ブタ野郎と麻衣先輩の甘酸っぱいイチャコラ弁当タイムを真顔で眺めてしまったBBA代表です。
ごきげんよう。青ブタこと『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』考察担当・模造紙です。
青ブタ4話は新たな少女のエピソードに突入し、主人公は息つく暇もなく(麻衣とお付き合いが成立することがなくw)新章・古賀朋絵編へ移っていきました。
博多弁の後輩可愛いですね…!というか方言女子ってだけで3割増しキュートに感じられるのはなんでなんだろう。
咲太はというと、1か月越しの愛の告白が受け入れられたかと思いきやまさかのエンドレスエイト展開。
可哀想で気の毒としか言いようがないのですが、そんな星の元に生まれたラノベ主人公だから耐えろと言うしか(震え)
それでは今回も気になる考察点についてモリモリ語って参りましょう。
スポンサーリンク繰り返される6月27日
やっぱりループしてるやん!!!
▼麻衣編でもループや時間遡行を思わせる演出があったため、
世界軸そのものがループしている説を押していたのですが、新たに開幕した古賀朋絵編ものっけからのループ演出でした。
この作中舞台は、思春期症候群になると無意識のうちに曲げてはならなかったり変化を加えてはならない法則をいとも簡単に捻じ曲げることが可能というわけなんですね。
うん、麻衣編で慣れたから驚かない。
朋絵の思春期症候群
麻衣の思春期症候群は、全校生徒の無自覚の無視からくる『空気化』でしたが、朋絵のそれはハブられることの恐怖、教室で1人になる羞恥心から来るものでした。
高校入学を機に福岡から引っ越して来た朋絵は、誰も知り合いがいない土地で出来た現在のクラスメイト(仲良しの女子3人)が友達と呼べる存在。
しかし、友人の恋するバスケ部のイケメン先輩に意図せず想いを寄せられたことで、友人との人間関係を懸念しどうしても告白を避けたかった朋絵。
告白そのものを無かったことにするにするため、6月27日をやり直そうとします。つまりは時間遡行しての過去改変の現象を起こします。
(後述する双葉の「ラプラスの悪魔」理論だと、実は未来予知である可能性もあります)
朋絵が言うには、いかにもモテそうな人は趣味じゃないし、彼女自身はイケメン先輩を何とも思っていないとのこと。
問題なのは友人の好きな人に彼女が告られる事実であって、それが原因で横恋慕したとか心無いことを噂されたり、友達の好きな人に告白されるとか空気読めてなさすぎで有りえない、というのが彼女の言い分でした。
おぉ…なんというエンドレスエイト…。
JKの恋愛事情
私の単純な脳みそだと、好きじゃない相手から告られても適当に理由をつけて断ればいいんじゃない?と思うんですが、今の若者は告白イベント自体が周囲の空気を変えちゃうからNGってことに衝撃。わーめんどくさい。
朋絵の場合は高校からこの土地に来たからって点が、こんな考えを持ってしまう大きな理由でしょうが、それにしても独りよがりで幼稚という印象を受けます。
友達のためとは言いながら結局は自分のためってところが透けて見えてしまい、自己防衛のために咲太に嘘の協力を強いるところも疑問です。
グラウンドの中心で愛を叫んだ咲太と相手の麻衣の一連の行動も見知っているのに、たまたま事情を知った相手だからとは言え付き合ってるフリをしろとか…個人的には無理やり展開でいただけない行動だと思っちゃいました。
博多弁の可愛らしさや下着が見えそうなスカートには騙されません(キリッ)
実際は違うのかもしれませんが、打算的に見えてしまうんですよね。
もしかしたら彼女にとってはこの生き方が自然で、無自覚に嘘で塗り固めながら生きてきたのかもしれません。
これまでの彼女を見る限りでは、頭の中で損得勘定をして動くタイプではなさそうなので、それこそ無意識にしているか天性のものという表現がしっくり来るかもしれません。
だって、全校生徒に晒されて誕生したカップル(と周りには見えていますよね)の男のほうと付き合うなんて、そのほうが一体何が?って周りはなりませんか??
麻衣の気持ちはどうなるのか…そして咲太がヒソヒソされるとは思わないのかなぁ。
1年生の間では、咲太は一周まわってアリ扱いに昇格したらしいですし、その空気を読んで嘘の恋人関係をお願いしたとも考えられますよね。(つまり傷害事件を起こした危険人物のレッテルを貼られた咲太ではダメだったと)
う~ん…ちょっと新ヒロインは現時点では個人的にはイマイチ…な印象です。次回挽回を期待です。
スポンサーリンクラプラスの悪魔について
ちょ、双葉はほんと有能な子ですね!!
麻衣編でもMVPでしたし、物語における双葉のポジションと役割がだんだん判ってきましたよ。
で、この前は「シュレディンガーの猫」で今回は「ラプラスの悪魔」です。
ラプラスの悪魔とは、フランスの数学者ラプラスによって提唱された理論。
作中で双葉は
この世界に存在するあらゆる物質は同じ物理法則の支配下に平等である。
その法則を数式化して計算してしまえば未来の状況を導き出せる。
つまり、この世界に存在するすべての原子の位置と運動量がわかれば未来の状況を計算によって導き出せる。
と説明していました。
超簡単に言ってしまうと、宇宙ができた時点で我々すべての未来は決まっているということ。
正確な観測と複雑な計算さえ瞬時に完璧に実行できてしまえば、未来が発生するというよりも、過去から未来を見たのと同じである…それって超怖いよね…まるで悪魔に等しいやん…というわけでラプラスの悪魔と呼ばれたらしいです。
19世紀の物理学界では未来の決定性を論じる超越的な概念の「ラプラスの悪魔」が学者たちの頭を悩ませましたが、実は現在ではこの論争は落ち着いるそうです。
というのも、未だにすべての物理ステータスを解析することも、あらゆる物理学的事象を解析するような公式も解明されていません。
さらに言うと20世紀に量子力学が登場し「この世に存在するすべての原子と運動量を知ることはできない」と提唱されるようになって、ラプラスの悪魔の存在は否定されました。
当然、双葉も「ラプラスの悪魔」では未来が分からないことを知っているでしょうから、↑の不確定関係のことを合わせて教えてあげなかった理由があるのでしょうか?
いずれにしても、「ラプラスの悪魔」そのものは昔の理想論であって、現在ではありえないと否定されていることがキーポイントになりそうですね。
スポンサーリンク朋絵の思春期症候群を抜け出す方法とは?
前項の内容を踏まえると、「ラプラスの悪魔」の否定こそが朋絵の思春期症候群脱出には必要なのではと思います。
ラプラスの悪魔の否定とは、すなわち未来予知はできないと自覚させること。
あくまでも100%の未来はなく、未来は確率的なものであると朋絵に認めさせることが必要になってくるのではないでしょうか。
今の朋絵はというと
自分の望んでいない未来や訪れては困る未来を、無かったことにしてしまおうとしています。
無意識化で瞬時に未来を計算し、能動的に未来を決めてしまっているんですよね。
同じ日のやり直しや周囲を巻き込んだり全校生徒に嘘をつくことによって――。
ずっとこのままでいいわけないことは、徐々に彼女も判るとは思いますが、人から見られる自分を気にし続けている状態だと難しいかもしれませんね。
反対に人目を気にしない咲太
次回タイトルも「ありったけの嘘を君に」でしたし、咲太は渋々ながらも朋絵との疑似恋人関係に徹してあげるのでしょう。
麻衣編でもそうでしたが、他人から見た自分を気にし過ぎる少女が思春期症候群に罹ってしまうのでしょうか。
気にするあまり妙な現象がおきてしまうという。
ということは、朋絵にしても周囲の目を気にし過ぎない、または空気を読まない行動に思い切ってでることこそが、解決の糸口に繋がりそうな感じですね。
スポンサーリンク青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない 4話の感想
麻衣さんのお弁当見ましたか…!!
愛妻弁当じゃないですかー! #青ブタ
— 蒼色 (@ao2inosuke) October 24, 2018
▲愛妻弁当同意です 笑
確かに麻衣のキャラ的にデコ弁とか作らなさそう。シンプルイズベスト。
内容は超絶妙なバランスと主婦歴○年の私が太鼓判を押しておきましょう 笑
ただあの量では男子高校生は足りないような…ひじき煮は作ったのか…からあげはレンチンのやつか?…とか物語に関係ないところに考えを巡らせていました。まさか弁当が伏線ってことはないよな(真顔)
理央は国見が好きなのか #青ブタ
— 蒼色 (@ao2inosuke) October 24, 2018
▲にしても、双葉は国見が好きだったの??クール過ぎて全然わかんなかった。
今の時点では国見がイケメン設定なのもピンと来なくて、キャラデザの問題なんだろうけど顔面偏差値的にはブタ野郎と差がなさそうに見える。ただスポーツマンで爽やかなのは女子受けしそうではありますよね。
咲太、国見、双葉の3人も妙な取り合わせですけど、よく3人でいるシーンもあるので咲太経由でつるんでるって感じなのかな。
彼女持ちへの恋って確かに不毛なんですよね…双葉も今回、思春期症候群フラグが立っていましたし、朋絵の次は双葉の物語って可能性もありそうですよね。
そして満を持して(?)麻衣さんのお宅訪問。次回は咲太の必死の弁解からのスタートっぽいですが、彼の予想どおりに大笑いするってのはないんじゃないかなー。
麻衣にしても交際をOKする一歩手前の心構えができていたのに、嘘でも別の子の彼氏になるとかそれこ空気読めというか(笑)
登場人物の思いが入り乱れ錯綜しそうな5話…楽しみですが恐ろしくもありますね。
それではまた次回記事でお会いしまょう!
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コメント
こんにちは ひろです。
今回のテーマは ラプラスの悪魔でした。これは、現時点でのすべての状態を把握できれば未来はすべてあらかじめ計算できる(予知ができる)というもので、古賀さんの思春期症候群は、一人ボッチになる未来を回避しようとして、27日を何度もやり直すことですね。いわばゲームでステージクリアするために何度もリトライしていることと一緒なのかなと思いました。それでは、当人の古賀さんはともかく、咲太までループしているのはなぜなのでしょうか。
あと、ラプラスの悪魔が成立すると、前回のシュレーディンガーの猫が否定されてしまうんですね。未来が予知できるなら箱を開ける前から、箱を開けた時の状態を予知できることになってしまいます。次回どのような解決をみせるか楽しみです。
ED古賀バージョンになってました。次回とても楽しみです。
それではまた来週よろしくお願いします。
>ひろさん
こんにちは。いつもコメントありがとうございます。
またお返事が遅くなり申し訳ございません…!
ラプラスの悪魔ですが、おっしゃるとおりゲームセーブ地点から何度もやり直すのと似通っていますね。
ラプラスの悪魔の成立でシュレディンガーの猫が否定される件に関しても成程です。
量子力学の登場によりラプラスの悪魔は否定された…というのが現在では定説のようなので、朋絵編はラプラスの悪魔の否定にこそカギがありそうではありますが…。
どういった切り口で解決の方向に向かうのかとても楽しみです。
EDも歌い手さんが変わるだけでガラリと雰囲気が変わった情感が漂いとても良かったですね!