気楽に飛べないアホウドリ。
はいどうも、ロシアスキーです!
今回『BNA ビー・エヌ・エー』の記事は第7話となりますね!
前回の引きがあんなんだったんでどんな展開になってくるのか、というところだったのですが。
……まぁまぁ、徐々に語っていきましょうかねw
BNA ビー・エヌ・エー 第7話 あらすじ
そんなみちるの部屋の屋根を突き破り、一人の獣人が現れる。
それはワタリアホウドリの獣人、ピンガという男であった。
ピンガの渡り鳥としての暮らしをうらやむみちるは、ピンガと共に空の散歩へと飛び出していく。
一方、士郎とロゼはアランと対面することになるのだが。
アランは銀狼教団のアニマシティへの受け入れを拒むようにと命じる。
アランの態度に苛立つ士郎であったが、アニマシティに未確認飛行獣人が入り込んだ、という話をいぶかしむ。
みちると共にいたピンガを疑う士郎。一方、銀狼教団はメディカルセンター前で抗議行動を開始して……。
といった感じで。今回はアランが動き始めて、更に銀狼教団も負けじと暗躍する、って感じでしたね。
なんでしょうかね。今後はアニマシティサイド、シルヴァスタ製薬サイド、銀狼教団サイドの三つ巴の物語になるんでしょうかね?
とりあえずは、要点について語っていくといたしましょう!
銀狼教団のマッチポンプ?
まず語りたいのはこちら。
『銀狼教団はマッチポンプを仕掛けたのか?』という点についてです。
え、どういうこと? って思われる方がいるかもしれないので説明を。
マッチポンプとは簡単に言いますと『自分でマッチで火をつけて、自分でポンプの水でそれを消す』ということで。
要するに『自作自演』を意味する言葉でございます。
まぁこの場合『自分でボヤを起こして自分で鎮火していいことをしたという風に見せかける』ってことですね。
で、なんでこれを話題に出したかといいますと。
今回のラスト。アランが襲撃されたのを結果としてなずなが助けたシーン。
あれこそが銀狼教団のマッチポンプだったのではないかと私は考えております。
そもそもアランを襲ったメテオールの行動ってのがちょっと不可解なんですよね。
そりゃあ、メテオールが半獣人サイドの思想の持ち主、あるいは半獣人サイドの人間に雇われた存在だとすれば。
アランを襲うっていうのはある種の筋が通っているとは思います。
なにせアランはアニマシティに多額の資金援助を行っているらしいですからね。
半獣人側の人間にしてみればアランという存在はとても目障りな存在だといえます。
ただ……もしもアニマシティを瓦解させるのが目的なら。
アランもそうですが、ロゼ市長を狙うのが最も効果的ではないでしょうか?
ロゼ市長を狙った場合、攻撃が成功すればロゼ市長を排除できるのでアニマシティや獣人サイドに大打撃を与えることが可能でしょう。
しくじったとしても、ロゼ市長を守っている士郎などの護衛などの戦力の把握もできます。
ただ、アランを狙った場合……。
成功したとしても、直接的にアニマシティや獣人に打撃を与えることができるか、というと疑問です。
アランは確かにシルヴァスタ製薬のCEOではありますが。トップを排除したとしても、後継者が先代の意思を継いでしまえば結果は変わりませんし。
ロゼ市長が健在である以上、半獣人派を糾弾するような声明を出されたりしてしまうでしょうから。
正直デメリットしかないと思うんですよね。
アランへの攻撃をしくじった場合も似たような結果になります。
半獣人派への非難の声明が上がり、世論が獣人派に偏っていく。
そんな流れになることは容易に想像できます。
……このように、正直半獣人派がアランを狙う理由……というかメリットがないんですよね。
となると、メテオールのアランへの襲撃は違和感しかない行い。
そう考えると、必然的に裏があるのではないか、と考えた方が自然でしょう。
だからこそ、私はこのアランへの襲撃、そしてその後の救助まですべてが銀狼教団の仕込みなのではないか、と考えております。
獣人派、とまで言えるかは不明ですが。少なくともアランはアニマシティのスポンサーという立場。
そんなアランが襲われたのを助けた、となれば。ロゼ市長やアランも、銀狼教団を認めざるを得なくなります。
あわやアニマシティから退去させられる、となっていた銀狼教団としては。
これはまさに大逆転のための一手であるといえます。
……っていうか、こうして文字にすると分かりますけど。
正直この可能性しか考えられないってくらい銀狼教団に都合のいい展開なんですよね!
なのでここはもう素直に、『銀狼教団はメテオールを使ったマッチポンプをしかけたのではないか!?』と。
私はこう断言させていただきます!
……個人的には、銀狼教団はもうどうしても胡散臭く見えてしまうので……w
アランの知っていることとは?
続いて語りますはこちら。
『アランが知っていて、隠していること』についてとなります。
……と、大層なことを書きましたがw
あくまでもこれは私の読みというか、推理であるということはご理解くださいませw
さて、私が今回のアランの言動で気になったのはこちらのシーン。
ロゼ市長に会いに来たときの、『銀狼教団受け入れを拒むように命じる』というその様子ですね。
アランはアニマシティに資金援助をしている、ということは……。
(裏で何か企んでるとか考えがあるとかは別として)
アニマシティのあり方や理念に共感している立場、ということになります。
ロゼ市長も言っていましたが、アニマシティは全ての獣人を受け入れるための場所、というのは間違いありません。
なのになぜ、その理念に反するようなことを命じるのか。
そこに言及された時アランは色々と誤魔化すようなことを口にしていましたが……。
私としては『アランは銀狼教団の狙いや正体を知っているのではないか』と思いました。
銀狼教団の胡散臭さについてはもう前回の記事や上の項目で語ったので割愛しますが。
どう考えても何らかの悪巧みをしていると思うんですよね。
で、アランはその悪巧みについて情報を入手していて……。
銀狼教団がアニマシティに定住すると『アニマシティにとってよくない』と知っている。あるいは……。
『自分の計画のためには、銀狼教団がアニマシティにいるとジャマである』と。
このどちらかなのではないかなぁ、と思っております。
さてそう考えますと……。
もしもアランが悪巧みをしていないとすれば。銀狼教団がアニマシティに入るとよくないということを。
わざわざロゼ市長や士郎に隠したりはしないでしょう。
と、なると……? 導き出される答えは一つです。
『アランはなんらかの悪巧みをしており、その障害となる銀狼教団を排除しようとしていた』ということでしょうね。
詳しく語るとロゼ市長や士郎に悪巧みを感づかれる恐れがあるから、ぼかして誤魔化して……。
でも何とか銀狼教団は排除したかった、という感じなのではないでしょうか。
ただそうなると、アランは銀狼教団の何を、どこまで知っているのか、っていうのが疑問になっちゃうのですが。
これに関してはまだまだ情報不足ですね……。
個人的には、アランと銀狼教団の争いについても注目していきたいと思いますね!
みちるとなずなの対比
続いて語りますはこちら。
『みちるとなずなの対比』について語っていきたいと思います。
前回からうっすら感じていたことではあったのですが……。
みちるとなずなは、完璧に対称となるようなキャラデザなんですよね。
例えば獣人としてのベースはそれぞれタヌキとキツネ。
どちらも昔から、変化する動物として語られてきた動物ですね。
そして二人が二人とも、肉体を自在に変化させられる特別な獣人です。
特に今回分かりやすかった(印象付けされていた)のは、二人とも翼を出したことですね。
それぞれの飛行の描き方は違えど、同じ話で翼を出して飛ぶ、というのはまさに象徴的と言えるでしょう。
そもそもの話をすれば、どうやらこの二人は同じ交通事故に巻き込まれた過去がある様子。
となると、その事故の前後の出来事こそ、二人の体の変化の原因であると想像できるわけなのですが……。
なんにせよ、ここまで状況や能力やらが似ていると、当然それが偶然とは思えません。
おそらくこの作品において、主人公たるみちるは当然として、なずなもかなり重要なキャラクターである、というのは間違いないでしょうね。
ただなずなのポジションが、『ヒロイン』なのか。それとも『ライバル』なのか。ここはまだ未知数ではありますが。
これに関しても私はいろいろと考えているのですが……。まだまだ核心に至れてない感じですね。
ただちょっと気になるのは、なずなは過去みちるに対して『私は選ばれる側ではなく、選ぶ側になりたい』というようなことを語っておりました。
そのセリフについて考えると、『ボリスに救われて教祖と奉られている現状』って、その言葉とは矛盾している気がするんですよね。
だって、それって『選ばれてる』ってことに他ならないですもんね。
それを踏まえて考えると……。
『なずなは実はボリスを逆に利用していて、最後の最後に銀狼教団の支配権を奪う』つもりなのかな、とか思い付きまして。
それこそ、最後の最後にちゃぶ台をひっくり返して、選ぶ側の立場を手に入れる、とか……。
ただそうなった場合、恐らくはなずなはみちると衝突は不可避でしょうから……。
ライバルポジション、ってことになるのかなぁー……。
ただこの予想を打ち砕く要素として。
以前なずながみちるに、『オーディションの審査を通過した』と語っている場面もあったんですよね。
つまりその時のなずなは『選ばれる側』としてアイドルになろうとしていた、ってことなので。
なずなっていうキャラクターに関しては、またまだ見えない部分も多いので。
みちるとなずなの関係、そしてそこから物語の展開を読むのはかなり厳しいのですが。
私としては、『最後の最後に明確な敵となったなずなはみちると激突する』という予想をしておきましょう!
BNA ビー・エヌ・エー 第7話 感想
さてそんなBNA ビー・エヌ・エーの第7話の感想なのですが。
う~む……パワーダウンしないなぁ……。
今回は獣人の人権問題というものについても触れられていましたね。
正直、シリアスで非常に唸ってしまいましたね。
ここにきてコメディ色よりもシリアス色が増していくこの感じ。
更なる世界の広がりというか、語ってない重要なこといっぱいあるぞ! と感じさせてくれますねぇ。
後はシリアスさが増していくことで、今まで以上に退屈させないようになってるんですよね。
あ、テイスト変わったな、っていうか。
雰囲気がかわったことを視聴者がはっきり感じ取るから、またひきつけられていく。
いや、実にいい出来ですよ、実際。
7話ということもあり、物語が後半戦に入ったっていうのがしっかり感じ取れますからねぇ。
本当に、否応無しに盛り上がっていくんではないでしょうか。
以上、ロシアスキーでした! 次回もよろしくお願い致します!
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