皆々様こんにちは。
『サイコパス3』担当のgatoです。
これまで全8話にわたって『サイコパス3』を追いかけてきましたが、案の定全8話で終わらず、2020年春に劇場版『FIRST INSPECTER』が公開されることになりました。
いやーズルいなぁ(笑)
でも見ちゃうんだよなぁ(笑)
ただ、『サイコパス3』はなかなか情報量が多くて劇場版が公開される頃には忘れてしまいそうになりますよね。
そこで、今回は『FIRST INSPECTER』につながりそうな謎や劇場版の描かれるであろう事柄をまとめてみました。
公開当日までの備忘録として役立てて頂ければ幸いです。
スポンサーリンク目次
『FIRST INESPECTER』
『サイコパス3』第8話のラストでサプライズ的に告知された劇場版『FIRST INSPECTER』。
しかし、今の所情報は「2020年春公開」のみであり、そのほかの情報は全く明かされていません。
しかも「春公開」ですから、具体的な公開日も不明であり、場合によっては遅れる可能性もあるわけで(笑)
ただ、すでに新しいOPが決まっているなど、準備は着々と進んでいるようですね。
スポンサーリンク『サイコパス3』で明かされていない謎
まずは『サイコパス3』で明かされていない謎を整理していきましょう。
ただ、細かいところも含めると数が多くなるので、今回はとりわけ重要なものを4つに絞ってお伝えします。
後、最終回の結末については前回の記事をご覧ください。
未解決の事件
やはり『サイコパス3』の最大の謎といえば、大きく分けて3つの事件でしょう。
その事件とは以下の通りです。
2.ロシア船銃撃事件
3.六合塚(くにづか)の最後の事件。
一つ目と二つ目の事件に関しては犠牲者が出ており、とりわけ前者では朱が「逮捕」されたという報道さえ出ています。
また、いずれかの事件で灼(あらた)の父である篤志と炯(けい)の兄である輝(あきら)が命を落としていると思われます。
そして三つ目の事件ですが、これは詳細が一切不明であり、一つ目の事件か二つ目の事件と同一の可能性があります。
ただ、同一にせよ、そうでないにせよ、梓澤(あずさわ)が六合塚の命を狙うほどの重要性があることがわかります。
ビフロストとは何か?
もう一つの最大の謎といえば、灼や炯が追いかけている狐の元締めであるビフロストです。
『サイコパス3』では何度も何度も登場していましたが、結局組織の全容は分からないまま…。
こんなにも出番が多い敵役なのに詳細が全然わからないってなかなかですよね(笑)
ひとまずビフロストに関してわかっていることは以下の通りです。
・シビュラシステムの目を掻い潜って犯罪を起こす術に長けている。
・事件の裏でコングレスマンが投資などを行うマネーゲームを繰り広げている。
・コングレスマン同士、インスペクター同士で潰し合いも行われる。
・コングレスマンは「免罪体質者」や監視官の素性などといった機密情報も入手している。
・公安局だけでなく外務省からもマークされている。
・シビュラシステム成立以前から存在している可能性もある。
…と、こんな具合ですね。
僕としては「政財界に非合法的に介入することで利益を得ることを目的とする組織」と予測していますが…。
正直わかんない!(笑)
都知事選では代理人格AIにこだわっていたり、せっかく当選させた小宮を始末しようとしたりと単純にマネーゲームを行うだけの組織とは思えない点がちらほら…。
おまけに「シビュラシステム成立以前から存在している」ということが事実なら、シビュラシステム以上の歴史と権力を有している組織である可能性が高くなります。
もしそうだとしたら、シリーズ上最も巨大な組織であることも…。
篤志と輝
すでに故人である篤志と輝は非常に重要な人物ですが、結局詳細はあまり語られないまま劇場版へ持ち越しとなりました。
篤志は厚生省の役人でしたがビフロストのメンバーと同じデザインの名刺を持っており、おまけに久利須(くりす)達が出島で行っていた武器の密輸を知っており、しまいにはインスペクターである梓澤や小畑とも面識があることも示唆されています。
さらに篤志は灼が免罪体質者であることを知っており、メンタルトレースのような技術で人を誘導していたと思われる証言もあるなど、色々危うげな秘密を持っていそうです。
そして輝もコングレスマンである裁園寺やトーリと面識があると思しき台詞があります。
つまり灼と炯はそれぞれビフロストと関係している肉親がいるというわけです。
それだけでなく、輝は篤志によって命を奪われ、篤志は自ら命を絶つという凄惨な結末を迎えています。
これも何か意味あり気…というか、とんでもない事情が隠れているような気がしてなりませんね。
何はともあれ、この二人が灼と炯が求める「真実」に最も近い人物であることは間違いないでしょう。
なぜ朱は囚われているのか?
『サイコパス』シリーズファンを驚かせたこととして、まず挙げられるのは朱が監禁されていることでしょう。
現状明かされている情報だと、さきほどお伝えした「朱が監禁されているきっかけになった事件」が原因だと予測されます。
しかし、朱の監禁状態は意外と緩いものです。
実際朱は雛河(ひなかわ)や霜月といった現役の監視官や執行官と連絡を取っているだけでなく、シビュラシステムの一員である細呂木(ほそろぎ)や、あの狡噛(こうがみ)とも接触しています。
これだと、逮捕されて収監された、色相が悪化して隔離されたというより「何らかの事情で監禁状態にならざるを得なくなっている」と考えた方がよさそうな感じがしますね。
少し穿った見方をするなら、むしろ朱は自主的にあの状況を作り上げている可能性すらあるでしょう。
また、詳しくは後述しますが、朱はシビュラシステムと何らかの取引を行い、何かしらの計画を進めていることもあり得るかもしれません。
スポンサーリンク『FIRST INSPECTER』の注目ポイント
ここでは『FIRST INSPECTER』の内容に大きく関わると思われる6つの注目ポイントをまとめてみました。
灼と炯の対立
やはり注目すべきは『サイコパス3』のOPでも暗示されていた灼と炯の対立でしょう。
実際第8話では炯の妻の舞子が事件に巻き込まれ、色相が悪化したことがきっかけで灼と炯の関係に亀裂が入ります。
おまけに炯は入国者であるから日ごろ差別を受けているうえに梓澤と小畑が歪んだ情報をばらまいたことで捜査からも外され、都知事の小宮や副都知事の三森から邪険に扱われます。
その結果、炯はコングレスマンの法斑(ほむら)のスカウトを受け、なんとサーティーンインスペクターになってしまいました。
これはもう…対立まっしぐらですね(笑)
元々正義感が強く、心優しい炯がビフロストに忠誠心を持つとは考えにくい…。
でも、舞子と共に生きていくために手段を選ばないようになっているため、灼と衝突することは待ったなしになりそうですね。
もし灼と炯が衝突することになったら、執行官も二分しそうですね。
今の所灼には入江と雛河、炯には廿六木(とどろき)と如月がつきそうな感じはしますが…。
何はともあれ、喧嘩別れのうえ最悪な結末を迎えることだけは避けてほしい…。
公安局VS行動課
『サイコパス3』でちょいちょいあったのが公安局と外務省行動課の接近でしたね。
両者は別段敵対しているわけではありませんが、お互いビフロストを追っているうえに、それぞれ管轄が違うのもあって競争している場面が何度かありました。
さらに第8話では花城が明確に「早い者勝ち」と発言しているため、劇場版では公安局と行動課がビフロストを巡ってまたぶつかりそうな予感がします。
ただこの手の話のお約束として、最終的には協力してビフロストと戦うってことになりそうですけど(笑)
そうなると胸アツな展開ですよね(笑)
梓澤の謀略
『サイコパス3』のラスボス的な立ち位置となりつつある梓澤ですが、劇場版では最大の敵として灼や炯の前に立ちはだかりそうですね。
そもそも梓澤は篤志と面識があり、それもあって灼にも敵対心を持っている描写があります。
加えてコングレスマンを目指す上昇志向の持ち主であり、今でこそコングレスマンの代銀(しろがね)と結託していますが、彼を裏切る可能性も高いでしょう。
当然劇場版で発生する事件の陰には梓澤がいると思われますが、彼がどんな手口を用いて事件を起こしてくるかは見ものですね。
また、彼を通じて篤志にまつわる謎も解かれる可能性も高いでしょう。
法斑の暗躍
ビフロストのメンバーで梓澤に並んで注目すべきキャラクターといえば、やはりコングレスマンの法斑でしょう。
これまで法斑は蹴落とそうとする裁園寺や代銀の謀略を潜り抜けただけでなく、独自の差配で様々な事件に介入していました
おまけに炯をサーティーンインスペクターに仕立て上げ、ビフロスト内の蹴落とし合いを生き残ろうとしています。
そんな法斑ですが、寝たきりの父親がいるうえに、彼に勝ち残ることを約束しているなど、ビフロストで行われるゲームに対して並々ならない気概を持っていることが描写されています。
また私利私欲で動き、ゲームを楽しんでいるような他のコングレスマンと異なり、法斑は「ゲームが嫌い」と明言するなどコングレスマンとしては異質なようですね。
もしかしたら法斑は炯と共に灼の前に立ちはだかるよりも、内部からビフロストを破壊するような立場になるかもしれません。
小宮の行く末
ビフロストの標的にされている小宮も劇場版でどんな立ち回りを見せるのか気になるところです。
もちろんビフロストの魔の手からいかに逃れるかも気になりますが、個人的に注目したいのが彼女が「どのように社会を治めていくか」という点です。
小宮はこれまでのシリーズになかった政治家のキーパーソンであり、ある意味作中の社会(正確には東京)を導く立場にあります。
これまで『サイコパス』シリーズでは朱達が政治に関わることはあっても、実際的に大衆にアプローチする場面はあまりありませんでした。
その点では、小宮は初めて大衆にアプローチできるキャラクターということになります。
もし小宮が「ポスト・シビュラ」を意味するような方針で大衆にアプローチするのなら…個人的には胸アツです(笑)
朱の目論見とは?
さきほども触れましたが、朱は監禁されている状況を利用し(あるいは自主的に監禁されたうえで)、何かしらの計画を進めている可能性が高いといえます。
雛河や霜月と連絡を取っていたり、免罪体質者の灼を監視官に推薦したりと、朱の行動は結構重要度が高いですよね。
もしかしたら朱はビフロストへの捜査を進めるだけでなく、それによって発生する社会への影響を見越しているのかもしれません。
そもそも朱の最大の目的は「シビュラシステムの電源を落とすこと」であり、自らシビュラシステムを受け入れた人々が自らシビュラシステムを拒絶し、より良い社会を実現していくことでした。
この結末を迎えることがある意味シリーズ最大の命題ですので、そこに劇場版が取り組むかどうか、そして朱の行動がそこにつながっているかどうかは見ものですね。
スポンサーリンク劇場版『サイコパス3 FIRST INSPECTER』に向けて…所感
ひとまず劇場版に向けて色々まとめてみましたが、いかんせん情報がなさすぎて(笑)
シンプルにまとめてみましたがいかがでしょうか(笑)
ここまでやって実は総集編でしたー!ってオチだったら泣きますね(笑)
個人的に劇場版でこれまでの話がまとめられるかちょっと不安な気持ちもあったりしますが、そこは制作陣に期待しましょう(笑)
いやー来年の春が待ち遠しい…。
その間で機会が合ったらシリーズの総まとめもやってみたいですね(笑)
それでは、改めまして…。
『サイコパス3』の記事をこれまで書いてきましたが、一旦これでおしまいです。
これまでご精読誠にありがとうございました。
また別の作品でお会いしましょう!
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コメント
ものすごく詳しく解説されていて、さらに読みやすくまとめてあるのですごくありがたいです。これを読みながら本編を見ることで自分も自分なりの考察ができて良いですね。これからも楽しみにしています。
名無しさんコメントありがとうございます!
>ものすごく詳しく解説されていて、さらに読みやすくまとめてあるのですごくありがたいです。
ありがとうございます!
そんな風におっしゃっていただけると本当に励みになります。。。
何より「自分なりの考察ができる」という点で一助になれていることが嬉しいです。
今『イド:インヴェイデッド』の記事を書いているように、今後も様々な作品で書いていけたらと思っているので、ぜひ遊びにきてください!