェシカとの対比でめちゃめちゃアクの強い印象の方でしたね笑
150年もダラダラと続けた戦争に大義がどうとかあり得ないんですが、そこは口の上手い政治家の為せる技なのでしょうか。
大義って言うと、何故か高揚して士気があがるという不思議。
結局は、最高評議会支持率アップのためと次期選挙のために帝国領への出兵が可決されてしまいます。
ここで気になるのが、国防委員長トリューニヒトも反対票を投じたことでしょうか。
「出兵に反対の旨を明記しておいてほしい」とまで言っていたくらいですから、帝国侵攻が失敗に終わると予期しているのかもしれません。
スポンサーリンク銀河英雄伝説9話の感想
シェーンコップの軍に残って欲しい発言、かなりのダメ押しでしたね 笑
ヤンの目算なら、すぐにとはいかずとも軍を退役して年金生活に突入する予定でしたからね。
結成したばかりの13艦隊を見捨てるのかと暗に臭わせたシトレ元帥の発言の後では、固い決意も崩れ落ちるしかないでしょう。
まぁ、確かに寄せ集めなどと言われていても、基本的にはヤンの人となりを知って集った人間ばかりですから、それを捨てて軍を去るのは無責任だとの指摘は間違っていません。
シトレ元帥のヤンの2枚も3枚も遥か上を行く役者感が凄かったですね。何あの余裕WWW
この揺さぶりが相当効果的だったようで、ヤンに積極的に反論させなかったのは、流石シトレ元帥だなぁと。
そしてドミニクが新銀河帝国到来のフラグをサラッと立てて来て驚き。
水面下で多方面に働きかけているルビンスキーの動きも注目ですね。
本文でも9話は女性がピックアップされてたねって話をしましたが
ノイエ銀英伝9話視聴。女子祭り(ウィンザー夫人も含めるのか…)良かった。それにしても髪型・服装・背景にこれほど変化をつけて映像化してるなんてどんだけカロリー使っているんだろう…。#ノイエ銀英伝
— AnaRiver (@AnaAnariver) 2018年6月5日
ネット界隈でも銀英伝にしては女性が中心の回、特にジェシカが9話の主人公って意見が多かったですね。
あのシーンは恐らく劇場版…になるのかな?映画館の大スクリーンで見たら号泣する自信がありますよ←
さて、新銀英伝についてコメントでも熱くたぎるメッセージを度々頂きます。いつもありがとうございます!
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それでは次回記事で、またお会いできますように。
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コメント
頬を赤らめるフレデリカのなんと幼く軽いこと。。 前作のフレデリカはもっと大人だったし芯が感じられた。 (^^;)
>Windさん
いつもコメントありがとうございます!
新作は全体的にキャラデザが若めですよね。
前作のヤン&フレデリカもとても素敵でしたね。
今回はヤンも旧作に比べると若いですし、とすればフレデリカのビジュアルと所作もバランスが取れているのでは。
少女の頃からずっと一途にヤンを想っていたのが感じられて私は好きでしたよ^_^
でも、感情のコントロールもできないようじゃ、艦隊指揮官の副官とかとても務まらないと思う。 (^^;)
そうですね。
副官としてアノ反応はどうなのって意見もごもっともです。
だからこそ、咄嗟の反応を隠せず頬を赤らめた仕草に、ギャップや萌えを感じるのではないでしょうか。
これはもう、個人の好みとしか言いようがありませんが…。
こんにちは。
今回は女性に焦点をあて うまく構成した良い脚本だったと思います。
初登場のウィンザー夫人、何なんだこの存在感は!作画もここまで描きこむか!(;’∀’)
ドミニク嬢も外見の良さだけではなく、隠された内面の知性・思考も、さりげなく見せてくれました。
まあ、グチを言えば、ホワンルイ氏の目が気に入りません(線)
>はるよしさん
コメントありがとうございます。
確かに魅せ方がうまい構成でした。
ウィンザー夫人もドミニクも圧倒的な存在感でしたね。
今後の展開で何かやらかしてくれることを俄かに感じさせます。
フレデリカは遠藤綾ボイスなだけで全て許せる。それよりジェシカの声が低すぎて違和感あるなー。後やっぱりヤンがハンサム過ぎで鈴村ボイスは軽すぎて慣れないかなぁー。
>銀英好き さん
コメントありがとうございます!
フレデリカ=遠藤綾は私も好きです。可愛さとセクシーさがあって、演技の幅が広くて良いですね。
ヤンの鈴村ボイスは慣れましたが、キャラデザはいまだ違和感アリです。
アニメが終わる頃には慣れているといいのですが…多分無理かもしれません笑