Bパートの一気に畳みかける展開が鬼がかっている…!!
シスター・クローネの出荷に衝撃を受けた、約束のネバーランド担当の模造紙です。
というか、成人女性も出荷対象になっちゃうんですね。
ただただ絶望しかない約ネバ8話…この先のどこに希望があるのか。ひたすら時間がなくて先行きがまず過ぎるとしか言えません…エマ……ノーマン!!!!
今回も気になる箇所を掘り下げつつ、先の展開がどうなるのか予想を織り交ぜて語っていこうと思います。
スポンサーリンクシスター・クローネの最期
ここまで継続して私の記事を読んで下さっていた方はお気づきでしょうか、シスターが個人的に凄く惹かれるキャラで好きだったんです 笑
現実ではお近づきになりたくないですが、存在感とかインパクトもの凄くありませんか!顔芸とか動きとか。
そんな彼女ですが、以前から“かませ感”が強くいずれは退場ルートの予感はしていましたが、今回とうとう出荷してサヨナラという結末に。
ある意味正攻法で生き抜こうとしたクローネ
イザベラを蹴落としてママの後釜を狙っていた浅い魂胆のクローネですが、彼女は彼女なりに今の環境で出来る精いっぱいの努力をし、今の地位まで生き残ったということも今回明かされました。
タヒの間際であの過去回想はズルいですよね…嫌でも感情移入しちゃう。
▲幼少期のクローネ、普通に可愛いですよね。だんだん顔が怖くなっていったのか笑
成績上位の女子としてママ候補となり農園の外に出たとしても、生きる場所が変わっただけで順位付けをされて間引かれ選別される環境は続いたということなんですね。
徐々に人数が減っていく意味は――つまりママとして不適合と判定されると段階的に排除されてしまうのでしょう。(おそらくは出荷された?)
約ネバの重要ワードに『抗う』があると思うのですが、イザベラやクローネはまさに抗うことを放棄して自分の置かれた環境を受け入れ、その過酷な人生を最大限の努力で生き抜く強い意思を持った人物とも言えます。
ただ違うのは、生まれ持っての資質に恵まれていたか否かといったところでしょうか。
ここまで視聴したイメージでは、イザベラは天才型でシスター・クローネは地道な素養を積み重ねた努力の人という感じ。
ゆえに、イザベラは20歳そこそこで農園を任される飼育監となり優れた食用児を育てあげ(今回エマに対して10年間と言っていたので、現在イザベラ31歳だとすると20歳頃には既に正式なママに就任している計算になります。)、クローネは26歳の今もママ予備軍として補佐役の立場に甘んじているといったところなのでしょう。
だからこそクローネがイザベラに劣等感を抱くのも納得で、ママの地位に固執する気持ちもわからなくもありません。
自分が置かれた環境で出来る精いっぱいの努力をして、欲しいものを手に入れる――ある意味、今の競争社会を生き抜く教訓というか、目標を掲げてそれに向かって邁進する行為そのものは正攻法です。
ただ喧嘩を売った相手が悪かっただけで、分をわきまえてブレーキをかけてさえいれば、こんな結末を迎えることも無かっただろうに…残念でなりません。
スポンサーリンクペンの意味
今回気になったのが、シスターが所持していたこちらのペン。
過去回想では外部の人物が落としたものを拾ったように見えましたが…。
実は農園の外の世界への脱獄の手助けになる何らかのヒントが隠されているのかもと睨んでいます。
見ず知らずの人の落とし物をシスター・クローネが大事に持ち続けているのも不可解ですし、ウィリアム・ミネルヴァが寄贈書に隠した暗号という前例もあることから、外の世界から届けられた抗う希望を見出せる何らかのメッセージが込められているのかもしれません。
上層部からの通達は罠だと察知したシスターが、ある場所に何かの包みとペンを隠す描写もありましたし、エマやノーマンに一縷の希望を託す形で残していったという可能性も大いにあります。
スポンサーリンクイザベラも脱出を企てた過去が?
イザベラとグランマは結局グルだったよという何とも非情な種明かしでしたが、「あの子もあの子のプラントも特別」というグランマの発言から、2人は特別な関係にあるのだと思います。
グランマとクローネの対峙のシーンで挟まれた回想は、幼き日のイザベラと昔のグランマなのでしょう。
塀の上に立っている黒髪の少女と、彼女に手を差し伸べる若き日のグランマ。
まるで、今回終盤のイザベラとエマ&ノーマンのようです。
きっとイザベラも同じように残酷な運命に抗おうと脱出を企て、彼女のママに優しく諭されたのだとしたら――その時に心が折れてしまったのかもしれませんね。
イザベラの現在の精神状態は常人のそれではありませんが、“抗うことをやめて欲しい”という彼女の諭しは本音なのだと思います。
自分が幼い頃に実行して痛い目を見ているからこそ、愛する子ども達には同じ思いをさせたくない。出荷されるその時まで愛し愛された幸福な子どもとして満ち足りて欲しい。
歪んだ愛情ではあるものの、同じ子を持つ母の立場としてはイザベラの気持ちが理解できる部分もあって共感してしまいました。
苦労すると分かってて険しい道をハイどうぞと容認する親はなかなかいませんよね。
経験したからこそ同じ過ちを辿って欲しくないと思うものです。
イザベラ自身の心は壊れてしまっているから、こんな形の歪な愛情しか捧げられないのかと思うと切なくなってまいます。
まぁ、わが子の足をへし折るなんて真似、私には到底できないのでその部分に関しては共感できないのですが…。
例の胸に刺さった花の意味
コニー出荷の際にも気になっていた真っ赤な花。
以前の記事でツバキに似てると書いたのですが▼
どうやらコレ、人間の血を養分として吸い取る作用があったようですね。
作戦が失敗に終わったシスター・クローネに対し鬼がこの花を使っていましたが、元はしおれていて色もくすんだグレーのような色合いなのが、事を終えると見事に真っ赤に咲き誇っています。
血を吸い取って花を咲かす…つまり血抜きの目的で用いられていたのが真相のようです。
無慈悲な「ごちそうさまでした!」といい、子ども達の食事風景とシスター最期の描写を交互に見せるの、なかなかいろいろ考えさせられます。
私たちが食べている食事も元々は…ってことですからね。
スポンサーリンク約束のネバーランド8話感想
「はじめましてエマ。はじめましてノーマン。」の演技抜きの挨拶が怖すぎる…!!!
これまではイザベラが直接動く展開が少なかったので、そこまで彼女の強敵加減がピンと来ていなかったのですが、さすが一枚も二枚も上手だったということですね。
やることがプロ中のプロと言うか。
所詮子どもと大人だし、賢いとは言え出し抜くのは困難なのはわかりますが、それでもイザベラに勝てる気がしないっていう絶望感が本当にヤバすぎますね。
翌日ノーマンの出荷でエマも骨折で動ける状態ではない…万事休す。本当にどうなるのか。
イザベラはノーマンの弱点が体の弱さだけではなく、もうひとつが“エマ”なことも既にお見通しだったんでしょうね…。
怖いくらい話が進んだ8話。これからどう話がひっくり返るのか次回も楽しみです。
それでは次回もお会いできますように!
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コメント
こんにちは ひろです。
今回 シスタークローネがまさかの退場となってしまいました。ノーマンも絶対絶命で
来週も目が離せません。最終的には脱走するのでしょうが、どうやって脱走するのでしょうか。ちょっと想像つかないですが、クローネが残したペンに秘密が隠されているのでしょうね。来週もよろしくお願いします。
>ひろさん
コメントありがとうございます。
ノーマンがこのまま出荷されるとは考え難いので脱出の手助けとなる策をエマに授けて去っていくのではないでしょうか。
色々と詰んでしまっていてこれからどう挽回するのか…本当に想像がつかないです。