当記事に先の展開のネタバレは含まれていないのでご安心下さい。
皆々様こんにちは。
『グレートプリテンダー(以下『グレプリ』)』担当のgatoです。
前回はエダマメがポーラの内通者となり、エダマメの父親とサラザールの事情が重なったり、サラザールがエダマメを監視していたりと急展開の連続でなかなか充実していましたね。
おかげで次の展開がどうなるのかすっかりわからない!(笑)
個人的にはローランとサラザールが結託しているのではないかと踏んでいますが…果たしてどうなるのやら。
さて、今回は「Los Angeles Connection」最終回!
1000万ドルを巡るコンゲームはいかなる結末を迎えたのか…。
ポーラの内通者となったエダマメはどんな決断を下すのか。
早速振り返っていきましょう!
最後の協力者
先に結論だけいうと…。
だ ま さ れ た
ローランに別の協力者がいることは当たっていましたが、その相手は前回の記事で予想したサラザールではなく…。
なんとFBI捜査官のポーラ・ディキンスに成りすましたシンシア・ムーアでした。
つまりFBI絡みは全て嘘であり、ローランやシンシアの仕込みだったというわけです。
いやぁ参った参った、まさかその手で来たか。
完全にシンシア=ポーラは敵役だと思っていましたよ、だからサラザールは彼女の介入を把握していなかったと思っていましたよ。
恐らくローランやシンシアはエダマメが良心の呵責を覚えてFBIに協力することを計画に織り込んだのでしょうね。
つまり今回のコンゲームはカッサーノを騙す前に、エダマメを騙すことで初めて成立する設計がされていたわけですね。
全く…完全に騙されたぜ(笑)
何はともあれ、コンゲームは無事に成功。
獲得金額も1000万+1億ドルというえげつない額で無事に締められました。
ただ、その後のエダマメの行動が意外なもので…。
ゲームの報酬
第5話は色々驚かせられましたが、個人的に一番驚いたのがラストのエダマメの行動でした。
そのままローラン達の仲間になるのかと思いきや、「けじめをつける」といって日本に戻って自首をしたわけです。
彼が詐欺師として活動していたのは歴然とした事実であるため、自首がそのまま通れば間違いなく逮捕+懲役は免れないとは思いますが…。
ただ、彼の選択はなかなか意義深いもののようですね。
今回のコンゲームにおいて、何かとちらついたのがエダマメの過去…とりわけ、父親の誠司に関する事柄でした。
犯罪に手を染め、息子を裏切った父親である誠司と、犯罪に手を染めていることをトムに隠すサラザール。
そして誠司の影響で社会的な信頼と母親を喪い、工藤のせいで前科者となり、詐欺師となったエダマメ。
エダマメにとって詐欺師となったことは犯罪者のレッテルを貼られた状況を自ら受け入れたことの証といえますが、「正しさ」を教えていた誠司の影を振り払うためでもあるかもしれません。
つまり「正しさ」は誠司が与えた愛情でもあるわけです。
ただ、逮捕された父親を許せないがために、エダマメは詐欺師になることで「正しさ」を拒んだのでしょう。
そんなエダマメにとって今回のコンゲームは大きな転機でした。
誠司と重なるサラザールと、最終的にサラザールを見逃し、カッサーノという純然たる悪人のみをはめてみせたローラン達との出会いが、エダマメの葛藤に変化を与えたのでしょう。
サラザールの姿はエダマメに「誠司もまた息子への葛藤を抱えつつ、やむを得ない事情があって犯罪に手を染めたのではないか」という想いを抱かせたのでしょう。
そしてただ状況に追い詰められた詐欺師になった自身と違い、享楽的でありつつも正義のためにコンゲームを仕掛けるローラン達に、エダマメはある種の憧憬や共感を抱いたのでしょうね
そしてこれらの出会いがあったからこそ、エダマメは一度自分の過去に区切りをつけるために自首したのかもしれません。
…まぁ色々書きましたが、まだ自首前後のエダマメの心情が詳しく描かれていないので、まだ憶測の域はでないですが(笑)
他方で、誠司が犯罪に加担した経緯がまだ詳しく語られていなかったので、追々また出てきそうですね。
『グレプリ』第5話感想
いやー騙されました(笑)
FBIが丸ごと嘘っていうのはさすがに…読めないっつーの(笑)
ひとまず最初のエピソードである「Los Angeles Connection」はこれでおしまい。
一見すると『コンフィデンスマンJP』っぽい筋立てでしたが、エダマメのエピソードがきちんと活かされていたので、色んな角度で見られて良かったです。
さぁ次回はどんなコンゲームが待っているのか…。
楽しみにしましょう!
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