これこそが戦。激動の波に飲まれれば、人々に抗う術などない……。
どうも、アンゴルモア元寇合戦記の担当ロシアスキーでございます。
アンゴルモア、第2話ですが。いやぁ……面白い……。
↑前回の記事はこちらになりまーす!
まさかの2話で早くも物語が動き出すとは思ってなかった……。
今回も、色々と語れるポイントがございましたので!
早速語ってまいりましょう!
スポンサーリンク目次
アンゴルモア元寇合戦記 2話あらすじ
前回のあの締め方からどんな展開があるのか。迅三郎は恩賞を得られたのか。
気になる第2話でしたが……。あらすじはこちら。
まるで緊張感の無い武士たちに対し、迅三郎は呆れてしまいつい失礼な物言いをしてしまう。
軍議の場を追い出された迅三郎は独自に情報を集めるが、そんな中知人に出会い……。
といことで、重要な情報などがわりとポンポン出てまいりましたね!
早速ちゃきちゃき解説などやっていきましょう!
スポンサーリンク迅三郎の思い出の少女
前回考察していた、迅三郎が輝日姫に面影を重ねていた少女。

©2018 たかぎ七彦/KADOKAWA/アンゴルモア元寇合戦記製作委員会
なんと今回その正体があっさりと判明してしまいました。なんと少女は迅三郎の娘でございました!
いや、当たるとは思ってなかったわ……おっさんビックリ。
その娘ちゃんは、迅三郎に対してなんとも気丈にも反抗をしておりました。
何でも迅三郎が「ウチには柿の木なんぞいらん」と言っているのですが娘ちゃんはその柿の木を守ろうとしている様子。
今回はまずこの思い出の映像について語ってまいりましょう。
『ともがら』とは?
柿の木を守ろうとする娘ちゃんが口にした「ともがら」という言葉。現代ではあまり馴染みのない言葉ですね。
こちらは感じですと『輩』、もしくは『徒』と書きます。なおさら馴染みないですねぇ~。
この『ともがら』という言葉の意味ですが。「連中」「仲間」「やから」と。色々意味はございますが……。
娘ちゃんの言葉の流れから考えますと、娘ちゃんは「この柿の木は私の仲間です!」と言っていたのかなー、と。
もっと年頃らしく変えるのであれば「この柿の木は私の友達です!」と迅三郎に言っていた感じでしょうかね。
なんとも心優しくも、父たる迅三郎に立ち向かう勇気もある子じゃあないですか。
だってまだ小さいのに「一所懸命」を口にしてるもの……。武士の心意気を感じますなぁ……。
迅三郎はなぜ柿の木を不要と言ったのか?
娘ちゃんに対して厳しく柿の木が不要と言っていました。
これはどうしてなのでしょうか? と疑問に思ったのですが~……。
調べても出てきませーんw ってそれじゃあ記事になりやせんよ。
関係ありそうなのは有名な石田光成の言葉。「柿は痰の毒」なんて言葉なんですが……。まず時代が違いすぎるんですよね~。
一応、その言葉に由来し「大志持つものは最後まで命を惜しむ」なんて逸話もあるんですが、これは関係ないかなー。
じゃあこれは、ということで柿の木の花言葉は「恵み」「優美」「自然美」。
う~ん。前向きな言葉ばかりで、嫌う理由になりそうにないですねぇ。
ここで私は考えました。『柿の木』そのものが原因なんではないんじゃあないか、と。
ちょっとこじつけになるかもしれませんが、迅三郎たち流人はみな、オレンジ色に近しい服を着ています。
この鎌倉時代の罪人の服っぽい服装。その色を連想するから柿の木を嫌ったのかなーと。

©2018 たかぎ七彦/KADOKAWA/アンゴルモア元寇合戦記製作委員会
特に武士たるもの、罪人になるなど恥である、と考えてそうですし。……どうでしょ?w
いやぁ、無理やりだなぁw
迅三郎の妻とは?
迅三郎が思い出す映像は、娘ちゃんがメインでした。ここで当然疑問として出てくること。
『あれ、奥さんは!?』
もしかすると1話で娘ちゃんと一緒に映っていたのが奥さんなのかなー、とも思えるのですが。
だとすればなんで娘ちゃんが迅三郎とケンカしてるときに姿が無かったのでしょうか……?
ちょっと恐ろしい話でもあるのですが、もしかしたら奥さんはもう……?
な~んて考えても今のところはまったく情報もありません。
とりあえず言えるのは、娘ちゃんがいるなら奥さんがいるはずだ、ということだけ。
今後奥さんの出番はあるのかどうか! ここもちょっと気になりますねー!
まぁ個人的には多分回想含めて出番は無いのかなー、って思ってます。
なにせここからは本当に戦が始まるので! たぶん迅三郎も昔を懐かしむ余裕も無いことでしょうしね!
スポンサーリンク蒙古軍の戦法
今回早くも蒙古軍との戦いが勃発してしまいました……! いやぁ展開速いなぁ~。
今回は迅三郎はメイン戦力として参加はしなかったものの、しっかりと戦況を把握できる所で観察をしていました。

©2018 たかぎ七彦/KADOKAWA/アンゴルモア元寇合戦記製作委員会
その観察眼の鋭さ。迅三郎は直接戦闘能力の高さもさることながら本当に頭の回転も速いですねー!
ということで、ここでは蒙古軍の戦法などを解説したいと思います。
矢の一斉射
まず迅三郎が着目したのは『蒙古軍の弓矢の使用方法』ですね。
鳴り物……まぁつまり戦場での楽器での合図と同時に、弓兵が一斉射を行っているのに迅三郎が気がつきましたが。

©2018 たかぎ七彦/KADOKAWA/アンゴルモア元寇合戦記製作委員会
当時の日本では弓と言えば武士が敵のエースを狙ったりするもので。いわゆるメイン武装として使われることはあれど、対軍兵装としての使用はメジャーではなかったわけですね。
っつーか鎌倉時代の弓兵は弓撃ったらあとは弓捨てて接近戦というトンデモな機動戦をしていたのでね……。
基本日本はこの時代一対一、一騎打ちが主体だったわけで。そういう意味では蒙古軍の一斉射は日本軍にとっては斬新かつ脅威だったわけですねー。
迅三郎も言ってましたが、この戦法の凄い点は『弓兵の練度が低くてもいい』ということです。
膨大な数の弓による一斉射撃は、点ではなく面を制圧する攻撃。まーよーするに下手なナンチャラ数打ってナンチャラってぇやつっすわな。
超広範囲に向けて降り注ぐ弓の雨。直接的効果の他、心理的効果も抜群というわけでございます。よー考えるわ。
爆弾
これは蒙古の戦法として有名ですな。蒙古はそれまで日本人が見たことも無い兵器を使用した。
そのひとつは『火薬』……『爆弾』であった、と。

©2018 たかぎ七彦/KADOKAWA/アンゴルモア元寇合戦記製作委員会
正確には『てつはう』と呼ばれるこの兵器。単純に言いますと手榴弾の前身とも言える兵器ですが。
やはり恐ろしいのは炸裂した破片による破壊力。更に、その音による聴力の剥奪、閃光による視力の剥奪。
重ねて煙により視界を塞ぎ、その音と閃光・衝撃は馬を驚かせて使い物にならなくするという効果もあります。

©2018 たかぎ七彦/KADOKAWA/アンゴルモア元寇合戦記製作委員会
実に合理的、そして驚異的な兵器でありまして……。こんなもん初めて見ていきなり喰らったらそらあ日本の武士たちも混乱しますよ、と。
この時代、蒙古はその兵器の有用性を理解し、戦術的に使用していたというわけですねぇ~。
対馬の地形
今回迅三郎が人々から聞いて作り上げた対馬の地形図。これなのですが。

©2018 たかぎ七彦/KADOKAWA/アンゴルモア元寇合戦記製作委員会
聞きかじりにしてはホント、良く出来ています。かなり実際の地形に似ておりますね。
この地形図を作り上げ、「島というよりは国だな」と言っていましたが。実際広いんですねー、対馬。
面積は属島を含まなくても696.10平方km! 日本の島の面積ランキングでは堂々第4位でございます。
各地には小さな港などもある他……断崖絶壁もそこかしこにあるということで。
迅三郎も気にしていましたが、この対馬を戦場とした場合その広さが問題になってきます。
「南北に徒歩で5日」「東西なら山越え1日」。移動に時間のかかる島です。
守備側である迅三郎たちにとってはこれは非常に不利でございます。
というのもあまりにも土地が広すぎて、守備の陣を構築するのも一苦労なんですねー。
島に乗り込む蒙古にしてみれば、島の周りを船でぐるりと周って「あ、こらよさそうな地点だわー」と乗り付ければいいんですがね。
島にいる迅三郎たちはそうはいきません。敵が島に乗り込むならそこへ向かわないといけませんし、その為にも敵の動向を逐一知っていないといけないわけなんですねー。
単純に、常々敵に遅れをとることになってしまう形ですね~。敵の動向分かんなきゃ上陸も阻止できねぇ。
阻止しようとしても移動でも疲れっちまう、と。
今後の展開がどうなるかはちょっとまだ読めないですが。この辺り迅三郎の義経流的兵法で逆転の目を手繰り寄せるのではないかと思いますね。
いやぁ、楽しみです。
スポンサーリンクアンゴルモア元寇合戦記 2話の感想
結構評価高いんではないでしょうか、と思えるアンゴルモアの反響です。
アンゴルモア元寇合戦記 第1話と2話をAmazon Prime Videoで観た。原作未読でまだ2話しかやってないけど、すげぇ手に汗握る展開で見応えありますわ。視聴継続、原作も買おうかね
— gepaltz3 (@gepaltz3) July 18, 2018
↑実際まだ2話ですが、クオリティはかなり高いと思いますね。丁寧に作られてるのがわかります。
しかし、こんなご意見も。
アンゴルモア2話視聴、前話を見逃してた。
戦闘シーンがなんていうか、その、しょぼい…。大軍に突っ込む武士団って感じがあんまりしなかった。漫画では槍先揃えた高麗軍の大軍の描写とかあったじゃん。悲壮感も足りない。真継男の死亡シーンは政治的にカットなのか。夜通しの行軍の緊張感もなかったし— Moltke (@Moltke_Shiina) July 18, 2018
アンゴルモア2話目にして早くも作画危険水域。合戦シーン何の迫力も感じない。
まぁ確かにイミフなフィルターかけてんのとか、ちょっとした演出がいちいちダサいとか、最初から随所に不安はあったけど…単純に予算不足なんやろなぁ。原作好きやったのに悲しいが次もこんな感じなら多分切る— 文太 (@bunta223) July 18, 2018
↑原作を知っている方たちから見ると、迫力に欠ける、という言葉も見受けられますね。
この辺りは、マンガをアニメにするにあたり難しい部分だと思います。どこまで再現できるのか。
予算・納期・制約の中で作っていく上ではやはり何かを犠牲にしないといけないのでしょうかね~。
アンゴルモア~元寇合戦記~ 第2話
アンゴルモアなんて呼ばれてたのか…。ああ、あと俺はどちらかといえば向こうの国がこちらの国に進行するにあたって船の制作に手を抜いていた説の支持寄りです。人材という人材が払底した上に良い加減で適当な船作った説を支持します。#アンゴルモア元寇合戦記— Ckrywh (@Ckrywh) July 19, 2018
↑こういうお言葉もありますね。なんでも、蒙古の船が沈んだのは船が手抜きで作られたって説もあるみたいです。
で、たまたま嵐がぶち当たったときに手抜き船だから沈んだ、とかw
され、私個人の感想ですが。
面白い! 引き込まれる!
今回明確に迅三郎に「一週間の防衛」という目的が提示されたことにより物語のゴールがまず見えたのが大きいですね。
恐ろしい戦力差があるのに一週間耐えなくてはいけない。この逆境感! たまらないですね!
そして、助国率いる対馬武士の生き様。戦力差を知りながら、立ち向かう覚悟。
更に迅三郎に後詰と称して情報収集させるという助国の自らすらも護国のために使う心意気……。あぁ、泣ける。まさに良くも悪くも日本男子(やまとおのこ)よ……。
対馬の命運を(望むと望まざると)託された迅三郎は今後どのように戦うのか! 迅三郎は対馬と人々を守れるのか! 期待に胸が躍りますね~!
あとは、輝日ちゃんのポンコツっぷりがw 結構ツボですw
まさか相手が妻子持ちだったとか思ってないんだろ~な~w
次回は3話ということで。戦の推移と迅三郎たち流人たちの心情の変化が気になりますね。
皆が皆対馬のために戦うのかどうか……戦うとして統率は取れるのか!
恐らく大人しく1話を消費する類の作品ではないと思うので! また波乱があると思いますよ!
さてさてここで宣伝を。
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もう始動間近です!
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ではでは、また次回の記事でお会いいたしましょう! ロシアスキーでした!
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