国見イッケメェェェェン……!!イケてる内面が外見ににじみ出てる系の男子高生だったかー!
ごきげんよう。『青ブタ』こと「青春ブタ野郎はバニーが―先輩の夢を見ない」考察担当の模造紙です。
麻衣編&朋絵編では国見の良さがイマイチ理解できなかったのですが、いやー双葉めちゃめちゃ男を見る目ありますね!
恋に落ちたきっかけはありきたりでも、静かに確実に想いが募るタイプのイケメンでは…!!
知れば知るほど好きが加速して止まらない、実際に双葉以外にも片想いしている女子多数なんじゃなかろうか…(大真面目)
というわけで、濃密な30分で体感5分な8話で双葉編が終幕いたしました。
THE・青春小説みたいな幕引きでしたが、作中の双葉の言葉を借りると「ほっとする」ような肩の荷が下りた着地に落ち着き素直に良かったね双葉!と思える結末だったのではないでしょうか。
というわけで、気になったポイントについて今回もサクッと語って参ります!
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双葉理央の思春期症候群まとめ【8話終了時点】
前回7話考察記事でも、双葉が2人になった理由や解決策について推測していたのですが
大方の予想通り、自分のカラダへのコンプレックスが大きな原因となり思春期症候群を発症してしまったようです。
孤独な生い立ち
双葉の両親は忙しなく働いている様子で、セレブな豪邸でほぼ1人きりで過ごして来たようですね。
物理的には何不自由なく過ごしていても、あんな大邸宅で孤独に過ごす時間が多いなんて…しかも両親の多忙さなんて今に始まったことではないでしょうから、ごく幼い頃から空虚な環境で生きて来たと思われます。
加えて高校に入って咲太や国見と知り合うまでは、友達もほとんど作らずにいたとか。
裏垢に際どい画像をアップしていた理由が「単純に誰かに構って欲しかっから」と言うのも、必要以上に家族や周囲に気にかけて来られなかったからなんでしょうね。
忙しい両親に無理を言ってはいけないと物分かりの良い子どもだったというのは、現在の双葉を見ても容易に想像ができます。
また、友達がおらず1人きりで学校で過ごしていたっていうのも、つまりは同級生よりも発達の早い自分の肉体へのコンプレックスから密に他人と関わるのを避け、自ら遠ざけていたことに起因するのかもしれませんね。
必要以上に人の視線を気にするとなると、どうして他人からの干渉を阻む選択をするでしょうから、積極的な人付き合いに尻込みしていたのかも。
作中で双葉も、男子が向ける自分へのエ口い視線はわかっていたと発言していますし、近寄りがたい雰囲気で女子からも敬遠されていたのかなと。
三大禁句も伏線?
7話アバンで2年前の牧之原翔子さんも『ウザい、ダサい、空気読めない』はJKへの三大禁句だと言っていましたが、裏を返せば『感じが良く、オシャレで、空気が読めて』さえいれば無難にJKをやれるというわけです。
白衣眼鏡双葉は…贔屓目に見ても、人当たりがいいタイプでもないし外見や服装もダサいですよね。
およそイマドキのJKらしからぬ、科学や実験に没頭するいわゆるオタクなので、周囲からは存在感無いとかキモイとかヒソヒソ遠巻きにされていたのかも。
そこで自分を貫き通せればいいんでしょうが、やっぱり思春期の少女ですから、誰かに構って欲しい、誰でもいいから見て欲しいという願望がSNSに繋がったのでしょう。
しかし、双葉は根が真面目な子なので、自分が嫌いなカラダを利用してまで他人に注視されることに抵抗を禁じえなかったのでしょう。
私が嫌いな私自身をエサにして、誰かの反応を釣ることに強烈な違和感を持ってしまい、結果として『誰かに構って欲しいポニテの双葉』と『手段が許せない眼鏡の双葉』に肉体が分裂してしまったというわけです。
国見と咲太との関係が変化して――
誰かに構って欲しい願望は双葉の中でずっとくすぶっていたのでしょうが、その感情が爆発した決定打は咲太に麻衣先輩という彼女ができたことのように感じます。
おそらくは、国見が上里さんと付き合いだしたときに不調和を認知し始めて、咲太にも特定の彼女が決まったことで自分自身でもコントロールできないほどに気持ちが不安定になってしまったと。
これまで調和していた3人の関係が彼女ができたことで崩されて、自分には構ってくれなくなり再び孤独に戻ってしまうのではと恐怖したんですね。
俗に、男2:女1の仲良しグループを「ドリカム状態」なんて言いますが、現実問題、個人的にはこの関係の持続は厳しいと考えています。
というか、思春期症候群を脱してもなお、双葉自身も3人の関係が変わらず未来永劫続くのは無理と考えていると思うのですが。
「梓川と国見が女子だったらよかったのに」という双葉の呟きも、ずっと変わらないバカバカしい関係を続けるなら同性同士が適しているのに、異性だと別の世界(彼女との関係)が介入するために友情に亀裂が入るのを懸念してのことですよね。
まぁ、女子同士ならずっと変わらないかというと必ずしもYESではありませんが、どうしても男女間となると本人たちはそのつもりはなくても周囲が勝手に詮索したり引っ掻き回したりするものですから、ギクシャクする時期が訪れるような気がします。
現に今でも、双葉や咲太が原因で国見は彼女とケンカしているみたいですし、麻衣先輩のほうは理解があり監視の目が光っているから事なきを得ていますが、それでも女性目線だと彼女以外に仲良しの女子いるっていうのは訝しく思うのが自然です。
そういう意味では、気の置けない心地よい3人の関係は常に続くわけではないということを、女子の双葉が真っ先に敏感に感じ取っているのかもしれません。
メンタル的には女子が大人なのかも
大雨のなかチャリをかっ飛ばして双葉の元に駆けつける咲太も、深夜の突電に反応して駅までチャリで爆走する国見もめちゃめちゃイケメンなんですけど、これまでの物語を見ていても同年代でも精神的には女子の方が成熟しているのかなと思います。
女子のほうが現実を見ているというか理性を働かせ、環境に自分を馴染ませるかどうかに気を配っているように見えます。
対して男子はイケメン行動はとっていても夢思考が目立つというか、理想論を全面に押し出している感が強いんですよね。
まぁ、だからこそ目に見えるものを直視しがちな少女のほうが思春期症候群という不思議現象に飲まれてしまうのかもしれません。
実は他の女子から羨まれている?
前向きな親友ENDで良かったですよね…!!
▲この座る位置とかマジでドリカム状態…!!!
にしても、今の若い人はドリカムが以前3人だったなんて知らないかもですね。
最近はAAA状態で姫的扱いに憧れる若い女性が多いといいますし、いつの時代も女性が少数で男性多数のグループ交流は羨ましがられるのかも…。
ちなみに、双葉が咲太や国見以外から敬遠されているのも姫的扱いをされていると周囲から認知されているせいもあるんじゃないかと思うんですよね。
以前の白衣眼鏡のもさい双葉だと特に女子からのやっかみが強そうというか…なんであのコが…的な?
スポンサーリンク思春期症候群を打破した双葉の変化
にしても花火大会に乗じて告白する双葉もカワイイですが、返事はいいよと清々しい顔をしているのが印象的でした。
おそらく2人に分かれて融合していなければ、想いを伝える事もなく終わっていたでしょうから。
浴衣を着て花火大会に訪れたことも、双葉の心境を物語っていますよね。
見られることを恐れ、けれど構って欲しい相反する葛藤があった双葉が、無理に自分を好きにならずに自然体でいようと再出発したのが感じられて良かったです。
羨ましい3人の写真
双葉は中学時代から控えめな自撮りで自分を客観視していて、それを一種の自傷行為だと言っていました。
自分の馬鹿な行動を写真に残して、それを冷めた目で見て「なんて馬鹿なんだ」と自分を傷つける。そのことでさらに自分自身を嫌いになる悪循環を繰り返していたんですね。
そしてついにポニテ双葉と国見と咲太の青春が爆発した写真を見ることで「私なんか」という気持ちが絶頂に達したのでは。
▲眼鏡双葉の底まで堕ちた精神状態で仲睦まじい写真を見せられたらアウトですよね…。
「私はいらない」「私の居場所なんかない」と自分を卑下していた少女が、自分に電話をして「私も花火大会に一緒にいきたい」と伝えたことで1人に戻ったというのは、すなわち「私なんて」という自分をさげすむ考えが「私だって」という上昇を目指す思考に変わったことを意味するのかなと思いました。
少し語尾を変えるだけですが、「私だって〇〇のようないいところがある」「私だって頑張れば〇〇」と思うと人間は強くなれるものですよね!
スポンサーリンク次回の思春期症候群は――?
Cパートで次回に続く引きが描かれましたが…麻衣先輩のウサギカバーのスマホ▼
からの鏡に映る別の少女なので、次回は入れ替わりネタが予想されますね。
この金髪の彼女、今回麻衣先輩が見ていたテレビに出ていたアイドルグループメンバーのようです。
作中の番組インタビューで「好きな物は桜島麻衣」と答えていたことから、麻衣先輩とは仕事仲間以上の関係がある様子ですね。
と思って公式サイトをチェックしてみると
豊浜のどか
麻衣の母親違いの妹
引用元:青ブタ公式HP
とのことなので、麻衣とは血の繋がった姉妹ということに…!!!
次回サブタイも『シスターパニック』なので姉妹の確執や気持ちの行き違いなんかが題材にされるのかなと思います。
兄弟間、姉妹間ってどうしても周囲から比較されたりコンプレックスが生まれたり様々なことがありますから、次回もかなり荒れそうですね。
特に腹違いで、しかも学年がひとつ違うだけで同性…とくると嵐の予感しかしないというか。
ちなみに麻衣編で麻衣のことを忘れちゃった母親は、もしかする実の母ではない?ともチラっと書いていたのですが、
家族間の複雑ないざこざも絡んで来そうな気配で、次回も目が離せません…!!
スポンサーリンク青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない 8話感想
友情グッドEND最高かよ…!!!
花火大会の映像美も良かったし、青春全開で夜の海で3人で花火するシーンもむず痒くて甘酸っぱかったですね!
残念なのは国見の彼女の上里さんの良い面が語られないところですかね。
行間を感じ取れってことなんでしょうが、あまりにも双葉との対比でマイナスイメージが付きまとってしまい、イケメン国見はちょっと思い直せってなってしまうw
ではではTwitterの声も見ていきますね!
青ブタ8話
双葉のお風呂シーン満載で歓喜の舞
ちゃんと双葉のモヤモヤを解決して元に戻ってみんなで花火に行った時国見に行ったことが気になる。青春サイコーかよ— ねぎもち (@Negi_moti) November 22, 2018
▲双葉が国見に言った言葉、わざと聞こえなくしてましたが普通に「好き」って伝えただけじゃないのかもですよね?だって双葉だしハッとする言い回ししてそうで夢が広がりますね!
青ブタ8話の双葉は前進できたけど切ねええええ。でも彼女と喧嘩中に双葉に告白されたから、じゃあ双葉と付き合うなんていう国見は、双葉が好きになった国見ではないわけで、そして国見が選んだ上里さんは悪い子のはずないので、仲直りしなよって国見を押すのも双葉には当たり前で、何というか切ないよ
— yoshiko (@yosii_0609) November 22, 2018
▲これですこれ!
ケンカ中だからって双葉に乗り換えるのは国見じゃないし、そんな国見なら双葉は見限るだろうし付き合ったとしても長続きしないでしょうし。マジで上里さんのフォロー回がありますように…!!
はい、8話でございます
あと5話しか無いのが非常につらくなって来ました
おそらく終わったら青ブタロスになりそうですw— しるまっくす (@silmax_dq10) November 21, 2018
▲残り5話なんですよね…。私も青ブタロスになりそうです…多分原作読みます…笑
恋愛側面で見ると前回の朋絵に続き双葉も負け組なんだけど、友達ならずっと今のままでいられるという選択もありっちゃありなのかな~と。
前進して一皮むけた双葉なので、個人的には虎視眈々と後釜を狙って欲しくもあります。
でも3人の適度に離れて踏み込まないけどいざという時には全力で助ける関係性にすごく萌えるので違う形で昇華してくれれば…という思いも。
そしてそして、やはり双葉はポニテ眼鏡に落ち着いた様子。
▲可愛い…好き…!!!
それでは次回記事でもお会いできますように!
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コメント
麻衣編で妹がいるって言ってましたよ。一瞬だったので気づかなくても仕方ないですが
名無しさん
コメントありがとうございます!
そうですね。確か咲太との勉強会のシーンで話していましたよね?(記憶違いならすみません)
ただ、妹と言っても同じ業界で活動しているという考えには及んでいなかったので驚いてしまって…。
後々のために、細かい部分にも伏線を張っているということですね。
ご指摘感謝いたします^^
こんにちは ひろです。ようやく8話見ることできました。
今回 双葉は、国見や咲太が自分から離れていってしまうのを恐れてしまい、思春期症候群を発症してしまったようですね。自分の本心を言葉にすることで、分裂していた双葉が一体になれたということでいいのかな。観測していた2つの自分の意識がひとつになれたので、実体も一つになったということでしょうか。
男と女の友情はいつまで続くのでしょうか。あたたかく見守りたいと思います。
次回は、麻衣の腹違いの妹とのかかわりあいのようです。2人の間で、入れ替わってしまった話のようです。次回からの話も楽しみです。
それではまた来週よろしくお願いします。
ひろさん
いつもコメントありがとうございます!
おぉ…観測していた2つの意識が1つに戻り、実体が1つにというのはわかりやすい表現ですね!
自分自身の本心がわからないなんて歳を重ねるとザラに起こりうることですし、冷静な客観視&自分に素直になることは須らく大切ですね…しみじみ。
入れ替わりネタは創作の鉄板ネタではあるものの、これまで期待に応えてくれた青ブタシナリオがどう巧みに料理してくれるのか非常に楽しみで仕方ありません…!!
次回も心待ちにしましょう!