ごきげんよう。B: The Beginning(ビーザビギニング)担当の模造紙です。
おおぅ…話数が進むに連れて、好き嫌いが割れそうなストーリー展開になって参りましたね。
配信前に書いた↓の記事でも
サスペンス以上にアクション要素が多めかも~と書いたのですが…うーん。
多めどころじゃなくて、人外バトル&ファンタジー要素を盛りに盛った展開&演出になって来て驚きを隠せません(笑)
確か、本格推理サスペンス&アクション的な番宣文句を掲げていたように記憶しているのですが、どうしてこうなったっていうw
どことなく中弛みな雰囲気も漂いつつ、ここ数話で脱落した方も少なからずいそうな感じですね。
8話の今回は、キースの目的の整理と彼が捜索し続けている2人の男の正体を考えていきたいと思います。
注意!
この記事では、B: The Beginning8話までを視聴した感想、およびストーリー展開の予想を始めとした考察を記しています。
最終話まで一度視聴した末に、振り返って内容を考察しているわけではありません。
あくまでも初見の立場からの見解になりますので、ご了承いただければ幸いです。
目次
キースの目的&手段とは?
今回印象に残った台詞が、キースとエリックの電話でのやり取り。
エリックがキースに対して「目的と手段が逆転し、迷走を始めている」と言うのですが、彼の目的と手段は何かを一旦整理してみましょう。
碑文解読を後悔し最悪の負の連鎖に終止符を打とうとしている
12歳のキース少年が探求心と知的好奇心を満たすために、ジェットブラックの碑文を解読してしまったことが、前回~今回の話のなかで明らかになりました。
そのことにより、神の復興計画が飛躍的に実現可能なものに近づき、結果的に失われる必要のなかった命――キースの身内である父親や妹が奪われてしまったことを悔やみ嘆き苦しんできたのでしょう。
知らないことを知りたい、とか
解けない数式をどうにかして解きたい、とか
ある意味、キースは探求という欲を原動力とし、非常に単純な考えで行動しています。
自分の身勝手な欲望が発端となり、最悪な状況を招いてしまった落とし前をつけようとしているのでしょうね。
上記の目的を達成するため、2人の男に裁きを与えたいのか?
捜査官という職務の領分的にも、犯人を割り出して捕まえるまでがキースの仕事です。
ですが、今現在のキースを見ていると、周囲の助言に素直に耳を傾けられず狂気にかられて8年前の事件の黒幕を追っているように見えます。
確かに、エリカサツ害の裏で糸を引いていた輩に罰を与えることをできたなら、キースの目的は半分程度は達成できたと言えるでしょう。
残り半分は、一般社会から亜人種を完全に排除することかなと考えました。
エリックが言いたいのは、2人の男を捕まえることに執念を燃やし過ぎていて、傍から見るとアンバランスで精神面が危ういということなんでしょうね。
極端な話、キース自らが足を使って第一線に出る必要はないわけで(運動は得意でないみたいですし…)、父と妹の命を奪った犯人憎しという感情からサツ人犯を検挙することに躍起になり、周囲が見えなくなっている(迷走している)と思えてなりません。
スポンサーリンクキースが追い続けている2人の男とは?
8年間たったひとり資料課にこもって情報分析をし、そこから導き出したデッド・ガイルの事件の背後で暗躍した2人の人物。
1人目はマーケットメイカーの首領・皆月
人間ではない亜人種で、かつ記憶を操作するor他人を洗脳する能力を所持しているらしい。
ユナが黒羽と再会し、途中から態度がガラリと変わったことからも、彼女も洗脳されて別の記憶を植え付けられていたと考えられます。
洗脳する目的は言うまでもなく、自分に都合よく働いてもらうため。
他人を操る能力なんて、使い方次第で国を支配できそうなものですが(それこそ国のトップを操るとか)、それをしないのは何らかの制限があるからかもしれません。
同時に、皆月に関してはいくつか疑問点もあって、彼自身も記憶を操作されている?もしくは、より強力な力で支配されているのかも…と思わせる部分もあります。
疑問① 切断されて霧散した腕が復活
前回、レグルスと呼ばれる人物によって、皆月の左腕は切り落とされました。
が、今回の彼を見ると左腕が復活しているんですよね…!!
これは他の兆しの子の体のパーツを奪った、という解釈でいいのでしょうか。
疑問② 皆月の右目が黒羽の右目に移された?
本来、記憶を操作できる能力は皆月の両目に宿った能力であり、黒羽は眼球ごと特殊能力を譲り受けたに過ぎないということか?
6話の黒羽とユナの戦闘中に、「奪った目でどれだけの血を見てきた」と呟いているのは、自分の目を黒羽に奪われたことを憎んでいると考えるのが妥当ですね。
疑問③ 記憶操作・洗脳する能力を自分にも使っている?なぜ?
前回のレグルスとのシーンに関してですが、事実でない間違った事柄を本当のこととして認識しているみたいなんですよね。
何らかの意図があって、望んで記憶を書き換えたということでしょうか。
そのほうが、後々都合がいいからってことなんでしょうが、この都合がいいっていうのは皆月にとってではなく、黒幕犯人にとって便利だからでは?と思えてなりません。
とすると、皆月の能力以上に強力なスキルを持っている第三者が記憶を改変するように促した。
もしくは、協力関係におけるギブ&テイクの末の行動とか?
現時点では納得いく考察に辿りつきません…もどかしい。
2人目は「あいつ」と断定している男
あの男に間違いない、と結論づける判断材料がそろっているに関わらず、迷っている…ということは、キースも認めたくない相手ということですよね。
2人目はギルバートじゃないの…?
CV森川さんが怪しいというメタい理由でギルバートを怪しんでいましたが、なんだこれ!
実はもしかしてもしかする?
もしギルバートが2人目だとすると、キースが劇中で提示しているとおりの謎も浮上するのですが…。
謎① 皆月がギルバートを洗脳しなかったのはなぜ?
亜人とただの人間の間に協力体制が成立したとなると、2人の間に何か強い結び付きに代わるものがあるはず。
似たような境遇や生い立ちとか…。
もしくは、皆月の弱点を握っていて(脅されて)能力を使えない状態にされているとかかな?
謎② エリカをサツ害した理由とは
これが最大の謎ですね。
ギルバートとエリカが元々付き合いがあったのかわかりませんが、考えられるのはキースに精神的ダメージを与えようとして彼の妹に手をかけたのではないかということ。
キースと長年友人関係を築いてきたってことは、対等に渡り合える人物だったからであり、ギルバートもキースとは分野の違う天才であると言えますよね。
正直、天才とか言われている人の思考回路はよくわからないのですが、
キースのことが好きすぎるor憎すぎる
どちらかの思いが高騰しすぎて、友人の大切な人を奪う行為に至ったのかもしれません。
スポンサーリンクB: The Beginning8話の感想
もう8話なんですよね。残り5話。
様々なファクターを盛り込み過ぎて、このまま最終回までに全部を回収するのは難しそう。
キラーBが彼女を見つけて丸く治まりめでたしめでたし…な話なのかと思いきや、その他大勢が好き勝手やっているためか、事はそう容易く進まないらしい 笑
むしろ、黒羽もユナも最終回まで生き残れるかどうかわからないという←
あと、サスペンス要素はあっても推理モノじゃないですね。
天才が頭の中で整理して答えを導き出しちゃうから、目を離したら視聴者が置いてけぼりになるやつだ!
(やっと今頃気付いたの?って言われちゃいそうですが…)
個人的には、警察官と犯人が知略を巡らせて、追う追われる緊迫した展開を期待していたのですが、キースと黒羽が愛の逃避行している今となっては、その方向は諦めるしかないのか…むぅ、残念。(デスノートのキラとLみたいなのが見たかった…)
今回、明かされるだろうと思っていた、黒羽のすべてが書かれたメモの中身もお預けでしたし、「カノープスに向かって飛べ」など興味がそそられる新たな展開も待っている様子。
それでは次回9話の記事でお会いできますように!
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コメント
いつも楽しみにしてます!
1話から見直して気づいたんですが、
1話で飛行船にガスの補給していた時に後ろに2話の毒ガス三色パーカー信号バカトリオの後ろ姿ありました。
パトカーのサイレンが近づいて来て、皆月が予定より早く気づかれたって言ってた時です
>morukotetuさん
いつもコメントありがとうございます!
おぉ!面白い情報ありがとうございます。
2週目見るときに注視してみます。細かい部分まで書き込まれているんですね。