遠からんものは音に聞け、近くば寄って目にも見よ! これぞ朽井流の戦のやり方よぉ!
どうもっ! アンゴルモア元寇合戦記の担当! ロシアスキーでございます!
さてさてアンゴルモアの第3話が来ましたが……いやぁ。最近の作品ってこんなに展開速いのが普通なのかしら?
さっそく本格的に迅三郎が動いたし、見せ場っぽい夜襲まで!
ウキウキしながら見てましたが、語れるポイントは今回もありましたね!
ではでは、さっそく参りましょう!
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アンゴルモア元寇合戦記 3話あらすじ
正直、迅三郎が指揮を執るのはもう1話2話くらい後だと思っていた。
まさかこうも早く迅三郎の戦が見れるとは思っていなかったのでうれしいですねぇ、ということで。3話のあらすじでございます。
迅三郎は猛り、蒙古への反撃を開始するが、それは小さな勝利をもたらすことしかできなかった。
見事この戦での勝利を成し遂げるため、夜襲を仕掛けると提案する迅三郎。少数での奇襲は成功するのか……!?
ということでね。本当に早速見せ場がやってきた感じですな~。いいですよね、奇襲作戦。
さて、ではポイントポイントを語っていきましょう!
スポンサーリンク迅三郎の恐ろしい腕前
敗走する武士たちを煽り鼓舞し、再度の戦闘へと促した迅三郎。当然言葉だけではなく、迅三郎もまた戦いに身を投じます。
ここで迅三郎の戦闘能力として恐ろしいポイントがあったのでご説明を。
ここ、ここです。迅三郎が放ったこの一矢。これ、普通の矢ではなく、いわゆる『鏑矢』なんですよ。この鏑矢。そもそもメインの用途は『音を鳴らし、合戦の合図として使う』物でして……。
まぁぶっちゃけますと、戦闘に使用することはできても、普通の矢には性能上劣るはず……なん……ですが……。
迅三郎は恐ろしいことに、その鏑矢でいきなりのヘッドショットを果たしております。
弓こそ自前で用意したものでしょうが、慣れぬ鎧に身を包み、鏑矢一発で敵将をいきなり討つ。
……剣の腕前もそうですが、これを平然とやってのける迅三郎の実力は、やはり飛びぬけて高いのではないかと推測できますね!
逆襲作戦
今回初手で迅三郎が行った逆襲作戦。その説明において『線が伸びきっている』という言葉がありました。
ここでは、この言葉と『追撃戦の仕組み』について解説したいと思います。
『線が伸びきる』とは?
迅三郎の言った『線が伸びきる』という言葉ですが、ちょっと硬い物言いですね。
続いての迅三郎の説明も併用すると分かりやすいのですが。これはつまり。
『陣形が乱れ、細長い形になってしまっている』ということでございます。
本来軍とは進撃時、陣形いわゆるフォーメーションをしっかりと組み、足並みを揃えて行軍するのは基本です。
これはつまり奇襲などをさせぬ為、そして連絡をしっかりと取れるようにする為でございますね。
しかし蒙古は追撃戦において、その鉄則を守れずに無駄に細長~い陣形の形になってしまっていたんですね。
追撃戦について
で、それがどうしてよくないことなのか、ということなのですが。ここでまず追撃戦についての説明を。
戦いにおいて、大きな激突の際どちらかが完全に敗北しないかぎりは、敗軍は撤退戦に入ります。
敗軍は撤退し、体勢を整えなおしたい。なので勝った軍はそれを阻止するために追撃戦に入るわけですね。
この追撃戦ですが……実は非常に面白い戦いでもあります。
この追撃戦を上手くできないと……戦況が一気にひっくり返るってことがありうるんですね。
というのも、勝った軍というのは士気が高まっていることもあり、気が急いてしまい足並みが揃わないことがあります。
これが今回の迅三郎の逆襲作戦の時の状況ですね。
兵科にもよりますが、騎兵、歩兵などは移動速度が違いますので、勝手気ままに追撃なんてしたらまとまっていた戦力もバラバラになってしまいます。
それまで数の優位を保っていた状態が、一気に崩れてしまう。すると……。
逆に敗軍が逆襲してきて、カウンターを貰ってしまうことになりかねない、というわけです。
ましてや今回の現場は谷。陣形を直そうにも狭い谷ではそれもできない、と。
だからこその迅三郎の逆襲。だからこそのこここそが攻め時である、と迅三郎は判断した訳ですね~。
とは言っても、少数で追走部隊へと逆襲するというのは勇気と気迫のいることではありますが……。
迅三郎は見事士気を再度奮い立たせ、この逆襲を成功させました。
……迅三郎、カリスマすごいなぁ。
スポンサーリンク迅三郎が無茶をした理由
少数での無茶。逆襲作戦を無理にでも果たした迅三郎。その目的ですが……。
迅三郎は敵に奪われていた、助国、右馬次郎両名の首を取り返してきました。
これはずばり、それを敵に晒され続けていては対馬武士たちの士気に影響があるから、ということです。
それまで自分たちを指揮していたリーダーの首など晒されていれば、当然それを見た兵士は物怖じをします。
『あんな人でも勝てなかった』『俺たちも勝てないんじゃないか』。そう思ってしまうわけです。
一度不安の種が芽生えると、それは大きく戦力を削ぎます。不安は緊張を生み、緊張は本来の実力を奪うのです。
とはいえ、迅三郎は恐らくそれだけを目的に動いたのではないのではないか、と私は考えます。
確かに、戦の為にというのもあったのでしょうが。恐らく……迅三郎は輝日の為、そして助国、右馬次郎への敬意の為。
それらを総合的に判断し、無茶をしたのではないでしょうか?
そこまでセンチメントな男かどうかは分かりませんが。迅三郎もまた日本男児であるが故に、日本男児たる二人を最後に助けたかったのではないか。
私は、そう思っております。……まぁ、でも迅三郎はそんなタイプかと言われればちょっと言葉を濁すしかないですがw
奇策・夜襲作戦
なんとか無事に撤退した迅三郎ですが、なんと総員撤退ではなく、逆にこのまま夜襲を仕掛けると言い出します。
これですが、たしかに効果的とは言えます。それまで勝ちムードだったのに、最後の最後に泥をかけられた蒙古軍。
なんとか憂さを晴らしたいと思っているでしょうが、詳細を知らぬ土地では夜中行軍など出来ません。
迅三郎の逆襲が脳裏に焼きつきつつも、蒙古軍は休息を取るしかないわけです。
『また襲撃してくるのでは?』『いや、あんな少数では夜襲などありえまい』。
疑心暗鬼になりつつの休息というのは、十分な体力回復を果たせません。精神が休まらないわけです。
恐らく迅三郎に勝算あってのことでしょうが……。その結果は次回のお楽しみ、ですね。
お楽しみといえば、阿無志くんが持って帰ってきた蒙古のお宝。これの正体も気になりますねぇ。
おそらくは……前回使われていた『てつはう』なのではないか、と予想しております。
阿無志くんの夜目なら、効果的な場所に投げての使用もできるでしょうしねぇ。
いやぁ、楽しみ楽しみ。
迅三郎の過去 家族編
今回迅三郎の語りにより。迅三郎の家族について判明致しました。
なんと迅三郎には多いとき4人の妻が、そして娘ちゃんもしっかりと娘と明言されました。が……。
なんとその妻と娘は、流行り病によって既に……。おぉぉお……。
さて、その流行り病ですが。ちょっと……調べたのですが『これだっ!』というのが掴めないのですが。
時代背景と病気の流行った時期などをすり合わせると、恐らく『天然痘』なのかなぁ? と思います。
日本では古来『疱瘡』と呼ばれた病気ですが、その歴史は古くおよそ6世紀ころに国内で広まり、その後日本では江戸時代までの間に大流行したとのことで。
致タヒ率の高さから考えると、この病気だと考えるのが自然かなー、と思うのですが。どうだろうなぁ……。
ちなみに補足。鎌倉時代くらいの時は一夫多妻制は全然普通です。っていうか……。
一夫一妻制が日本で広まったのはなんと明治時代くらいからってこって。案外この国は一夫多妻のほうが歴史的に長かったわけですねー。
なので、迅三郎が奥さんたくさんいても時代的になんら不思議はない、と。
スポンサーリンクアンゴルモア元寇合戦記 3話の感想
今年の夏アニメって結構評判良い作品多い気がするんですよねー。
「アンゴルモア元寇合戦記」第3話。迅三郎、討ち死にした宗氏から譲り受けた甲冑を身に纏い出陣。流人勢には元武将もいて、鎌倉武士たちの本領発揮と言ったところ。合戦シーンも見所だが、本作はそれ以外にも緊迫感に溢れるシーンが多くて見入る。和紙のようなテクスチャも雰囲気ある。#アンゴルモア
— 長雨 (@long_rain) July 24, 2018
3話まで。教科書レベル以外の史実は全然知らないけど雰囲気は割とがっつり歴史物っぽくて好き。継続。 #アンゴルモア
— ミラレソ@マクロス初代〜Δ (@h270601) July 24, 2018
↑好感触なご意見。和紙テクスチャは賛否両論か? 自分は好きです。
アンゴルモア3話も体感5分くらいだった。原作はアニメ終わったら読みます。
— ドリパス (@drepass__) July 24, 2018
↑見事に引き込まれて原作への興味も湧いている方が!
さて、今後地上波での放送が続々開始された後次第ではありますが。まま、3話時点では好評な意見が多いのかなぁ、と。
私個人の感想ですが。
いや、おもろい。って毎回言ってる気がするけど。
迅三郎の戦士としての側面が本当に見ててワクワクするんですよね。不利を覆すその戦い方とか。
あと、人心把握が上手いというか。裏表が基本無いから慕われるというか。
ただまぁ表情が時々恐いのが難点ですがw
ここまで結構迅三郎はトントンッ、と戦禍を上げてきてるのですが。この3話での作戦にブレが生じたのがどう影響するか。
そして輝日の命運たるやいかに!? いやぁ、引っ張るねぇ~……。
あとね。気になることなのですが。ここで。この位置で考察を一つ。
輝日ちゃん。キミ、迅三郎にキスしたよね? い~や、したに違いない! この赤面!
したね、絶対した。間違いないね。
え、何を語っていやがるんだって? いいじゃあないですか。こういう息抜きも大事ですよw
とはいえ、重厚なシナリオに、これからの戦がどうなるのかという不安。
見ている側としてはホント、一週間が待ち遠しいですね~。楽しみ楽しみ。
問題は戦シーンがわりかし地味なまま進んでるってことかな~……まぁ、これはもうちょい様子見で。
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以上、ロシアスキーでした。次回もまたよろしくお願いいたします!
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