眼鏡は顔の一部じゃない、全部だ! 雨琴です。『約束のネバーランド』2期を担当しております。
※コメント欄でのネタバレも厳禁でお願いします!
前回はウィリアム・ミネルヴァからの録音メッセージから始まり、せっかく手に入れたシェルターを手放す大立ち回り。
イザベラが何やら鬼と取引をしているところで終わりました。
それを受けての今回は冒頭から食用児の瓶詰めが映り何事かと思ったら、あれから一年経ったみたいですね。
シェルターから逃げ延びたエマたちを待っていたのは困難な日常だったようです。
今回も気づいたこと感じたこと思ったこと、考えたことについてふり返っていこうと思います。
鬼の世界で生きること
エマの独り言にもありましたが、改めて鬼の世界で生きることの困難さに直面しています。
生存を脅かす外敵から身を守りながら、衣食住を確保し続けなければならない。
狩りも安定的に食料を供給する手段とはなっていない様子です。
エマたちはただの子供というには身体能力的にも優秀ですが、とは言え生活するということそのものが大変なことです。
当たり前に働きながら家事をして一人暮らししている社会人がいるって未だに信じられないです。
エマたちの場合は常に追手や外敵への警戒もしなければならないので肉体的にも精神的にも過酷な環境と言えそうです。
神殿に来る鬼と退化
現在エマたちが暮らしている場所は、鬼たちにとって神殿のようです。
と言っても放棄されて長く時間が経過している様子でありますが。
歳をとった鬼が定期的に足を運んでは祈りを捧げているようですが、牧場の肉への言及があった点から、ムジカたちの原初信仰とは別の信仰のようです。
この鬼は盲目なのか、加齢の影響で五感が鈍っているのか、エマたちが人間だということに気づいていないようです。
家族のために祈り、「良いものを食べれば退化をとめられる」旨をつぶやいていました。
市場で出会った鬼の家族の様子を見るに、退化とは鬼たちにとって脅威であることがわかります。
良いものを食べれば止まるのか、そう信じられているだけなのかはわかりません。
栄養状態が悪いとあの強大な肉体を維持できなくなると予想します。
以前ムジカが鬼の姿形について言及していた気がするので、物語のキーポイントになりそうです。
ノーマンとの再会
本物の鬼を相手取った鬼ごっこは本作品の醍醐味な気もしていますが。
鬼ごっこの果てにエマたちを囲んだ鬼の中にいたのは、まさかのノーマンでした。
出荷されたはずがどうやって生き延びたのか。気になるところです。
ノーマンの連れている他の鬼たちは何者なのでしょう。服装からして手や足を隠す長い衣服をまとっているので人間の可能性もあるかもしれません。
個人的にギルダの側に来た鬼の正体はイザベラなのではないかと想像していたのですが、ここでノーマンが出てくる展開となるとイザベラではなさそうですね。
『約束のネバーランド』2期5話感想
毎度引き逃げの上手な作品です。続きが気になって仕方がない。
前回シェルターを放棄したときは、まだまだシェルターでできそうなことがあるのにもったいないと思ったものですが。
ここでノーマン再登場となると今後の展開の密度もものすごいことになりそうです。
鬼も人を食べねばならない事情があって、エマたちも生きていかなきゃならない。
命をかけた鬼ごっこの行末が気になります。
『約束のネバーランド』シリーズのふり返りはこちらから
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コメント
言っておきますが、約束のネバーランドアニメ2期は、原作を大幅に改変したものです。
「退化」のことを詳しく知りたい場合は、原作を読むべきです。
はっきり言って、アニメ2期は、原作の【GP編】という大人気ストーリーをすっ飛ばして、ストーリーをかなりいじって、別物にしています。しかも、【GP編】が無いのに、エマ達が鬼の仮面を持ってること自体がおかしいのです。また、原作では、あそこは『神殿』ではありません。
この記事を書いた方、そして読んだ方に言います。
««※絶対に原作を読みなさい※»»
マジで原作読んで下さい。ホントに別物です。原作は感動シーンも多く、アニメよりも深い作品です。
このアニメの原作改変によって、原作ファンの怨嗟の声が、ネット中に響き渡っています。ノーマンは、「やっと会えたね」と言っていましたが、原作ファンからすると「もう会えたね」という気持ちになったでしょう。年下の子供がヌルヌルの魚を食っていましたが、エマは、下の子供たちに、毒味まがいのことはさせません。原作ファンの感想ですが、「とても残念な作品」という声が大半です。
アニメに慣れ過ぎて、原作を読んだ時に、違和感を抱かないうちに、原作も読むべきです。