皆々様こんにちは。
『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』担当のgatoです。
前回から遂に「魔眼蒐集列車編」がスタート!
怪しい人物が集まる中、いきなり事件が発生…オルガマリーの家庭教師であるトリシャが犠牲になってしまいます。
おまけに首なしで発見されるといういきなりのグロ展開…。
とんでもない幕開けを迎えた魔眼蒐集列車編ですが、今回はさらに驚きの人物が登場する模様です。
一体どんな人物が出てきたのか、早速振り返っていきましょう。
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征服王の腹心 ヘファイスティオン
今回一番驚いたのが新たに登場した謎のサーヴァント「ヘファイスティオン」です。
ヘファイスティオンといえばイスカンダルの右腕として有名な人物です。
史実では武勇に優れ、イスカンダルの右腕として活躍していましたが、彼より先に夭折してしまうという悲しい人物ですが…。
今回出てきたヘファイスティオンは女性でしたね。
まぁ『Fate』シリーズは往々にして男性といわれていた人が実は女性だったという話は珍しくありませんが…。
でもイスカンダルと旅し、王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)の発動の現場にいるロード・エルメロイⅡ世が彼女の存在を知らなかったのはちょっと不思議ですね。
本当に彼女が「ヘファイスティオン」なのかが怪しいところです。
でもイスカンダルに強い忠誠心を持ち、彼の宝具である「神威の車輪(ゴルディアス・ホイール)」を利用するあたり、イスカンダルと縁がある人物であることは間違いないようです。
ただ、このヘファイスティオンがますます事件をややこしくしていますね。
あの口ぶりを見るとヘファイスティオンを利用している人物がロード・エルメロイⅡ世を呼び寄せたのは間違いないでしょう。
もしかしたらトリシャの事件にも加担している可能性は高いでしょうね。
でもトリシャを始末するうえでわざわざサーヴァントを使うとなると…ちょっと大げさすぎる気もしますね。
というかそれをやると最早ミステリーじゃない(笑)。
でもヘファイスティオンが魔眼持ちということは魔眼蒐集列車に何か関係がある感じはしますね。
そう考えると彼女は呼ばれるべくして呼ばれているのかもしれません。
後、ヘファイスティオンというサーヴァントが出てきているのも怪しいポイントです。
恐らく盗まれた聖遺物が使われた可能性が高いですが、問題は「サーヴァントが出てきている」という状況です。
前にコメントでいただいたのですが、サーヴァントを召喚するには聖杯の力が必要だとか。
だとしたら今回の事件には聖杯が、ひいては聖杯戦争も絡んでいる可能性があるのか…?!
うーん、彼女の登場でますます謎が深まってきましたね。
スポンサーリンク犯人は「時間の透明人間」
トリシャの事件に関しては今回あまり進展はなく…。
とりあえず犯人が「時間の透明人間」と表現されたくらいでしたね。
なんと犯人は未来視にも過去視にも引っかからない人物だということ。
うーんフランプトンが嘘を吐いていない限り、犯人はなかなか厄介な相手ですね。
未来視にも過去視に引っかからない何かしらのスキルを持っているうえに、トリシャが抵抗する前に
もし魔眼が生きている人間に対して有効…みたいな設定があったら、霊体である英霊、つまりヘファイスティオンが怪しくなってきますが…。
また動機に関しても早速魔眼絡みであると推察されていましたね。
トリシャの首がないのはやっぱり魔眼を持ち去るためだったようです。
まぁ「魔眼蒐集列車」が舞台である以上、事件の動機が魔眼絡みであることは容易に想像できますが…。
それはそれで少し安直な感じがしますね。
うーん…これらの点はロード・エルメロイⅡ世の捜査を待ってからですね。
それにしてもこの手の事件は珍しくないとレアンドラがいっていましたが、どんだけ魔眼蒐集列車は物騒なのか…。
レアンドラのあの余裕っぷりも怪しいですね…。
スポンサーリンク聖遺物を盗み出したのは身内?
魔眼蒐集列車で四苦八苦しているロード・エルメロイⅡ世をよそに、獅子劫とルヴィアは聖遺物を盗んだ犯人を捜索していました。
そして現場の状況から犯人は術式の合鍵を持つ「身内」、つまり現代魔術科の人間であることが推測されています。
まぁこの捜査もわかった範疇はここまでですし、これも二人の今後の捜査を待つ必要があるようです。
ただ、気になるのがルヴィアが言いかけた「先代の現代魔術科学部長」。
ロードですらないのに現代魔術科学部長というとなかなかの傑物である雰囲気がしますが…。
ただ、先代の現代魔術科学部長は「身内」。
合鍵を持っている可能性は高いでしょう。
もしかしたらその人物は今後重要なキーパーソンとして浮上してくるかもしれません。
謎のスポンサー
色々暗躍している化野ですが、今回彼女から謎の「スポンサー」の存在が明かされました。
どうやら化野はこれまで出てきたグルドアやコドリントン家のスポンサーとして暗躍していた謎の人物を追っているようです。
この流れだと聖遺物を盗んでロード・エルメロイⅡ世を招待し、ヘファイスティオンを使役している人物がそのスポンサーである可能性が高くなりそうですね
「今を生きられない」
事件の捜査の裏で描かれていたのがフランプトンから語られた「今を生きられない」という台詞にまつわる、過去に囚われる人々の話です。
前回はトリシェの「視覚」の話とロード・エルメロイⅡ世の「過去」の話が重ねられていましたが、ここでも同じロジックが使われていました。
一見不愛想だけど紳士的なナイスミドルのフランプトンですが、過去視の魔眼を持っているが故に常に誰かの過去に囚われる人生を送ってきたのでしょう。
そして「視覚」は共有されないが故に、誰にも理解されることはない…。
そんな彼の心中は、第四次聖杯戦争に囚われるロード・エルメロイⅡ世と重なる部分があるのかもしれませんね。
ただフランプトンとロード・エルメロイⅡ世との違いは、前者が過去に囚われる原因を手離そうとしているのに対し、後者が取り戻そうとしている点です。
この違いはまたどこかで描写されそうな気がします。
また、さりげなくグレイが「今を生きられない」に反応していたのも印象的です
グレイにとって、アルトリアの過去は自分の人生を拘束する呪縛のようなものだといえます。
そう考えると、あの3人は似た者同士ですね。
後、余談ですけどフランプトンがイヴェットといたというのはちょっと気になりますね。
あの性格のイヴェットとフランプトンが一緒にいるのはちょっと不思議…。
何かの伏線ですかね?
カウレスの過去
これまたさりげなく描かれていたのがカウレスの過去でした。
彼が元々登場していた『Apocrypha』と同様に姉のフィオレに対する屈託が描かれていましたが、結末はちょっと違っていたようですね。
確か『Apocrypha』では才能はあっても性格が魔術師として不向きなフィオレのために、カウレスが当主の座と魔術刻印を引き継いだうえで、時計塔に入学していました(ちょっと曖昧。。。)。
ただ、今回はフィオレが後継者の座を放棄したために、才能で劣っているのにその座を引き継いでいるというなかなか複雑な気持ちになりそうな立場になっていました。
つまり『Apocrypha』ではカウレスはフィオレへの葛藤をクリアしたうえで時計塔に入学したのに対し、今作では葛藤をクリアする前に入学したって感じがしますね。
でも刺客を差し向けられた経験もあって、カウレスはどこか落ち着いた、大人びた印象があります
それになんやかんやでフィオレのことを想っていそうで、ちょっと安心(笑)。
というか今更だけどなんでカウレスは今回魔眼蒐集列車に呼ばれたのだろうか…。
メガネかけているからかな(笑)。
スポンサーリンクロード・エルメロイⅡ世の事件簿第8話感想
事件の捜査の進展はあまりなく、ヘファイスティオンをはじめとした新たな伏線の配置がメインの回という印象でした。
しかしヘファイスティオンはもちろんのこと、先代の現代魔術科学部長に触れられるなど、キーパーソンが一気に増えた気がしますね。
個人的にはオルガマリーがなかなか面白かった(笑)。
最初はトリシェの犠牲に狼狽したり、貸し借りがどうとか文句をいったり、負傷したロード・エルメロイⅡ世を痛罵するなど結構性格の危うさが出てきていましたが、何だかんだで助けてくれるというツンデレっぷり(笑)。
そしてここにきてメルヴィンが魔眼蒐集列車に乱入することも明らかに。
あんな吐血しまくりの虚弱体質が一体何をしにくるのか(笑)。
ロード・エルメロイⅡ世がしかめっ面する未来が見えますね(笑)。
さて、伏線がいい具合に重なってきましたが次はどうなるのか…。
期待ですね!
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コメント
>つまり『Apocrypha』ではカウレスはフィオレへの葛藤をクリアしたうえで時計塔に入学したのに対し、今作では葛藤をクリアする前に入学したって感じがしますね。
フィオレが出て行ったせいで親族に殺されかけたのにカウレスが全くフィオレを恨んでないところを見るに、Apoと同じようにカウレスがフィオレに魔術師を辞めるように促したんじゃないかと個人的には思えます
そもそも回想のフィオレが歩いてたって事は、こっちの世界のカウレスもフィオレから魔術刻印を受け継いだって事ですし
第一、魔術師に不向きなくらい優しいフィオレが葛藤を抱えたままの弟を置き去りして自分だけ出てくとは思えません
「度胸がついた理由」とは関係ない話だったから省略しただけじゃないかと
Apoと違うのはカウレスの精神状態よりも立場かと
Apoのカウレスは魔術協会との戦争に負けたユグドミレニア一族の代表として二世と対面しましたが、どうもこちらの世界ではユグドミレニア一族そのものが結成されていない模様
つまりカウレスたちのフォルヴェッジ家はただの低級な魔術師の家柄に過ぎぎずフィオレはそんな家に突然生まれた天才児だったわけで
それが出奔して凡人の弟だけが残ったんですから、そりゃ暗殺未遂が起きるくらいの大騒ぎになっても不思議はないかと
名無しさんコメントありがとうございます!
>Apoと同じようにカウレスがフィオレに魔術師を辞めるように促したんじゃないかと個人的には思えます
カウレスの性格を考えると、少なくともフィオレの理解者ではあるでしょうね。
後継者の座を辞めるとフィオレが言った時も、それなりに温かく送り出したのかもしれません。
>そもそも回想のフィオレが歩いてたって事は、こっちの世界のカウレスもフィオレから魔術刻印を受け継いだって事ですし
うーん、実際フィオレが歩いていたので、『Apocrypha』と同様の展開だと読めなくはないですが…。
カウレスの「突然魔術師を辞めた」「魔術刻印を放棄した」という表現だけを拾うなら、『Apocrypha』の展開と若干食い違う印象がありますね。
確かにフィオレの性格上(『Apocrypha』を念頭に置くなら)、一方的にカウレスに魔術刻印を押し付けるなんてことは考えづらいですが、そもそも『Apocrypha』ではカウレスの方から説得する形でフィオレから魔術刻印を譲り受けています。
「突然辞めた」とか「放棄した」という表現は自主的に説得し、後継者の座を譲り受けた人間が使うものではないような気はします。
だから個人的に、今回のカウレスはフィオレの気持ちやパーソナリティを理解しつつも、現状をちゃんと受け止め切れていない印象なんですよねー。
後、『Apocrypha』の場合だとフランケンシュタインやケイローンといったキャラクターがカウレスとフィオレの成長に大きく関わっていますからね。
この二人がいない今作の世界観でカウレスとフィオレがそれだけの成長を成し遂げているとはちょっと考えづらい…というか二人抜きで成長されるのはちょっと寂しい(笑)。
まぁ今作においてケイローンのような立ち回りを見せるのが、ロード・エルメロイⅡ世なのかもしれませんね。
>「度胸がついた理由」とは関係ない話だったから省略しただけじゃないかと
省略するにはもったいないような気もしますが(笑)。
まぁカウレスの元々の器を考えるとあれくらい度胸がついているのも想像できますけどね(笑)。
ただ、あの「度胸」には多少の達観とか自分への諦めみたいなものも入り混じっている印象です。
なんていうか、『Apocrypha』のラストでロード・エルメロイⅡ世の前でフィオレを庇ったカウレスの度胸(決意というべきかもしれませんが)とあまり重ならない印象なんですよね。
あの寂しそうな笑顔がそれを物語っている感じがします。
>つまりカウレスたちのフォルヴェッジ家はただの低級な魔術師の家柄に過ぎずフィオレはそんな家に突然生まれた天才児だったわけで
よくよく考えるとそうですね。
ユグドミレニア一族がない以上、カウレスの立場は大きく変わっているのは間違いないでしょう。
そう考えるとまだ語られていないカウレスの過去が気になるところですね。
お・か・し・い・!?。
ここは、連・続・サツ・人・事件・の流れでしょ?。はぁ~、また、外しちゃいました。w(いや、Ⅱ世、コロされかかったけど。)
毎度お騒がせしております。どうも、よろしく。
>本当に彼女が「ヘファイスティオン」なのかが怪しいところです。
「おっとちゃん、それは言わない約束でしょ。」
>あの口ぶりを見るとヘファイスティオンを利用している人物がロード・エルメロイⅡ世を呼び寄せたのは間違いないでしょう。
だよね、同意。ただ、犯行動機として「興味があった」から呼び寄せた。と言うのも、どうなんだろう?。う~ん、解らん。
>もしかしたらトリシャの事件にも加担している可能性は高いでしょうね。
正しく!、企業のリストラマスター(←敵)の如く、一撃で相手の首を切る、技量と得物を持っていますね。サーバントだし。
>なんと犯人は未来視にも過去視にも引っかからない人物だということ。
しかし、へファイスティオン(長いよ、名前…)に、こんな能力は無い。そこでだ、仮に「虹の魔眼」の能力が「時間の透明人間」(ジョジョ5のディアブロの様な能力)であったなら、その魔眼の持ち主は、未来視や過去視の能力から逃れたのではないかな?。まぁ、実行犯はへファ(短くした)だと私も思います。
私の結論から言うと、トリシャサツ害の犯人は「虹の魔眼」を持っている、レール ツェッペリンの誰か。また、へファのマスターも同一人物。…かな???。う~ん、ひねりが無いなぁ。でも、今はこの位しか思い浮かばない。
トリシャサツ害の犯行動機は魔眼を奪う為?。
ただねぇ、一つだけ気になる事はある。
第七話冒頭部分、駅で列車に乗る前、トリシャの胸に「歓喜仏」をモチーフにした金色のブローチを付けていた。これは、グレイも確認している。(列車乗車後は、外しているため確認出来ない。)
もし、このブローチが何かの組織の証で、その組織がレール ツェッペリンとは敵対していたら、これもトリシャサツ害の犯行動機にはなりそう?。解らんけど。
もう一つ、気になる事。(だった…。)
列車の客室の床とカーテンの模様が色盲検索の表に似ている事。魔眼が生まれ付きのものであるなら、あの模様は魔術術式であり、魔眼の能力を抑制する…、と考えたけど、第七話で、オルガマリー、トリシャ、Ⅱ世が客室で話ている時、トリシャが未来視の魔眼を使っているんだよね。(破綻した推理をウダウダと…、でも、気になったの。w)
では、最後に。
>それにしてもこの手の事件は珍しくないとレアンドラがいっていましたが、どんだけ魔眼蒐集列車は物騒なのか…。
これ、探偵役とその関係者以外は、「全員共犯」じゃないよ。と言う、作者からのメッセージじゃなかろうか?。w
では、「何時もすまないねぇ」と言いつつ、さようなら~。
てけり・りさんコメントありがとうございます!
>お・か・し・い・!?
正直同意見(笑)。
僕も肩透かしを食らった気分でした(笑)。
>それは言わない約束でしょ。
そこは触れたくなっちゃうでしょ(笑)。
>仮に「虹の魔眼」の能力が「時間の透明人間」(ジョジョ5のディアブロの様な能力)であったなら、その魔眼の持ち主は、未来視や過去視の能力から逃れたのではないかな?。
あー、虹の魔眼がその手の能力である可能性は高いですね。
あるいは「視覚に何らかの影響を与える」とかですかね?
魔眼は良くも悪くも視覚でしか能力によって得た情報を認識するしかないですし。
>私の結論から言うと、トリシャサツ害の犯人は「虹の魔眼」を持っている、レール ツェッペリンの誰か。また、へファのマスターも同一人物。
僕も今はその路線ですね。
そしてひねりがないのも同意です(笑)。
>駅で列車に乗る前、トリシャの胸に「歓喜仏」をモチーフにした金色のブローチを付けていた
あれ歓喜仏なんですね!
全然わかんなくてぼやかしてました(笑)。
調べてみたらチベット仏教などで用いられるモチーフだそうで…。
いかんせん疎い分野なのでチンプンカンプンですが、東洋系の宗教物を持ち込んでくるのはちょっと意外ですね。
『Fate』シリーズは基本的に西洋の魔術や宗教、伝承、伝説などを使うイメージですし。
>もし、このブローチが何かの組織の証で、その組織がレール ツェッペリンとは敵対していたら、これもトリシャサツ害の犯行動機にはなりそう?
うーん、魔眼蒐集列車というよりもトリシャは犯人個人と対立する立場って考えたいところですね。
魔眼蒐集列車全体と対立する立場だとレアンドラとかも絡んできてややこしくなりそう(笑)。
>列車の客室の床とカーテンの模様が色盲検索の表に似ている事。
さすがにそれはわかりませんでした(笑)。
でもそう考えると色々面白いですね(笑)。
>魔眼が生まれ付きのものであるなら、あの模様は魔術術式であり、魔眼の能力を抑制する…、と考えたけど、第七話で、オルガマリー、トリシャ、Ⅱ世が客室で話ている時、トリシャが未来視の魔眼を使っているんだよね。
まぁフランプトンも実際魔眼を使っていますし、そもそもそんな仕掛けがあるならメガネをかける必要もなくなってしまいますからね(笑)。
>これ、探偵役とその関係者以外は、「全員共犯」じゃないよ。と言う、作者からのメッセージじゃなかろうか?。w
あーなるほど(笑)。
その発想はなかったです(笑)。