近しいからこそすれ違う。
どうも、ロシアスキーでございます!
今回、呪術廻戦は17話目となりますね。
前回はパンダとメカ丸によって非常に燃えた回だったわけなのですが……。
今回は前回の引きから、真希対三輪。
さらには野薔薇対桃や真希対真依という……。
女性陣が大活躍な回でございましたねー!
(……のわりには、華よりも熱血成分のほうが多かったような……?w)
ではでは、色々と語ってまいりましょう!
呪術廻戦 第17話 あらすじ
真依から真希のついて聞かされていた三輪は、予想外の真希の実力に防戦一方になる。
一方、パンダ・メカ丸とそれぞれ離れることになった野薔薇と桃もまた、一対一の戦闘を開始する。
野薔薇の言葉を許せない桃は、野薔薇に対して『女性が呪術師として生きること』という部分に関して、野薔薇に言葉を叩きつける。
だが、野薔薇もまた、桃のその言葉に対して反発し、感情を爆発させる。
互いに意見をぶつけ合う中、野薔薇は桃を追い詰めるていくのだが……。
といった感じで……。
まさに、今回は全編通して女の戦いが描かれまくりって感じで……。
そんな中で、野薔薇と桃の『互いの主張のぶつかり合い』であったりとか。
真希と真依の『姉妹という関係だからこそのぶつかり合い』というのが描かれていって。
最初は桃と真依に関してモヤモヤしてたんですが。最後は爽やかな視聴了感がありましたね~。
ではでは、今回の内容について、個別に語ってまいりましょう。
今回登場の新キャラについて
まず語りたいのはこちら。
『今回登場した新キャラについて』ということで……。
まさかの事前情報無しに新キャラポーンと登場とか、あぁ~ビックリしたぁw
ってことで、今回新キャラが2人でてきたので、それぞれについて語っていきたいと思います。
守銭奴呪術師 冥冥
今回『シレ~ッ』と居たんで本当にビックリした!w

©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
金こそ全てだ、と言わんばかりの(あの五条にすら言われるほどの)守銭奴呪術師、冥冥!
……これ、苗字が冥で名前も冥なのかな? 中国系?
この冥冥さん、なんでも公式HPによると『個人で活動する1級術師』ということで。
いわゆるフリーランスで、しかも実力が1級という。なかなか面白い立ち位置の方みたいですねー。
使用する術式に関しては不明ではあるのですが……。
ただ今回のちょっとの会話から分かったのは、どうやら冥冥は『動物の視界をジャックできる』もしくは『動物と視界を共有できる』という術が使えるようですね……。

©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
それが冥冥のメインの能力なのか。それともそれは冥冥固有の能力ではなく、まだまだ他に能力を隠しているのか……。
その辺りは今後分かってくるのかなぁ、と思うのですが。
とりあえず言えるのはOPのこのカットのキャラが冥冥であろう、ということはまず間違いないでしょうね。

©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
そう考えると、このカットでも多数の鳥が描かれていますから……。
冥冥の能力に関しては『動物』というのがかなり重要なキーになっているのではないか、という風に私は予想しております。
あと気になるのは五条の問いでもありましたが。
『冥冥はどちら側に立つ人物なのか』ということですが。
まぁ……これに関しては冥冥が本当に『金の味方』とまで断言してるので。
どちら陣営、というよりは。あくまでも中立っていう立場は崩さないとは思いますね。
ただ冥冥が『金以外』になにか大事なものがあるのなら。それが立場を決める理由になってきそうだと思うのですが……。
まぁ、今後の冥冥の立ち回りはちょっと注目していきたいですね!
禪院家当主 禪院 直毘人
そしてもう一人の新キャラは、呪術師御三家である禪院家の当主。

©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
かなり個性的なキャラクター性を感じる男、禪院 直毘人!
……まぁ、禪院家の当主、となると極普通の一般人って感じではないのは分かってましたけれども。
なんというんでしょうかね……。真希が家を出ると言った時も、怒るでもなくどこか不敵な様子を見せてすらいたところとか。
やはり御三家の当主ともなると、只者ではないのか、と。わずかな出番だけで視聴者にイメージを与えてくるのはすごいなぁ……。
ただ、その只者ではない、っていうのに関して言うのであれば……。
真希が家を出て、そっから当主を目指すと言った時に『真依にも試練を与える』という。
まぁ、真希の傷になりえる一言を放ったあたり『コイツ善人ではねぇな、大物ではあるかもしれないけれど!』っていう。
『的確にクリティカルヒットを与えてくる』ってのがねー。コイツ後々出番多そうだな、ってのがありましたね!w
……でも、あれってなんでわざわざ真希に言ったのか、ってのが気になるんですよね。
真希のことをどうでもいいと思ってるなら、あんな交渉(というか脅し?)って必要ないと思うんですよね。
禪院家の他の人間は真希と真依のことを陰口叩いてましたけど。直毘人に関しては……。
もしかしたら真希のことを有用だと見ているのかもしれませんねぇ……。
ただなんにせよ善人ではない!w この後どう出番が与えられるかが期待ですが!
きっと虎杖関係でろくでもないことしてくるんじゃないかなー!w
ただまぁ、回想シーンではなく、ちゃんとした出番があるんだとすれば。
真希、真依との確執に関してどう描かれるかが楽しみではありますね!
しかしまぁ、こうして新キャラがポンポン出てくるとですね。
今後もちょっとキャラの登場退場に関しては構えて見ていきたいですね。
野薔薇VS桃
つづいて語りますはこちら。
『野薔薇と桃の戦いについて』ということで……。
まぁ~イイバトル描写でございましたね~。
キャラの動き、表情、野薔薇の呪力発動……。
どれもこれも、一つ一つが非常に丁寧でとても引き込まれたのですが……。
個人的には、バトルそのものもよかったのですが。
野薔薇と桃、それぞれの主張のぶつかり合いが非常に良かったですねー。

©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
まず桃にしてみれば『真依の苦労や境遇を知っているからこそ、野薔薇の暴言が許せない』という部分があり。
また桃の主張である『女性呪術師に求められているもの』ってのが、まぁちょっと耳に痛いんですよねぇ。
なんていうか、現代社会って、同じような部分があって。
いくら男女雇用機会均等法だのなんだの言っていても『女性の社会進出』について、まだまだ古い考えの場所とか。
あるいは古い考えの人とかっていると思うんですよ。
『かわいいだけでは舐められる』。『実力があっても舐められる』っていうのは、実際ある話であって……。
そういう環境でがんばっている人間=真依に対して不遜な態度を取っている野薔薇に対して苛立っちゃうのもまぁ。
分からない、でも、ない……といえば分からないでもないんですけれどもね。
ただ個人的には桃よりも、野薔薇に対して共感しちゃうんですよね~。
『そういうお題目だのなんだのどうでもいい』とでも言い切るかのような言葉。

©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
『命令されたらそれに従うだけ』。『自分が見るべき相手をちゃんと見てそれについて考えているのか』。
野薔薇は虎杖の友人である、ということだけでなく。
京都校メンバーに対して『それが正しいのか』と問うているスタイルなんですよね。
環境だの境遇だのグチグチ言ってんな、と。
野薔薇は自分の選択に対して胸を張れるというか、自分で自分を好いていける。
そういう風に生きているからこそ、京都校メンバーっていうか、桃に対して強い反発を覚えているんでしょうねぇ。
まぁその対比こそがこの野薔薇VS桃のバトルのメリハリとして機能しているっていうのが、実に興味深いですねぇ。
正直、この野薔薇VS桃だけを見てると、やっぱり視聴者って『これまでの東京校メンバー(っていうか1年トリオ)』を見てきているから。
どうしても野薔薇に対して共感しちゃうと思うんですよね。
ただそういう風にしておきながら、今回のエピソード全編通すと、っていう作りになってるわけなんですけれども。
ただ、個人的にはそういったシナリオ面の良さもそうなんですが。
やっぱり単純にバトルそのものの素晴らしさってのはありますけども!

©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
特に野薔薇の簪発動のシーンは最高に格好良かった!
設置しておいた釘が呪力を放出するその一連の動き。
ここ見てて思ったのは、野薔薇は今まで私は『遠距離系スナイパー』的なポジションかと思っていたのですが。
結構遠距離マルチロールを張れる器用なキャラなのかな、と認識を改めました。
多分、野薔薇はまだまだ技を隠し持っているとも思うので。
伏黒と一緒に、虎杖を協力にサポートしてくれるんじゃないでしょうか?
……でも、もうちょっとで勝てそうだったのに。惜しかったなぁ……。
あと気になるのは、この意見の真正面からの衝突によって。
野薔薇と桃の間に、友情的な物が芽生えたりするのかな、とか。
桃も野薔薇のことを舐めてる部分もあったでしょうが。
野薔薇の、本気の言葉と態度と力に、ちょっと態度を軟化したりすると面白いのかなぁ、とか思いました!
……っていうか、打ち解けてほしいよね。お互い本気でぶつかったんだから。
真希VS真依
続いて語りますはこちら。
『真希と真依の戦いについて』ということで……。
いやぁ……刺さりまくる戦いでした……。
今回のこのバトル(と冒頭の真希対三輪)によって分かったことですが。

©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
真希さん、めちゃくちゃ強ぇぇ……!
ただこれに関しては、あんまり私は驚いてはいないわけなのですが。

©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
何せ、1話時点で伏黒が虎杖を見たときに『身体能力は禪院先輩並』みたいなことを考えていましたから。
真希が割とフィジカルファイター寄りなのは分かってましたからね。
ただ、それを知った上でもなお真希の強さはすごいな、とは思いますが……。
個人的に気になったのは、真希のその強さの理由なんですよね。
真依が言っていましたが、真希はある意味で『逆天与呪縛』のような状態といいますか。
呪術に関する力は欠片も持っていない代わりに、身体能力が凄まじい、という。
まぁそれに関しては「そういう人もいるかー」くらいに思ったのですが……。
……ふと、思ったのですが。
……もしかしたら、虎杖も似たような体質なんじゃあないか、と私は考えたのですが。
虎杖も身体能力は並外れていて、しかも宿儺の器というレアな素質も持っているわけなので。
そんな虎杖のバックボーンに関しては、この真希の体質がヒントになっているんではないか、と私は読んでおります。
ちょっと話が逸れましたが。そんな真希が自分自身の進む道を自分で決めたため……。

©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
真依は、なりたくもない呪術師を目指すことになってしまった、と……。
そういうことを踏まえると、真依は決して、真希を嫌悪しているわけではないのかな、と。
そう私は思いましたね。
なんていうか、すっげぇ複雑な気持ちで真希に接してるんだろうなぁ……。
ただ真希は多分真依の事は嫌ってない、っていうのが問題っちゃあ問題なんですよね~w
また多分それが真依にしてみれば気に食わないんでしょうねーw
ただ、今回のこの真剣勝負。そして最後の真依の言葉で。
この二人の関係が改善されればいいんですけれどねぇ……そう簡単にはいかないかな~。
個人的には、今回のエピソードで、本当に真依を見る目が変わりました。
今後も出番がしっかりあると嬉しいなー。
次回展開予想
さて、次に語りますはこちら。
『次回18話の展開について』予想していきたいと思いますが……。
次回予告の映像と、これまでの記事での私の予想を併せますと……。
いよいよ満を持しての伏黒回がやってくるぞ、って感じですねこれは!
残ったメンバーを考えるに、対戦相手は加茂というのは間違いないでしょう。
気になるのはそのバトルの内容……。
加茂はかなりの実力者なのは間違いないでしょうが、伏黒は東堂、そして宿儺も一目置いている男。
どちらも実力に不足はないでしょうから、かなり激しいバトルになってくるんじゃあないかなぁ、と予想されます。
ただ、単純にランク評価だけで見ると伏黒は不利……。
しかもここまでの戦い、京都校は二人脱落。東京校は一人脱落……。
そういったものを加味すると……。
恐らく次回は『伏黒対加茂』がメインとなり、その勝負は加茂が勝つのではないか、と私は予想しております。
ただ気になるのは、チラッと真人の姿が見えたんですよね……!

©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
OPで花御が出ていることを考えるに。
もしかしたら、真人が交流戦に花御を送り込む流れなのか……!?
いよいよ次回のタイトルも、これまでとは違ってきてますし。
ひょっとして交流戦そのものに一波乱が巻き起こるかも!?
その辺りも含めて、次回は今まで以上に見所が多そうですね!
呪術廻戦 第17話 感想
さて、ここまで呪術廻戦の17話について語ってまいりましたが。
その17話の個人的感想といたしましては……。
うむむ……なんと言いましょうか……!
正直私、京都校メンバーってあんまり最初好きじゃなかったんですよ。
っていうのも私の推しが他でもない虎杖なんで。虎杖を排除しようとしてる京都校陣営がやっぱりちょっと……だったんですよね。
ただ、前回今回と東京校と京都校のメンバーのバトルを見ていて。
その中で、それぞれの事情やドラマが見えてきたり。
冷静に考えれば、虎杖の存在ってたしかに呪術師らしい呪術師から見たら、とんでもない厄ネタなんだよなぁ、とか思ったり。
そういうのを含めて今回の話をじっくりと見てみれば……。
なんでしょうか。真依への気持ちが、少し、やわらかくなる自分がいる……!

©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
最後の真依の言葉が、そばにいてくれると言ったのに、自分の道を歩み始めた真希への言葉であると同時に。
恐らく……恐らくですが。自分自身への言葉でもある、というのがまた……。
なんていうか……本当にこの呪術廻戦という作品。深さがあるなぁ、と……。
このまま交流戦が進むに連れて、東京校と京都校の面々が打ち解けていければいいんですけどねぇ……。
なんていうか、この2クール目のシナリオの流れが。
本当に、京都校メンバーの良さを出してきて、しかもそれが東京校メンバーの魅力を更に引き出すんですよねぇ。
そういう意味でも、毎回毎回楽しんじゃいつつ。こぅ、何か、感動的な気持ちの動きがあるんですよねー。
なので、単純に面白いとかそういうことではなく。
『深いなぁ……』って感じで面白く思っちゃう感じですかねーw
そして、次回以降もどんなドラマが描かれるのか、既に期待しちゃってますね~……。
次回は恐らく、かなり急展開な感じだと予想しておりますので。
一瞬たりとも目が離せませんね……!
ということで、以上ロシアスキーでした! 次回もよろしくお願い致します!
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コメント
いつも考察楽しく拝見させていただいてます!今回は作画が特に凄くて正直感動しました。また女性陣の複雑かつ繊細な心情の表現も巧みで原作ファンとしても満足な出来でした。
一つだけ気になった点が
>>真依が言っていましたが、真希はある意味で『逆天与呪縛』のような状態といいますか。
真希も呪力が一般人並みの変わりに身体能力が高いという立派な天与呪縛の一つです。
また直毘人は善人ではありませんが割と豪放磊落なキャラなので虎杖関連の事で裏から手を回してくるかはちょっと微妙な感じですね。
Aさん
コメント、ありがとうございます。
バトルシーン、男性陣のバトルより気合入ってましたよねぇw
ご指摘、ありがとうございます。
ということは、天与呪縛は天与呪縛というくくりで、一種の総称ってことでいいんでしょうかね。
あと、直毘人に関しては。なるほど……。
真希や真依に対してはちょっかいかけても、虎杖に関して手を出すタイプではない、と。
参考になりました! 心に留めておきます!