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ひぐらしのなく頃に業23話考察・解説・感想!祟騙し編へのつながり【ひぐらしのなく頃に業 郷壊し編考察】

こんにちは!「ひぐらしのなく頃に業」担当ライターの深夜特急です!

さて、今回の23話は「郷壊し編」の第6話目です。

22話では、沙都子は梨花の過ごしてきた100年を自らも体験し、梨花の心をへし折る作戦を立てて実行しに行くところで話は終わります。

100年過ごして、より一層奮起する様子からは、精神面の強さは沙都子の方が上なのでは?と同時に、惨劇を繰り返したことにより、一層闇が濃くなったのかとも捉えられました。

どちらにせよ、22話のラスト。あの恐ろしい表情は私たちが知ってる純粋な沙都子ではありませんでした。

変わってしまった沙都子は、これからどう梨花を追い詰めていくのでしょうか?ハンカチを準備して考察していきます。

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100過ごした変化

今回の神経衰弱で見せたように、沙都子には4に対する恐怖心が全くなくなっていると思われます。遊び心でもループするといった感じでしょうか?

遊び心が残ってる分ちょっと人間らしさがありますが、湯水のように時間と命で遊ぶ沙都子の姿は、まるで金を燃やして遊ぶ成金のようです。

エウアは褒めていましたが、これはかなり悲しいことです。

蓄積されていることを知る。

ここで、圭一に何かしらの記憶が残っている様子を見た、それどころか、どのカケラでも不可解な点があったと話す沙都子からは恐らく今回の沙都子は、鬼騙し編綿騙し編もう過ごした後の状態なのでしょう。

梨花が皆に少なからず記憶が残っていることを「奇跡」と呼んでいましたが、その正体は「必然」であったと、エウアにより明かされました。

ここで、沙都子の考えていた、リセットを繰り返しその内、梨花の心をへし折るという攻略法がただ単純なものではないと判明します。

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まさかの鉄平

梨花にとって「奇跡」であることに変わりはありませんが、沙都子のリセット攻略法では、それはイレギュラーです。

イレギュラーがあっては、色んな準備をしているとは言え、柔軟に対処しなければなりません。それが今回の鉄平です。

エウアから、親しいものや、それと肉親に影響が起こりやすい、と聞いた沙都子がまず思い浮かべたのは悟史なのではなかったのでしょうか?

ですので鉄平が現れた時、沙都子は予想外だったのでしょう、実際怯えていました。

どうやら、沙都子の親族であるため、影響を受けやすい鉄平は、梨花と沙都子たちの惨劇とは関係なく、別個で自業自得の惨劇を繰り返していたようです。

しかし、今回沙都子は、柔軟に対処したのではないのでしょうか?今回の話が「祟騙し編」カケラの世界であると仮定し、沙都子が鉄平出現によって立てた作戦を考察したいと思います。

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機転を利かせた作戦。

鉄平出現により、急遽沙都子が立てた作戦の流れは、

①いままで描かれてきた「敵」を周囲から無くす。

②梨花には、より一層雛見沢を魅力的に感じさせる。

③ゴリ押しで、いつものように梨花の心もへし折ってしまう。

ではないかと思います。

順を追って解説いたします。

「祟騙し編」では、過去の「皆〇し編」同様、沙都子救出のため、皆が立ち上がります。

村人たちや、園崎家までもが沙都子の味方となり、長く続いた北条家の村八分にも終止符が打たれます。

ただ一つ、大きく過去作と違う点があります。それは皆が立ち上がった理由の、鉄平による沙都子へのギャク待が無かったことです。それはむしろ根底から違います。

親族である鉄平が沙都子の影響を受け、ろくでもない4に方を繰り返していること、そして今の鉄平がギャク待をする可能性はないことを、沙都子は理解していたのでしょう。

しかし、鉄平出現により発生する、村中が沙都子の味方になる一大イベントを逃すわけにはいきません。

それが蓄積され、当たり前になれば、沙都子を初めから受け入れてる雛見沢が出来上がるのですから。

とは言え、鉄平に何の容疑もない以上、いつかはバレる嘘です。沙都子は、最後には鉄平にL5発症薬を使う予定だったのでしょう。

今回のラストでも、沙都子は鉄平と別れてもまだ手が震えてました。このまま一緒に住むなんてもってのほかです。

ひぐらしのなく頃に業 23話 沙都子

©2020竜騎士07/ひぐらしのなく頃に製作委員会

少し計算外

しかし、少し予想外の出来事が起こります。今回の23話で判明しましたが、大石が鉄平と接触していました。

13話でも「今だけは前原さんに花を持たせてやります。」や「前原さんは自分が正しいことをしてるのだと信じて疑わないのでしょうね。」のような発言をしていることから、大石は今回鉄平が変わったことを確信していまいた。

なので、大石は児童相談所の人だけを連れて沙都子の元へと向かったのでしょう。圭一たちが、せっかく頑張ったことに水を差すような結末を、北条家で見せたくなかったのではないかと考えます。

結果持ち直す

大石の介入で計画が少々ずれましたが、 沙都子はL5発症薬を大石に使うことで、軌道修正をしたのでは無いでしょうか?圭一へのお礼の電話でも過去のカケラの記憶を元に話していました。

「祟騙し編」はこのように沙都子の作戦で作り出されたカケラなのではないでしょうか?

村人たちの北条家への認識の改善。園崎家も味方に付く。沙都子の唯一の親族鉄平が優しい。それが蓄積し、沙都子にとって理想の世界を作り出せたら親友である梨花は村の外に誘いづらくなります。

そしてかなりのハッピーエンドの中、とどめの一撃で大石錯乱事件により梨花の心をへし折ることができたのなら、柔軟な対処どころかイレギュラーを味方につけて、今回の世界は強烈な一手になったのではないでしょうか?

実際、「猫騙し編」の冒頭では梨花の心はもう、ほとんど折れていました。

▼沙都子ループによる詳しい時系列はこちら

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まとめと「エウア」について

以上が、沙都子の鉄平出現により練った作戦と、「祟騙し編」にどうつながっていくのかの考察でした。

もし、仮にこの考察通りの展開だったとして、かつて本気で痛めつけられたとはいえかなり弱ってる鉄平になんて仕打ちでしょうか…

とはいえ、梨花と雛見沢でずっと暮らすのが目的の沙都子にとってはいい材料だったのではないでしょうか?

個人的には今回のラスト、手が震えながらも鉄平を複雑そうに見つめていたシーン。その表情に少しでも同情や、鉄平を思う気持ちがあれば…と思います。

そして、今回序盤からシレっと当然のように呼んでいる、「エウア」についても触れておかなければいけません。

前回まで私が「オヤシロ神様」なのではないかと考察していた彼女は、本編で羽入の「あうあう」みたいな感じで、沙都子の「え~う~あ~…」からエウアと名前が作られましたね。

これで、老オヤシロ神様、ひぐらしのなく頃に「超」の線も消えてなくなりました。

もうそんな考察、なかったことにして、最初からエウアと当然のように呼んでいれば老オヤシロ神様と共に消え去ってくれると思いましたが、さっきリンク張った21話の考察にバッチリ書いてあったので、ここで訂正させていただきます。

今後は本編通り「エウア」と呼ばさせていただきます。

「エウア」って名前、やっぱり21話の考察で考えてたエ〇”ァと関係あるんじゃないか、とかも、もうほじくり返さないようにします。

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ひぐらしのなく頃に業 第23話感想

今回は変わってしまった沙都子の様子や、その沙都子の様子から考察した内容で、個人的になかなか悲しいものとなりました。

結局、冒頭で準備したハンカチは、ティッシュ並みに使いきってしまいました。

とは言え勝手な考察で悲しんでいるだけですから、本編ではまだまだ予想外のことがあるでしょう。

ところどころの沙都子の表情には、まだ狂いきってない、沙都子らしい表情も見られましたし、今回本編だけ見るとまだまだ沙都子らしいのではないかと思います。

今までは、梨花を直接手にかけてない(聖ルチーア学園では心中でしたのでカウントは微妙ですが)沙都子が、いつ梨花に銃を向けたり、綿流ししたり直接手にかける沙都子になってしまうのかビクビクしながら続きを楽しみたいです。

それと、かなり余談なのですが、10年以上前のコミックスですが「語出し編」と言う、公式のアンソロジーコミックスがありました。その中の一つに「里恋し編」というものがありますが、それがかなり今回の話に似ています。

もちろん沙都子もループしていませんですし、ただ純粋に鉄平が良い叔父となって現れた。というもしも…のカケラの話ではあります。

そのくらいの、もしもがまさか本編で見られるとは!そこに今回一番鳥肌が立ったかもしれません。

今後また、語出し編並みのもしもが、また出てくるかも知れませんね!

ひぐらしのなく頃にのキャッチコピーは「正答率1%」この考察がその1%に少しでも近づけていることを祈りつつ…

次話が楽しみです!

▼ひぐらし業の記事はこちらにまとめてあります!

【鬼騙し編】ひぐらしのなく頃に業4話感想・考察・解説!圭一が生きていた理由【ひぐらし2020年版】
『ひぐらしのなく頃に業&卒』の記事をこちらにまとめておきます。(4話の記事は下にスクロール!) ...
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コメント

  1. 名無し より:

    >ここで、圭一に何かしらの記憶が残っている様子を見た、それどころか、どのカケラでも不可解な点があったと話す沙都子からは恐らく今回の沙都子は、鬼騙し編と綿騙し編はもう過ごした後の状態なのでしょう。

    沙都子は前回で梨花のカケラを見てるから、罪滅ぼし編のカケラの事を指してる可能性もありますよ

    少なくとも梨花のループが始まってる様子がないので、鬼騙し編や綿騙し編はまだだと思いますよ
    梨花をループさせるには沙都子が死ぬ前に梨花を殺す必要がありますし
    鬼騙し編では、神経衰弱で無双してましたし
    郷壊し編は全て0話の範囲だと考えます

    このループを下地にして祟り騙し編での罠を考えたのは間違いないとは思いますけどね

    • sinyatokkyu より:

      名無しさん、コメントありがとうございます!
      なるほど、それでは今回はまだずっと0話なのですね。梨花はまだ心が折れてない段階だろうから、今はまだお得意の猫かぶりが出来てるから隠せているものだと思ってました。
      確かに、「騙し」シリーズ前でも記憶が残ってる描写はありましたし、その可能性は高くありますね!
      沢山の可能性が出てきますからひぐらしは楽しいですね!
      どんな風にこれから進んでいくのか楽しみです!

  2. 只の村人 より:

    神経衰弱の際は沙都子がめくったカードが、はずれる度に4んでループしたのではなく指パッチンでリセットして選択を間違えた箇所からやり直す能力を手に入れたのではと個人的に推測しております。

    祟り騙し編で推していた佐都子にデレデレ鉄っちゃんではなかったですが善玉鉄っちゃんの登場が嬉しく思っています。

    エウアの真の目的は何なのでしょうか?
    オヤシロさまと敵対関係にある存在なのではと考えております。
    沙都子は利用されているだけなのでは、と…。

    まだまだ、謎だらけの業ですが、
    やはり最後は鉄平や鷹野も含めて全ての人が幸せになれる結末を期待したいです。

    次回の深夜特急さんの考察記事も楽しみにしてます。

    • sinyatokkyu より:

      只の村人さん、コメントありがとうございます!
      なるほど、つまり沙都子は4なずに簡単なリセットならパッチンでできる程、力をつけたということですね!
      もし、そうならエウアの力が沙都子に流れ込んだのか、沙都子が自力で到達したのか、それも楽しみになってきますね!

      善玉鉄ちゃん笑!ホント、でれでれまでとはいきませんが非常にいいものをみれて嬉しくなりますね!
      特に、あの声で弱弱しく沙都子に贖罪をしていた、鉄平。今までの言葉の悪さからしてみれば充分デレです笑。

      エウアの目的…オヤシロ神様と名付けていたのは半分冗談でもありますが、さらに力を持った存在ではあるとは思います。
      神にも沢山いるようですしね。神が人の子を使ってまで、カケラに干渉したい理由…少し楽しんでるようにも見えますね。必死な沙都子が遊ばれているような可能性は、かわいそうですが、そうじゃないかな?と思ったりもします笑。

      誰一人傷つかない、敵もいない雛見沢、いつか見ることができるといいですね!
      期待してワクワクして次回も楽しみましょう!

      ありがとうございます!拙い考察ではありますが、精いっぱい書かせていただきますので、どうぞよろしくお願い致します。