こんばんは。眼鏡は顔の一部じゃない、全部だ! 雨琴と申します。『約束のネバーランド』2期を担当しております。
※コメント欄でのネタバレも厳禁でお願いします!
前回は追手に襲われたエマたちを助けてくれた二人の鬼、ムジカとソンジュのもたらした情報や、外の世界で生きていくためのノウハウが目立つ回でしたね。
それを受けての今回。早くもウィリアム・ミネルヴァの指定した座標にたどり着き、橋頭堡とも言えるシェルターを手にしました。
けれど良いことばかりではない様子。新しい情報の整理や、これからの展開予想などしていこうと思います。
それでは今回も気づいたこと感じたこと思ったこと、考えたことなどふり返ってみましょう。
ソンジュの本心
エマたちと別れたあとのムジカとソンジュの会話で物騒な真意が明らかになりました。
まずソンジュたちの信仰は原初信仰というもので、人間を食べないことが教義というわけではないこと。
ソンジュはエマたちのようないわゆる養殖物の人間は食べないようですが、彼らが繁殖したあとの天然物であれば「食う」と明言しています。
加えて過去にも腹いっぱい食べたことを示唆する発言もみられました。
鬼の寿命がどのくらいかわかりませんが、過去にもハウスを脱出して外の世界で子をなした子供たちがいて、天然物として狩られたのでしょうか。
ムジカはエマたちのような立場の人間と会うことは初めての様子でした。
ムジカとソンジュも一枚岩ではないのでしょうが、この二人の関係も気になりますね。なぜ一緒に旅をしているのか。
シェルター確保
ウィリアム・ミネルヴァの指定した座標にたどり着いたエマたち。目印も何もなく途方に暮れかけましたが、シェルターを発見・入手することができました。
当面の食料に心配はなく、水は地下水。電気は自家発電と燃料による補助発電。畑もあるしエマは狩猟の心得もできた。
確かに欲張らなければいつまでも生活できそうな設備です。
生活レベルは一度上げてしまうと落とすことが難しいので、温かいお風呂に久しぶりに入って安心してしまうというのもうなずけます。
監視カメラと無線機で周囲やハウスの情報も得られるというのも大きな安心材料ですね。
ピアノや図書室といった文化面もフォローされている点も興味深いです。
特に図書室の本にはどういったものがあるのか。外での生活に役立つ知識や、新たなコードブックがまぎれている可能性もあるかもしれません。
ただ、ゆっくり図書室の本を調べている猶予があるのか心配な状況ではありますが。
電話とhelpの文字
エマたちが見つけた扉の向こうには電話がありました。例のペンを鍵にして開くということはウィリアム・ミネルヴァとつながりがあるのか!?
そこは期待通りに、ウィリアム・ミネルヴァを自称する人物からの電話を着信しました。
これだけでも物語の引き際として十分ですが、一方その頃アンナたちが見つけた不穏すぎる部屋の壁。
どう形容していいか言葉に迷いますが、痛いことか怖いことを想像するなという方が難しいhelpの文字でしたね。
至れりつくせりのおもてなしが実は罠というのは古今東西の物語でも枚挙に暇がありません。
『注文の多い料理店』とか『ヘンゼルとグレーテル』なんかもその類でしょうか。
設備自体は子供たちのために用意されたもので間違いないのでしょうが、既に安全な場所ではなくなっていて、ウィリアム・ミネルヴァは「逃げろ」と伝えるために電話をかけたのでしょうか。
はたまたミネルヴァ氏自体が子供たちに危害を加えることが目的の人物なのでしょうか。
このタイミングでミネルヴァ氏というヨスガをなくすと、次の行動が考えづらくなりますし、前者の方がありえますかね。
約束のネバーランド2期3話感想
絶妙な引き逃げにはやく続きが見たくてしょうがないです。
ナットの意外な特技が描かれたことなど子供たちの掘り下げもありがたいですし。
子供たち一人ひとりへの眼差しが丁寧に描かれているから、サスペンス展開も映えるんですよね。
『約束のネバーランド』シリーズのふり返りはこちらで
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