ごきげんよう。模造紙です。
おそ松2期7話。原始時代~古代中国~現代と、時代設定が忙しい構成でしたね!
制作陣は「~さん」と銘打てば、何を扱っても万事OKと思っている節があるような。
個人的には、三国志を下衆いパロディにするのは際どいラインではと感じたのですが、三国志好きとアニメオタって割と重複してるような気もするし、あんまり敏感にならなくてもいいのでしょうか(筆者のまわりだけ?)
そして、まだ終わってなかった「げんし松さん」!
しかも直接的なやつが来てビックリなんですが(笑)自身の肉体を一物に見立てて、命と引き換えに脱DTしたという解釈でいいんだろうけど、さすがにもう終わって下さい!(笑)
それでは今回は、実は三国志好きな私が真面目に三国志さんを考察しつつ(北方三国志が好き)、ニートDTが合コンを生き残る方法について考えたいと思います。
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そもそも「松」が存在した時点で、三国志じゃない件
三国志は「魏」「呉」「蜀」の三勢力が天下統一を目指して戦乱の世を戦い抜くわけですが、「松」があったらそもそも四国だろという矛盾。
一応、天下統一を目指す陣営を構えていたのは、これらの「魏」「呉」「蜀」の三国だっただけで、赤壁の戦い時点では、中国の半数以上が魏の領土になっていたんですよね。
しかし三国以外にも、魏に逆らえず友好関係を築くために(大国の魏に攻め込まれたら困るので)、闘争の道を選ばず属国扱いになる選択をした国もあった。仮に「松」が存在していたとしても、他軍勢と戦う素振りを見せなければ少数すぎて、国として認識すらされていなかったのでは(笑)
6人とか集落レベルでもないですもんね。
そもそも、この地図自体が盛っている可能性も↓
絶対、こんなに領土広くないと思うし、位置的に真っ先に侵略される場所やないか…
魏の丞相・曹操は赤壁の戦いで敗戦するも……
呉を倒すべく、立ち上がる松の軍勢(総勢6人www)
馬に乗らず何故か走って戦に赴くので、当然目的地にも到着せずスタミナ切れに。
そこに(絵柄が明らかに違う)曹操登場。
(わからない人は、横山三国志や蒼天航路を読むといいよ!または三國無双をやるといいです)
矢を受けているので、赤壁敗走後かと思ったらまだ戦いの最中の様子ですね。
曹操は赤壁の戦いで、呉・蜀の連合軍に敗退してしまうわけですが、大軍を率いていたにも関わらず敗れてしまいます。しかし、曹操はこの後も存命。
これはもしかして、三国志さんがシリーズ化する伏線でしょうか?曹操に6つ子を印象付けて、魏は松を取り込んで6つ子たちを仕官させる流れとか?
百害あって一利なしとしか言えませんが(笑)
結論:曹操孟徳は見る目がない
「期待したのだが……見誤った!」じゃないと思うwww
三国志さんが続くのであれば、魏に仕官して曹操の元で天下統一を目指すことになるのか、それとも細々と「松」が続いて、今回のドタバタのように、呉の孫権や蜀の劉備に出会って会話して絡んで別れる。からの、フルボッコの流れ?
げんし松さんが、今回で一旦終わりなら、三国志さんの続きはありの方向かもしれませんね。
横山三国志ネタをぶっこみたい?
何より、曹操の中の人が横山三国志で曹操役をやっていた松本保典さんだったので、これは普通に他勢力のトップクラスの人が、今後登場するかもと匂わせている節もありますよね。
横山三国志は、現在でもいろんなところでネタとして使われたり、台詞も独特で面白味があるので、おそ松でオマージュするぞという制作陣の意志表示なのでしょうか?
横山三国志は、正史の三国志にオリジナリティーが加味されてエンターテイメント性を増し増しに描いたとも言えます。
赤塚先生原作のおそ松くん→キャラが大人になって流れを汲んだおそ松さん(オリジナル要素増量)に方向性だけで見ると、酷似しているんですよね。
スポンサーリンクリアルすぎる合コン話
無職は合コンに参加できても居場所がない
10年ほど前の話ですが、ほぼ毎週末合コンに参加していた私の経験から言うと(笑)
基本、学生で目標がありつつ勉強をしているか、仕事をしているという土台がないと、合コンでは相手にされません。
場の雰囲気を楽しみに来ている女子もいますが、やはり根底では、条件の良い相手とお近づきになりたい!と思って合コンには来るものですよね。
6つ子のようなニートは、夢があっての無職とか、投資や株や不動産経営で収入が確保されている……とかじゃないと、女の子に相手にされません。
いやいや?お話してもらえるよ?という方もいるかもしれませんが、それって大抵はその場だけのポーズで、とりあえず合コンの雰囲気を壊さないようにやり過ごしているだけなんですよね。
無職でも女子が興味示すなんて、余程のイケメンでないか、実家が金持ちとか、強力な後ろ盾がないとまずあり得ない。悲しいかな、女子ってそういう生き物だと思うのです。
で、今回の合コン話の凄いところが、相手の女の子達のシビアさが現実のそれだったこと。
交際相手はおろか、ワンナイトの相手にもなれなかったおそ松兄さん
幹事のゴリ押しで数合わせに無理やり参戦させられたり…なんてパターンもあります。
つまり、無職やスペックが低くても、奥ゆかしさや遠慮気味なら良しとしましょう。
でも、下心が丸出しだと関わり合いを持ちたくないと思うのが、女性の自然な反応ですよね。
しかし、おそ松兄さんの凄いところが、本来のクソで下衆な本性を丸出しにして、いつもの本来のノリに合コン相手の女子を巻き込んでしまったところ。
一旦は帰りかけた彼女たちを自分のペースに巻き込んで、アルコールの力を借りて打ち解けることに成功します。
この場面だけ見ると、女子たちも結構楽しそうにしてるんですよね。これは単純におそ松兄さんのコミュ力凄いなぁと。
再会した合コン女子たちの塩対応
これはまさに合コンあるあるだと思うのですが(笑)
その場のノリや雰囲気は崩さず、やり過ごすことを選択しただけのこと。前述しましたが、これ以上お近づきになりたくない相手だけど、まぁこの場だけならいいかなと。
自分の人生に介入させない相手だから、羽目を外して本音を喋ってもいいだろうと考えて、打ち解けたように見せていたのでしょうね。あとアルコールの力は偉大(笑)
おそ松兄さんにとっては、調子に乗り過ぎているあのノリは日常的ですが、彼女たちは初対面の相手にあのように羽目を外す行為はナシなのでしょう。
羽目を外して、おそ松と意気投合していたのは、他ならぬ、今回限りの相手だったから。
また、普段の生活に戻っておそ松と再会した時の冷めた塩対応も、あのバカ騒ぎのノリは彼女たちには非日常で、本音を隠して社会人として取り繕った今が日常なため、そこに非日常を具現化したニートが現れたとしても、自分のテリトリーに入らせないといったところでしょうか。うんまぁ、合コン後はよくある事だから気にすんな(笑)
ニートを脱出し下心を抑えつけない限り、合コンで人並みに女子に相手してもらうのは難しいということでしょう。
トッティは相手主導のペースは苦手?
本性をさらけ出したおそ松兄さんによって、トッティが何だか蚊帳の外状態に。
女性が絡む話では、何となくトッティが物語の中心にいる印象がこれまでは多かったのですが、トッティは自分のペースに相手を巻き込むことで魅力を発揮する人であって、誰か別の人が作った場では自分を発揮できないんだと新たな発見でしたね。
この話を見る直前に、ちょうど子供の予防接種で小児科に行ったのですが、その時に頑張って注射を終えた他の子が「頑張った!ぼく頑張った!かしこい」と何度も泣きながら言っていました。
合コン話のトッティが帰路につきながら、「うん、トッティは頑張った」と自分で自分に言い聞かせているシーンを見て、さっき見た子供と重なる部分があるなと。
トッティはドライモンスターとか、心がない非情なやつだとか言われていますが、それって結局は6つ子の間だけのことで、兄弟に対しては虚勢をはっているだけなんでしょうね。
実は人一倍、承認欲求が強く、自己肯定感が強いのでは。
直面した困難や苦行から目を反らし、早く忘れ去りたいから、それを乗り越えた自分を過剰に認めようとする。セルフフォローし、鼓舞しようとする。
トッティの人間臭い部分が垣間見られて、さらに6つ子それぞれの性格の細分化が明らかにされたように思いました。
スポンサーリンクおそ松さん2期7話の感想
げんし松さんのマンモス。なんと、松代お母さん役のcvくじらさんだったのですね!
お母さんになんてことやらせんの(笑)ということは、雄マンモスはチェリ造なのかな?
この流れってますます、6つ子の弟妹誕生のフラグとしか思えないのですが…。
それにしてもトッティ。
私利私欲のためにしか動かない人間みたいに描かれていましたが、合コンの失敗で真っ先にあつし君に申し訳ない気持ちを感じたり、長男の失態を捨て身でカバーしようとしたりと、すごく他人想いのいい子に表現されていて驚きでした。
競馬が当たったから軍資金のためにおそ松を誘ったというくだりだったけど、あそこまで身を砕いてフォローするってことは、おそ松のためにセッティングした真意が実はあった…なんてことはないかな。
にしても、女子とダイレクトに関わりを持つのを目の当たりにすると、いかにおそ松達が社会的にイレギュラーな存在か浮き彫りになりますね。というか、赤塚キャラが異端なのか。
そこ行くと、やっぱり6つ子にはトト子ちゃんしかいないってことになりますね。クズでゲスな本性を知っても、ずっと友達でいてくれるトト子ちゃんは貴重な存在なのだなぁと、改めて実感します。
そして次回「十四松とイルカ」。最早、人間と絡まないという十四松www
どんなカオスな内容になるのか、今から楽しみです。
それではまた次回!御意―御意御意―!!
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