こんばんは。眼鏡は顔の一部じゃない、全部だ! ライターの雨琴です。『約束のネバーランド』2期を担当しております。
※コメント欄でのネタバレも厳禁でお願いします!
アニメ版独自の展開になっているらしいですね。20年前はマンガのアニメ化というとオリジナル展開が当たり前だった気がするので懐かしいです。
前回は再会したノーマンの口から語られる鬼を絶滅させる計画。ノーマンがラムダで出会った仲間たちの鬼への憎悪。
それでもムジカをはじめとする罪のない鬼まで絶滅させることに納得できないエマの内心などが描かれました。
今回はノーマンの持っているジャケツの少女と思しきムジカにまつわる情報。そしてエマとノーマンの対立から取引き。
そして今後のエマたちの行動方針が固まりました。
気になる情報がたくさん出てきた回でもありますので、整理していこうと思います。
ジャケツの少女は人間を食べない
人間の鬼の間で交わされた約束以降で、人間を一度も食べずに知能や肉体の退化を起こさなかった超特異個体。それだジャケツの少女らしいです。
700年前、農園のシステムが確立する前に存在し、わずかな血を他の鬼に飲ませることで特異な体質を伝染させたそうです。
しかしジャケツの少女含め、同じ体質を持った鬼たちは、人肉を管理し鬼の社会を統制したがった王や貴族によって食べられた、と。
700年前の情報ですし鬼の寿命についても定かではないですから、ムジカがジャケツの少女本人の可能性はあると思います。
ノーマンの計画においても鬼の退化を止められるジャケツの少女が生存していることは障害になり得ます。
人間の世界へ行ける座標
ミネルヴァ氏のペンが指し示した座標には人間の世界へ行くための門があったそうです。
既に使えなくなっている上、残された門はグレイスフィールドハウス、敵の本拠地の奥にあり、門番が待ち構えていると言います。
そこにたどり着き門番を突破することも問題ですが。
ミネルヴァ氏やその支援者は人間によって倒されているという情報も気になります。
エマたちが人間の世界に逃げのびても、受け入れてもらえない可能性があるのかもしれません。
後悔しない未来を作る
ノーマンとの交渉の末、エマはムジカとソンジュを5日以内に連れてくることで計画をストップさせる取引きを結びました。
ラムダの仲間との会話からノーマンは計画の変更をするつもりはなさそうです。
最後のシーンでノーマンにもラムダの後遺症らしき異変が見受けられ、ひょっとしたら生命の危険があることすら予感させます。
ノーマンはラムダでテストを受けていただけと言いましたが、人体実験も受けていたと考察できます。
エマは仲間たちにノーマンとの取引きについて話し、情報の共有と意思統一を行います。
さらにギルダやドンに「力を貸して」と強力を求めるなど、全人的成長を感じさせます。
一人で背負い込んでいるノーマンと、仲間を頼ることができるエマという風に対比されていますね。
エマの選択に共感できない視聴者も多数いると存じますが、ノーマンの台詞を借りるなら「みんな私利私欲で動いている」なので。
エマもエマの納得。レイもレイの納得。ノーマンも鬼もそれぞれの納得のいく選択や決断をして生きていくしかない。
そうでなければ「後悔しない未来」は作れないということではないでしょうか。
約束のネバーランド2期7話感想
エマがギルダを頼ることができたのは大きな成長だと思って、グッとくる場面でした。
反対にノーマンが握られた左手を眺めながら、その手を血で汚しているところは暗示的で、彼の背負っているものを、分かち合える仲間を得てほしいと強く思います。
ムジカを首尾よく連れてきたところでひと悶着あるのは間違いないですし、今後の展開も目が離せません。
『約束のネバーランド』シリーズのふり返りはこちらで
最新情報をお届けします
Twitter で2017春夏秋冬アニメ考察・解説ブログをフォローしよう!
Follow @anideep11
コメント
まぁジャンプアニメのアニオリは別に珍しくはないけど
それは合間合間の尺稼ぎでオリストを挟むだけが主流
今回みたいな改悪、というか大幅カットは普通やらない
ドラゴンボールで例えるなら最初のピッコロ戦すっとばしていきなりマジュニアと戦うようなもんだし