こんばんは。本人的には大した理由じゃなくても普段と違う髪型だとドキッとするよね! ライターの雨琴です。
『約束のネバーランド』2期を担当しております。ギルダが髪を結んでいた。
※コメント欄でのネタバレも厳禁でお願いします!
前回はノーマンの本心を聞き出すことに成功し、ラムダの仲間たちとも協力関係を築くことができました。
700年前のジャケツの生き残りであった盲目の鬼、ヴィルクの協力によりグレイスフィールドへの潜入に必要な情報も手に入りました。
他方でフィルたちの出荷の前倒しや、ヴィンセントの不穏な動きで引き逃げされてどうなることやらと気をもませての今回。
またたく間の農園襲撃に裏切りに次ぐ裏切り。あっという間の30分でした。
今回も気づいたこと感じたこと思ったこと考えたことをふり返っていきましょう。
フィルの決意
もともと農園の子供たちの中でも利口だったのは間違いないにせよ。フィルが一人で背負っていたプレッシャーというものに改めて気づかされました。
前倒しされた一斉出荷に動揺し、心中穏やかではなかったろうに、実際今回も何度か涙をこらえる場面がありました。
その度に、歳不相応なまでの決意を感じ感服せざるを得ません。
エマの合図により本物の鬼を相手取った「鬼ごっこ」をする。本作の醍醐味であり象徴する台詞だと思います。
裏切りに次ぐ裏切り
ヴィンセントの裏切り自体はそれを利用してピーター側に誤情報を流す罠でした。
グランマとなったイザベラもエマたちの撹乱に乗じて胸のチップを無効化し、ママたちの自由を勝ち取ります。
利害が一致しただけと言いつつ、この上なく有力な味方を得ました。
極めつけがヴィルクやムジカが手引したであろう民衆の蜂起です。
ジャケツの力を利用し退化しない体を得た民衆は、農園に頼らなければならない支配構造自体を打ち壊しにきました。
ヴィルクの言う通りエマたちの行動はきっかけに過ぎないかも知れませんが、「変えようよ世界」と高らかに宣言したエマの言うとおりになっています。
ラートリーの約束
1000年前の人と鬼の約束に関わったのがラートリー家だったことが判明しました。
ピーター・ラートリーの野心はともかく、1000年に渡って門番の職を継いできたのでしょう。
役職に縛られていることの苦しさもあったかもしれません。
そこへ差し出されるエマの「自由になろうよ」という誘いは魅力的です。
けれど本来自由とは怖いものでもあります。何をするのか、何を選ぶのか、自分で決めなければならなくなります。
決めるためには自分の頭で考えなければならないし、決めた結果うまくいかなかったら誰のせいにもできない。
責任を持つというと当たり前のことですが、実生活の中では「そう決まってるから」とか、自分でいちいち考えずに選択をしていることは山程あります。
決めてもらえる簡便さを手放してまで自由になりたいと言えるかということは、これも一つ考えるべきテーマな気がしますね。
『約束のネバーランド』2期10話感想
短い時間の中で目まぐるしくことが起こってついていくのがやっとでした。
もう少しムジカやソンジュの心境を知りたい気もしつつ、残り1話でどう決着がつくのか期待したいです。
『約束のネバーランド』シリーズのふり返りはこちら
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