レイの心のポッキリ具合にに胸が抉られる…
そら物心ついた頃から6年間も水面下で準備して来たんだし仕方ないか…ごきげんよう。約ネバ担当の模造紙です。
エマもノーマンもレイも天才で賢すぎて失念してしまうんだけど、まだほんの11歳の子どもなんですよね。
今回は前回引きの断崖絶壁の絶望から開幕、子ども達の心情は常に失意のどん底という例えがマッチし過ぎる回でした。
からの超悪い顔のエマwで次回に持ち越しちゃうと言う、何とも続きに期待を持たせる幕引きで非常にワクワクする構成でした!
それでは今回も気になったポイントについて綴って参りましょう。
スポンサーリンク目次
ノーマンが見たものとは?
トランクに思い出の糸電話だけを入れて門に赴くノーマン(泣ける…)。
彼の頭の中にはタヒと恐怖へのカウントダウンが鳴り響いていたかと思うと胸が締め付けられますね…。
潔く馬車に乗り込もうとするノーマンに、イザベラは傍らの別室で待機するように促します。
▼からのハッとしたノーマンのこの表情ですよ。
一体ノーマンは何を見たのか…?
次回に持ち越して種明かしされるのか、もしくはアニメの尺調整上、今作で詳細は語られずに続編まで引っ張る可能性も大いにありそうですね。
しかしながらノーマンの予想の上を行く光景が目の前にあったのは紛れもない事実でしょう。
実は出荷されない?
結論から言うと、ノーマンはタヒなずに生きているのだと思います。
そう、きっとこれは生存フラグに違いない。
つまり、出荷予告自体がイザベラ(またはグランマ含め本部も絡んだ)ついた偽の通達であり、エマをはじめとした脱獄組の士気を削ぐための演出だったのではないか…と。
現にイザベラの思惑通りに、レイの落胆っぷりは凄かったですもんね。
それだけ彼の中でノーマンが、精神的支柱としての大きな役割を占めていたのでしょう。
食用児を飼育している大人たちは利潤のために行動しているのであって、優秀な子どもだからと言ってすべてを鬼に差し出す必要はないのでは?
なんせ農園の残酷な事実を子どもに知られてしまっても、制御できれば問題ない。つまり終わりよければ全て良しな精神ですから、そこまで鬼に対して恭順しているわけではなさそうなんですよね。
ノーマンの天才的頭脳は大人たちにとっても手放したくない価値ある財産であると判断し、秘密裏に本部の人間としてスカウトした…とは考えられないでしょうか。
ようするに今回の出荷は、ノーマンをこの世から消えたと思わせて脱獄組のやる気を一気に奪い去ることと、天才的頭脳を人類の繁栄と利益のために利用しようという、一石二鳥な裏があったのではと睨んでいます。
想定外の誰かがいた?
ノーマンは自分が鬼の手にかかってコニーと同じ末路を迎えると思っていますから、もちろん門に居るのは恐ろしい異形の鬼だと思っています。
なのに目前の光景に驚いたのは、予想もしない誰かがいた――つまり鬼ではない誰かが控えていたからと言えるのではないでしょうか。
ハウスに来てからこれまで外界に出たことのない彼ですから、見知った大人と言えばイザベラのみだと思われます。
またはシスタークローネのように、補佐役として配属される別の女性なら面識があったのかもしれませんね。
おそらく、そこに居たのは知らない大人。それもかなりの大物なのではないでしょうか。
グランマ、それか全然別の人物。ノーマンがこれまで会ったことのない大人の男性だとしたら面白いかもしれませんね。
なぜ、出荷ではなく生きて農園の外に出す選択を本部とイザベラが取ったのか…に関しては、それこそ今後の展開待ちといったところですが、以前の記事でも書いたように
男子が生きる道として「優秀な遺伝子の提供者」いわゆる“パパ”としての役割、または「遺伝子研究の研究職」なども考えられます。
見事農園を脱出したエマやレイと数年後に再会…なんていう未来があるといいな…!!!
スポンサーリンクママになる道をエマに示したイザベラの思惑
今回、失意のエマに対して、女子が生きて農園の外に出る道を示唆したイザベラ。
まぁ、ノーマンという精神的支柱を失ったところにエサを与えてさらに揺さぶりをかけた…といったところなんでしょうけども。
「諦めて楽になれ」というイザベラの語りかけが、エマをとおして自分自身に言い聞かせているようで切なかったですね。
エマにかつての自分を見たと。
過去の選択に対する後悔や、別の未来があったのではという想い。けれど自身の掴んだ道を過ちと認めるわけにはいかないもどかしさ。様々な感情がイザベラの胸の内に去来しているように見えました。
出荷させずに生かしておくために、ママの道を示したのもイザベラなりの親心なのかもれませんね。
妊娠・出産が本当のママになる条件?
ママ候補~ママになる流れについてイザベラの口から簡単に明かされていましたが、興味深かったのは「子どもを産んで」という部分でしたね。
ママの推薦を貰っただけでは単なる大勢いるママ候補の1人に過ぎず、正式なママになるには年数をかけていくつもの段階を踏む必要があるみたいです。
シスタークローネの過去回想でもあったように、家事スキルや身体的能力を磨きママとして一流の技能を備えるだけではなく、実際に体内に子どもを宿して分娩することで、人を育てる素地を獲得するといったところなのでしょう。
つまり、現在ある5つの農園を切り盛りしているママは、問題なく受精し妊娠期間を過ごし出産を経験しているということに。
ようするに、実の子がいるということになりますよね。
前回記事で、イザベラって実はレイの母親なんじゃないの?と予想しているのですが
正式なママになる条件の1つが「妊娠・出産」であるならば、イザベラの実子がどこかにいるというのは確実と言えます。
ママになる条件を満たす為に生まれたという点を考慮すると、ごく普通の家庭に養子に出されて生きているというのは想像し難いですし、母親が農園出身で頭脳明晰というのならその子どもも食用児に…となるのが自然な流れでしょう。
スポンサーリンク約束のネバーランド10話感想
演技やったんか―!エマは役者ですね…!!▼
普段何にも無い平常運転の時は、ノーマンやレイのほうが賢いなーという感じなんですが、窮地に立たされると人間の本質が浮かび上がると言うか、エマの良い意味での諦めの悪さや強かさが色濃く出て最後は身震いしちゃいました。
え…普通に騙されてました 笑
問題なのはこの絶望のフリにイザベラも騙されているのかどうかという点なのですが…現時点では半々といったところかなと。
多分レイは最初のうちは本気でヘコんでて、時間が経つにつれて冷静さを取り戻して周囲を観察してエマってもしかして…って感じなんでしょうね。
で、エマはレイが立ち直るのを待っていたと。
ここまで見ていて、物語そのものは従来のジャンプの王道とはかけ離れているものの、ちゃんと主役がジャンプ主人公をしている面もあってきっと何とかしてくれるという謎の安心感があります。
残すところ2話。どういう手順と作戦を経て脱出成功に繋がるのか…本当にドキドキします。
そしてノーマンは生存フラグに違いない(2回目)
やっぱりこの3人は一緒にいないとダメだ…そう再認識させられる10話でした。
それでは次回もお会いできますように!
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コメント
こんばんは ひろです。今回 ノーマンが出荷になりました。ただノーマンは殺されたのではなく、遺伝子提供者としてのパパとして生かされるのではないでしょうか。イザベラと第3プラントは農園にとって特別の存在だとグランマは言っていました。それが、飛び切りの頭脳の持ち主を育てることであれば、優秀な人材を残すことも農園にとっては必要のはずで、フルスコアのノーマンはその対象であったと思います。
イザベラもそのつもりだったのではと思います。今回、シスタークローネが干渉してきて、イザベラにとって不安要素がでてきたため、クローネの排除とノーマンの出荷を早めることで、レイとエマを制御できると考えたと思います。残る疑問は、どうやってエマたちは脱獄するのでしょうか。
壁を伝って橋までいってにげるか? 門を通って脱出するかしかないのではと思いますが、もしかしたら生き残ったノーマンが何らかの方法でエマたちに脱出のための情報を流していることもかんがえられないでしょうか。あの糸電話は、ノーマンとエマがつながっていることを暗示しているように思えてなりません。
次回の展開が気になります。次回もよろしくお願いします。
>ひろさん
コメントありがとうございます!
私もほぼ同意見です。
丹精込めて育てた食用児を鬼に差し出す事だけが人間社会の繁栄だとは言えません。
優秀な遺伝子を残してさらに価値ある商品を…と考えるのは自然でしょぅね。
脱獄の仕方は最終回ギリギリまでお預けでしょうが、きっとクローネの置き土産とノーマンの知略が一役も二役も買ってくれるに違いありません。
糸電話が繋がりを示唆というのも十二分にありそうですね。
絶対に3人の縁は切れていないはず…そう信じたいです!
貴重なご意見ありがとうございました。