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劇場版サイコパスをネタバレ解説!未視聴でもわかる映画PSYCHO-PASSの流れ

皆々様こんにちは。

『サイコパス3』…もとい、『サイコパス』シリーズの担当?になっちゃっているgatoです。

『サイコパス』シリーズの総おさらいということで、今回は劇場版をまとめてみました。

本当はTVアニメ版を含めた一つの記事にしたかったけど文字数がちょっとした論文ばりになったので急遽分割しました(笑)

「劇場版は観ていない」という方が結構いらっしゃったので、この記事が少しでも参考になれば幸いです。

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劇場版:『劇場版サイコパス』(2015年)

劇場版『サイコパス』、キービジュアル

©サイコパス製作委員会

―――銃(システム)が正義を支配する世界で

『サイコパス』銀幕デビュー第一作がこの作品です。

本作はこれまで語られなかった海外を舞台に、久しぶりに登場した狡噛(こうがみ)と常守が新たな敵に立ち向かっていく物語が繰り広げられます。

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『劇場版サイコパス』のあらすじと結末

『劇場版サイコパス』、常守

©サイコパス製作委員会

2116年、日本はシビュラシステムを内戦続きのSEAUn(東南アジア連合)に輸出することにより、新たな外交戦略に着手していた。

そんな中、武装した密入国者の集団が日本に潜入。

常守達一係が直ちに対処するが、彼らは海外に逃亡した狡噛と共にSEAUnで戦っているゲリラだった。

狡噛の関与を捜査するため、常守はシビュラシステムと協議し、単身でSEAUnに飛び立つ。

常守は現地の議長であるチュアン・ハンや憲兵隊大佐のニコラス・ウォンの歓迎を受け、彼らの協力を得る。

しかし、ゲリラに対してシビュラシステムを利用することで一方的な攻撃を仕掛けるニコラス達のやり方に常守は反発を覚える。

そんな中、ゲリラとの戦場で常守は狡噛に再会。

彼の真意を知るために常守は狡噛と行動を共にし、ゲリラの現状を目の当たりにする。

一方のニコラスはゲリラを完全に鎮圧するため、傭兵のデスモンド・ルタガンダを向かわせ、本拠地を襲撃させる。

狡噛は常守を逃がすものの、デスモンドとその部下に捕らえられてしまう。

首都のシャンバラフロートに帰還した常守はニコラスがシビュラシステムを不正改造することで、憲兵隊の犯罪係数を誤魔化していたことを突き止めるが、ニコラスの罠にはまって捕らえられてしまう。

ニコラスはデスモンドと共謀してチュアンを秘密裏に始末しており、彼をシビュラシステムが提供した影武者と入れ替えることで権力を握っていた。

ニコラスはデスモンドと共に狡噛と常守を処刑しようとするが、そこに霜月率いる一係が駆け付け、ニコラスやデスモンドの部下、憲兵隊を一掃し、常守を助け出す。

デスモンドは逃亡するも、狡噛や宜野座(ぎのざ)の活躍で倒される。

一方の常守は影武者のチュアンを通じてシビュラシステムと対話し、SEAUnに民主主義的な総選挙を行わせることにより、現地の国民が自ら未来を選択できるようにする。

『劇場版サイコパス』について、所感

『劇場版サイコパス』、狡噛

©サイコパス製作委員会

初めて舞台を海外に移した『劇場版サイコパス』ですが、物語としてはなかなか王道をいっていたイメージですね。

ただ、『サイコパス2』で提示された「社会をより良くする主導権は人間にある」というテーマは今作でも引き継がれている印象があります。

それがよく表れているのが今作のラストで行われた選挙です。

無論、SEAUnはすでにシビュラシステムに乗っ取られているようなものであるため、この選挙自体は茶番ですが、それでも現地の国民が自ら未来を採択したという点は大きな意義があります。

人がシステムに動かされるのではなく、人がシステムを選び、動かしていく。

ある意味SEAUnは作中の日本が過去に辿った道を歩んでいくわけですが、切実に平和や秩序を求めていた彼らが日本と同じ未来を選ぶとは限らないでしょう。

また、今作ではデスモンドが盛んにポストコロニアリズムを引用している場面があり、そこも興味深いところです。

ポストコロニアリズムを知ったうえで見ると、色々な発見があるかもしれません。

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劇場版:『劇場版サイコパスSinners of Systems』(2019年)

『サイコパスSS』、キービジュアル

©サイコパス製作委員会

―――正義は、歪んだ世界を照らす

実に4年ぶりに作成された『サイコパス』シリーズの新作、『劇場版サイコパスSinners of Systems』(以下『SS』)。

狡噛や宜野座といった御馴染みのキャラクターに加え、征陸や須郷といったキャラクターをメインに据えた三部構成となっており、これまでとは一味違うエピソードが繰り広げられました。

また、それぞれの内容が『サイコパス3』につながる内容になっているのも特徴です(もちろん見ていなくても話は理解できますが…)。

『SS』:『Case1.罪と罰』

『SS罪と罰』、キービジュアル

©サイコパス製作委員会

これまでヒールに徹していた霜月と良き兄貴分の宜野座がメインの『SS』の第一作。

タイトル通りドストエフスキーの傑作小説の『罪と罰』が引用されていますが、僕は読んだことがないので上手く繋げられない…(笑)

だからそれ抜きで話を進めるので悪しからず(笑)

『Case1.罪と罰』あらすじと結末

『罪と罰』、霜月と常守

©サイコパス製作委員会

2117年、一台の暴走車両が霜月達の手で確保される。

そこに乗っていたのは特別行政区サンクチュアリの心理カウンセラー夜坂泉(やさかいずみ)だったが、彼女は薬による発話障害によって会話もままならない状態だった。

霜月は宜野座や六合塚(くにづか)と共に夜坂をサンクチュアリに送還するが、統括管理官の辻飼姜香(つじがいきょうか)をはじめとした管理者や潜在犯達は更生プログラムを盾に非協力的な態度を貫く。

苛立つ霜月は常守と連携して捜査を進めるが、突如夜坂が逃亡し、逃亡幇助の疑いをかけられた六合塚が拘束されてしまう。

激怒した霜月は宜野座と権限を行使し、夜坂の確保に向かう。

夜坂を発見した霜月はそこで彼女が久々利武弥(くくりたけや)という少年を匿っていることを知る。

霜月と宜野座はサンクチュアリに後ろめたい秘密があることを察知するが、そこにサンクチュアリからの追手が迫る。

霜月と宜野座は追手から2人を守りながらサンクチュアリに戻り、捜査を再開。

そして霜月はサンクチュアリが放射性廃棄物を潜在犯に処理させていること、武弥の母親がその事実を知って命を奪われたこと、そして夜坂が武弥を守ろうとして脱走したことを知る。

真実を知った霜月は辻飼に拘束されるも、録音した彼女の本音を公開して潜在犯達を暴走させる。

権威が失墜した辻飼は逃走を図るが、霜月によって執行され、サンクチュアリは完全に崩壊する。

一方の、宜野座も六合塚を助け出し、保全官の松来ロジオンを返り討ちにする。

暴走する潜在犯から夜坂、武弥と共に逃れた霜月は宜野座、六合塚と合流し、駆け付けた常守達に助けられる。

その後、霜月はサンクチュアリの黒幕であり、シビュラシステムの生体ユニットである烏間明と対面。

シビュラシステムの信頼を揺るがす失態を犯した彼を叱咤し、その頬を引っ叩く。

『Case1.罪と罰』について、所感

『罪と罰』、宜野座

©サイコパス製作委員会

ヒールの霜月が思わぬ成長を見せつけたことに、恐らく多くの人が驚いたかと思います。

後、宜野座が武弥を励ますシーンでは、どこか征陸を彷彿とさせる面影があって、彼の優しさや父性が垣間見えましたね。

個人的に今作で面白かったのがサンクチュアリの崩壊が擬似的なシビュラシステムの崩壊を彷彿とさせている点です。

集団思考状態を作り上げているサンクチュアリは色相の悪化を恐れ、ある種の疑心暗鬼に囚われている作中の社会を連想させますし、辻飼のような「権威だけでシステムにとって必要性がない管理者」は、シビュラシステムが集合的サイコパスを認めた結果、真っ先に執行された東金美沙子を思わせます。

つまり、シビュラシステムが求められているのはあくまでそのシステムそのものであり、その構成員という管理者自体は求められていないとも解釈できます。

むしろ、例えシステムの中枢にいたとしても管理者の実情がシステムと乖離していると判断されれば、パージされる可能性も生まれるでしょう。

だから小市民の理想的なサンプルである霜月はシビュラシステムの一員である烏間を引っ叩くことができたわけですね。

いくらシビュラシステムの構成員でも「シビュラシステムらしさ」を失うことになれば、真っ先にパージされることを示しているといえるでしょう。

人々が求めるシステムに管理者が外れるようなことがあれば、システムそれ自体が崩壊するリスクがある。

今作で提示されたこの事象は、シビュラシステムの盲点の一つを描き出しているといえるでしょう。

『SS』:『Case2.First Guardian』

『First Guardian』、キービジュアル

©サイコパス製作委員会

今作は常守が監視官になる半年前という、シリーズの中でも最も古い時系列にあたるエピソードです。

メインは第一期で命を落とした征陸と、作中当時は国防軍軍人で後々執行官となる須郷。

意外な取り合わせに加え、狡噛や篝(かがり)といった懐かしいキャラクターも登場するファン垂涎の一作ではないでしょうか。

また、征陸を演じている有岡欽隆の遺作でもあり、彼の熟練した渋い芝居が観られる最後の機会ともいえます。

『Case2.First Guardian』のあらすじと結末

『First Guardian』、征陸

©サイコパス製作委員会

SEAUnでの事件の直後の2116年、省庁間人事交流によって外務省の花城フレデリカが監視官補佐として公安局に着任、常守達がいる一係に配属される。

そこで花城は元国防軍の執行官である須郷徹平に目を付け、外務省に新設される準軍事部隊へスカウトする。

返事に窮した須郷は、あることを思い出す。

2112年、国防軍で「ファースト・ガーディアン」というコールネームで軍事ドローンのパイロットを務めていた須郷。

ある時、須郷はSEAUnの反体制勢力を鎮圧する「フットスタンプ作戦」に参加するも、上官の指示は戦闘中の味方を放置してドローンを撤退させるというものだった。

結果、隊長の大友逸樹(おおともいつき)や須郷の同僚2名がMIA(行方不明)となってしまう。

それから3ヶ月後、国防省を武装ドローンが襲撃する事件が発生し、多数の犠牲者が出たうえに、現場の映像には大友が映されていた。

捜査に来た監視官の青柳璃彩(あおやなぎりさ)と執行官の征陸は色相が悪化傾向にある須郷を容疑者と目する。

一方で征陸は確実に大友を確保するために須郷を捜査に協力させる。

そんな中、出島にある外務省の九州支分部局がドローンで襲撃する事件が発生、犠牲者の中にはフットスタンプ作戦に関わっていた参事官の名前もあった。

フットスタンプ作戦が一連の事件に関わっていると直感した須郷は上官の港屋門斗(みなとやもんと)に真相を問い質そうとするが、港屋は須郷を拘束させる。

さらに港屋と結託している国防軍作戦監視官の高江洲嘉人(たかえすよしと)は国防軍の秘密に触れようとする青柳と征陸を脅迫する。

激怒した征陸は青柳と共に口封じさせられようとしていた須郷を助け出し、強権を行使して港屋に強制捜査を通告する。

助け出された須郷は大友の言葉を思い出し、彼が残したメモリーチップを見つけ出す。

メモリーチップのデータから須郷達は地下の潜水艦基地を見つけ、そこで大友と邂逅する。

須郷達は死闘の末に大友を取り押さえるが、それはホロをまとったスパークリングロボット(訓練用ロボット)だった。

スパークリングロボットに残された大友の音声から、須郷達はフットスタンプ作戦の真相を知る。

フットスタンプ作戦は化学兵器のナノ強化VXガスが使用されており、大友達はその巻き添えで命を落としていた。

そして救援物資に偽装されたナノ強化VXガスを投下したのは、他ならぬ須郷自身だった。

他方で征陸と青柳はスパークリングロボットに搭載されている大友の人格が模造知能であると見抜く。

大友に似せたスパークリングロボットを利用して事件を引き起こしたのは、復讐に憑りつかれた妻の大友燐(おおともりん)だった。

事実を知った須郷は彼女の最後の標的である高江洲の元へ駆けつける。

だが、既に港屋の命を奪っていたものの、燐は部下を身代わりにした高江洲に返り討ちにされてしまう。

そのまま高江洲は逃亡を図るも、征陸に執行される。

その後、須郷は色相が回復せずに隔離センターに収容され、やがて執行官になるのだった。

『Case2.First Guardian』について、所感

『ファーストガーディアン』、須郷

©サイコパス製作委員会

狡噛、篝、征陸、青柳と第一期の人気キャラクター総出演の作品ですが、個人的にこの作品で興味深いポイントは省庁間の争いではないです。

『サイコパス2』では厚生省と経産省の勢力争いが語られましたが、今作では公安局と国防軍の管轄争いが描かれており、フットスタンプ作戦の背景にも国防軍と外務省が厚生省との競争がありました。

一見するとよくあるお役人の縄張り争いですが、社会を席巻するシビュラシステムにも抵抗勢力があることを暗に示している感じがしますね。

他方で、上官の思惑に振り回される須郷を見ていると、結局色相や犯罪係数に関係なく、人間が歯車として扱われ、好き勝手に使い倒されることはどの組織でもあり得ることだとしみじみ感じますね…。

また、須郷が執行官となったのは征陸がきっかけだったこともわかります。

ただ、征陸の背中を見て執行官になった須郷がどうして一度断わったスカウトを受けて行動課にいくことになったのかは…まだわかりません(笑)

『SS』:『Case3.恩讐の彼方に__』

『恩讐の彼方に』、キービジュアル

©サイコパス製作委員会

『SS』の締めくくりとなったのが、海外を放浪する狡噛を主役に据えた『恩讐の彼方に__』です。

タイトルは菊池寛の同名小説が元であり、作中にも小説が登場するなど、『サイコパス』シリーズお得意の引用が存分に振り撒かれています。

また、花城フレデリカや「ピースブレイカー」(略奪などを行う特殊部隊)というワードが登場するなど、『サイコパス3』につながる要素が多いのも注目すべきポイントでしょう。

『Case3.恩讐の彼方に__』

『恩讐の彼方に』、狡噛

©サイコパス製作委員会

2117年、SEAUnの事件後、狡噛はチベット・ヒマラヤ同盟王国へ向かう。

道中、ゲリラに襲われる難民の避難バスを救出した狡噛は乗客の少女テンジン・ワンチュクに「先生になってほしい」と頼まれる。

テンジンは自身の家族の命を奪ったジャン=マルセル・ベルモンドへの復讐を考えており、狡噛に戦闘術を学ぼうと考えていたのだ。

槙島との経験から復讐を否定する狡噛は断るものの、テンジンの熱意に押され、あくまで護身術を教えることを条件に承諾する。

そのままテンジンの叔父のキンレイ・ドルジが持つ家に間借りすることになった狡噛は、護身術だけでなく、彼女が父の遺品の小説「恩讐の彼方に」を読めるように日本語を教えることになる。

テンジンと穏やかな日々を過ごす狡噛だが、そこに日本棄民の調査をしている花城が現れる。

花城は日系人であるテンジンを日本に誘うが、テンジンはチベット・ヒマラヤ同盟王国を離れる気はないと答える。

すると、血相を変えたキンレイが現れ、ゲリラに襲撃された補給部隊を助けてほしいと狡噛に頼む。

止む無く狡噛は承諾し、ゲリラを追い払うが青年兵に情けをかけたことで負傷してしまう。

だが、狡噛は以前酒場で出会った「停戦監視団」(国連平和維持軍の残党)のリーダーであるギレルモ・ガルシアに助けられる。

ギレルモはチベット・ヒマラヤ同盟王国の内戦を鎮めるために対立する勢力の交渉を行っていた。

だがそんなある日、テンジンは市場でマルセルと偶然遭遇し、彼の後を尾行。

その先でテンジンはマルセルがギレルモと結託しており、自分達が起こした戦いを自分達で解決するというマッチポンプを行っていたことを知る。

衝撃の事実にショックを受けたテンジンは思わず持ち出した狡噛の拳銃を構えるが、『恩讐の彼方に』や狡噛の言葉を思い返し、撃てずに終わる。

一方、反発してきたマルセルを始末したギレルモは気配を察知し、ナイフをテンジン目掛けて投げつける。

テンジンは負傷するも、どうにか狡噛とキンレイの元に戻り、彼らに真実を告げる。

しかし、拳銃が拾われたことで、ギレルモは狡噛に盗み聞かれたと判断し、口封じのために停戦監視団を差し向ける。

狡噛はキンレイ、花城にテンジンを託し、自身を慕う停戦監視団の一員のツェリン・グリンと追手の足止めを行う。

その後、合流した花城とキンレイからテンジンが一命を取り止めたと知った狡噛は、彼女を巻き込んだ責任を果たすためにギレルモと雌雄を決する。

狡噛は花城やツェリンの協力を受けてギレルモが乗る列車を襲撃し、彼を討ち果たす。

翌日、狡噛はツェリンと共謀し、自身をギレルモの命を奪った悪人とすることでテンジンの願い通りにチベット・ヒマラヤ同盟王国の和平交渉を加速させる。

そして自身は協力の見返りに仕事の手伝いを約束した花城と共に日本へと向かうのだった。

『恩讐の彼方に__』について、所感

『恩讐の彼方に』、テンジン

©サイコパス製作委員会

狡噛とテンジンの微笑ましいやり取りを通じ、「復讐」について考えていくシナリオが魅力的でした。

この作品のちょっと面白い点が、『恩讐の彼方に』の使い方です。

『恩讐の彼方に』は復讐の対象となる市九郎の視点で物語が展開しますが、今作は狡噛やテンジンという復讐を行った者、あるいは考えている者の視点で進められています。

つまり彼らは『恩讐の彼方に』において復讐をしようとする実之助の立ち位置にあたるわけです。

他方、『恩讐の彼方に』において実之助は村人のために一心不乱に難所にトンネルを作ろうとする市九郎に感化されて復讐を捨てることになりますが、かつての狡噛はそれとは逆の結末を辿っています。

むしろ狡噛は復讐を果たすことで、結果的に市九郎のように居場所を失くしてしまった、別の結末を迎えた実之助を暗示しているのかもしれません。

しかし、今作は復讐の代償として居場所を失った狡噛でもやれることがあると示唆しています。

居場所を失った者だからこそ、同じように居場所を失おうとしている者が一線を越えているのを止められる。

そして居場所を失った者だからこそ、自身の居場所を気にせず、正義のために命を賭けられる。

奇しくも、狡噛がテンジンに対してやったことは、尊厳も何もかもを捨ててトンネル堀りを行った市九郎にどことなく重なります。

つまり今作は復讐を捨てられなかった実之助が市九郎となっていく物語といえるかもしれません。

そしてそんな生き方を見出したからこそ狡噛は日本に帰る決心をしたのでしょう。

一方で、居場所を求めるあまり他者の居場所奪うようなことをしていたガルシアは、狡噛と対比されているキャラクターといえますね。

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15分でわかるサイコパスシリーズの流れについて、感想

『サイコパス』、須郷と花城

©サイコパス製作委員会

文字数がおかしい…(笑)

どうして楽しく書いていたらこんなことになってしまうんだ…。

…読むの得意な方なら大丈夫ですよね!(笑)

まぁそれだけ『サイコパス』は語れる作品ってことで…ここは一つお願いします(笑)

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