武士(もののふ)よ。奮戦せよ。
ど~もっ! アンゴルモア元寇合戦記の担当、ロシアスキーでございますっ!
今回でアンゴルモアも第5話ということで。着々、っていうか割と足早に展開が進んでおりますねー。
前回は衝撃のラスト、国府炎上にて引き、というわけだったのですが。
↑前回の記事はこちらからどうぞっ!
迅三郎たちはそこで心折れることなく戦い続けるのでした! ということで。
早速早速参りましょーぅ。
スポンサーリンクアンゴルモア元寇合戦記 5話あらすじ
今この場で告白しますが、実は前回Cパートの存在に気がつかないで一回飛ばしましたw
ってことで、衝撃のCパートからの今回のあらすじでございます。
幸いなことに国府の面々の生き残りと合流した迅三郎たちは、次の一手を打つ。
しかしその為に、迅三郎たちは蒙古たちと更に一戦交えることになってしまった。
迅三郎の策は今度も成るのか。命がけの戦いがまた始まる。
といった感じで、早くも序盤の山場か!? という雰囲気でしたね!
ではでは、早速キーポイントについて語っていきましょうか!
スポンサーリンク『槍』という武器
前回迅三郎が作らせたのは、即席の竹製の槍ということで、見事予想が的中いたしました!
さてこの急造の槍なのですが、実は迅三郎のこの策、とんでもないものでございます。
というのも、そもそも槍が日本で広まったのは鎌倉時代の後。
それこそ、この元寇のときに蒙古兵が使っていたのに影響を受けたのか、この後から有用性が認められ、広まっていったんですね~。
それまで長物といえば薙刀・長刀(なぎなた)がメインだったのですね。
迅三郎曰く義経流に伝わっているということでしたが、義経の先見の明、そしてそれを大胆に運用する迅三郎の豪胆さが分かりますね。
戦国時代には戦場の花形とも言われるようになった槍ですが、真っ直ぐ横に突くだけではなく、今回の様に下から上へと突き上げる運用もできます。
なによりもまず射程の長さが強いです。刀のアウトレンジから攻撃できるので、安心感が違います。
槍を持たせれば農民も歩兵になる、だとか。かの信長公曰く、『農兵でも三間半槍持てば武者をコ口す』だとか。
(ま、信長が本当に言ったかはさておいて。実際ノッブは三間半……なんと6m以上の長さの槍を運用していたとか)
まぁとにかく槍って武器は実はすんげぇ武器なのでございますよ!
ちなみに正しい運用法は突く……のではなく、ぶっ叩くように振るうんだとか。
練度が低くとも、数を揃えて突き上げればその恐ろしさは語る必要すらない、というこってすね~。
まぁ、これに関しては対馬の猛者たちの精強さもあってのことかもしれませんがw
初めて使って有効的に使用できた上に『こりゃあ使い良い』とか言っちゃうんだもんなぁ~w
スポンサーリンク横矢掛け
今回迅三郎が披露した策の一つ、『横矢掛け』ですが。これ、実際にある作戦でございますね。
といっても、実際の物はもうちょっと意味合いが広くございます。
本来は城において敵の側面から攻撃が出来そうな場所に、堀、櫓などを用意しておき、そこから脇腹を突くようにするんですね。
その仕掛け自体が、『横矢掛かり』。実際の攻撃が『横矢掛け』というものでございます。
安土城などは、城の入り口である虎口を見事に横矢掛け向きに配置しているんだとか。う~ん。見に行きたい。
そもそも人間というのは真正面からの攻撃には強いのですが、視野の関係上横からの攻撃にはかなり弱いです。
この横矢掛けは、初弾はまず奇襲強襲の効果を持ち、それに敵が気づいても、反応しづらい側面があります。
横からの攻撃にすぐさま反応は出来ない。反応すれば正面の敵が横に回ってしまう。
ましてや今回迅三郎が陣を敷いたのは細い崖。蒙古としてもこの横矢掛けには面食らったことでしょう。
更にそこに槍衾ですからね。迅三郎マジ容赦ねぇ。
(つっても槍衾にしちゃあ本数が足りないですけどね~……)
数で勝る蒙古軍への見事な対応策と言えましょう。そして、これも槍と同じですが。
決して付き合い長い部下という訳ではないのにこんな大胆な策を実行させる迅三郎の用兵。
いやぁ……肝が太い……。まさに将の器ですな……。
迅三郎の過去
今回いよいよ迅三郎が罪人になった理由が見えましたね。ちょっと複雑な感じではございましたが……。
分かりやすく噛み砕いて説明させていただきますと、迅三郎は過去、知人である『名越時章』を守るために時の執権者、『北条時宗』に逆らった……といいますか。
そういった風な罠に嵌められてしまった、っていうのが正しい表現ですかね~。
そもそも鎌倉時代において執権、つまり政治の中心たる存在ともいえる要職についているのは北条が独占しているわけです。
北条分家たる名越さんは実在した人物でございまして。名越流北条氏の二代当主なんだとか。
兄弟が随分な反得宗派であったため、8代執権時宗のとき、弟さんが謀反を起こしてしまい、時章さんの下にも追討の兵が来て、残念なことに帰らぬ人となってしまったわけでございます。(通称二月騒動)
多分これが、今回描かれた迅三郎の過去の出来事なんでしょうな~。
ちなみに時章さんはその後無実であると判明し、息子たる公時さんは政府要職についたんですって。
ってことは、時章さんは無実の罪で裁かれてしまったので。恐らくは『大蔵頼季』(この人も実在の人物)は処断されてしまったんではないかと思われます。
というのも、この時に時章さんを処断した人物5人は無実の人間を処したということで、責任を取らされたらしいので。多分この作中でも誅されてるんじゃないでしょうかね~。
まあ、うん。因果応報? もしくは諸行無常?
でもまぁよかったね公時さん。一族守れたよ! とはいえ、それはあくまでも史実。
この作品内でもそうなれるかどうかは、どうでございましょうね~……。
多分ですけどね、これ史実どおり時章さんの罪……というかその疑惑とかが雪がれてもね。迅三郎は本土戻れないと思うw
ありそうだもん。「あ~……巻き込まれて対馬行ったヤツいたな……まぁいっか」とか捨て置かれるとかw
ということで、迅三郎は知人を守るため、自らの武士としての意地を貫き、その結果残念なことに流人になってしまったのですね~。
のみならず、迅三郎はその出来事から、この対馬を守る戦いに全身全霊を賭けておりました。
なんとも、なんとも一本気な男ですよ。自身の中のあり方を真っ直ぐに貫こうとしておりますよ。
まぁ、そんなんだから流人にされちゃったんでしょうけど……。不器用なやっちゃ。
スポンサーリンクアンゴルモア元寇合戦記 5話の感想
アンゴルモア 元寇合戦記 5話痺れた
覇権です— オマル (@514_Saratiga) August 8, 2018
アンゴルモア 5話
印象に残るシーンが多い回でした
大切なものを失った人達の憤慨や過去の話
を混じえ
両者の戦術がぶつかり合う、
ひとりひとりを主戦力とする熱い進展だがこの気が遠くなる戦いにどう展開していくのか…— だんごむし (@ani_unknown) August 8, 2018
↑好意的な感想は多いです。本当に、一つ一つのシーンにしっかりと意味があるんですよね~。
アンゴルモア~元寇合戦記~ 第5話
まあ、襲われてますよね普通。結構な広さ合っても対馬の中で戦うとなると絶対狭いもんなぁ…。そしてこれからが明るい展望というか展開が全く見えてこない。九州自体だって地元を味方側に奪われ焼け野原にされちまったもんなあ…#アンゴルモア— Ckrywh (@Ckrywh) August 8, 2018
↑原作コミックが多分かなり本格的、かつ本気な考証・検証を行っているのでしょうね。
戦の描写や凄惨さが本当に凄いんですよ。
5話を見る人、見た人は矢のうねり、放った後に反時計回りに動く弓の動きを注目するといいかも。
今までに矢をうねらせた描写はあったが弓の反時計回りまできちんと描くとはお見事にございます。
この動画を参照。「弓道」のスローモーション映像 https://t.co/EXozQqgaJE
— ギンジ (@ginji111) August 8, 2018
↑弓矢明るい人からのツイートも発見! こういう所に気づけると更に面白いですね!
はい、以下私の感想なのですが。
面白くなってきたよー! いや、もとから面白かったけど!
ようやく軍対軍という物にシフトしつつあるようになってきた!
登場キャラもネームドはクセがあって大変よろしいのですが。せっかくならやっぱりモブにも活躍してほしいですもんね!
後は、今回みたいに史実に名の出ている人物が登場することによってリアルさが一気に増す!
当時の時代背景の厚みが、こう、グッと出てくる感じですね。この辺り、小道具として非常に『人物』が優秀なんですよね。
迅三郎は毎回魅力が増してますし、少しずつ対馬の兵たちとの信頼も生まれていますし。
見てて、本当に応援したくなるんですよ。ついつい感情移入しちゃう。
ただね。うん。いままで散々チョロインだポンコツヒロインだと言ってましたけどね。
輝日。もうお前何もするなw
あの状況で斥候だけ倒してどうすんだダァホッ!w
といっても、まぁ気持ちは分かりますけどね~……そりゃあキレるよなぁ。
とはいえ、今回は上手いことなんとかなったからいいものの、今後は大人しくしていなさい。本当に。
さて、今回見事にヘタレてた弥次郎は見事奮起し、それどころか迅三郎を認めましたが。なんだろう。
逆にフラグになってる気がするw
とはいえ、背中を任せろってのは格好良かった。男が人生で一度は言ってみたいセリフにランクインしてるもんな、そのセリフ。
ただ、個人的には格好いいといえば迅三郎か、火垂がツートップなんですよね。
てか火垂さん優秀すぎ。なんで事無げにスナイプできんのよw
さてさて、一丸となった迅三郎たちですが、今後再度逃げ遂せることはできるのか!
次回も決して楽勝ムードではありませんが、楽しみですね!
どんな窮地がおとずれ、迅三郎はどう状況をひっくり返すのか! 次回も必見です!
ということで、この辺りで宣伝を。
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以上、ロシアスキーでした。次回もどうぞよろしくお願いいたします!
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