手に入れたものと失ったものと。
どうも、どろろ担当のロシアスキーです!
どろろの記事も遅れてしまい、申し訳ありませんでした!
さてどろろは今回5話ということで……。
このタイミングで上下エピソードをぶん投げてくるとはねぇ……。
では語って参りましょう。
スポンサーリンクどろろ 5話 あらすじ
いやぁ……上下エピソードってこともあるけど。
重いですなぁ……重いですなぁ……。
以下あらすじです。
旅の途中出会った少女『みお』に助けられ傷を癒す百鬼丸はみおの歌声に惹かれていく。
そんな中琵琶丸が持ってきた鬼神の情報を受け、百鬼丸は戦いに赴く。
そしてみおもまた、自分なりの戦いを始めようとする……。
という感じですが。いやぁ今回は本当に凄い展開でございましたねぇ……。
では早速語って参りましょう。
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今回の衝撃の展開部分その1。
今回は百鬼丸は声……つまり喉に該当する部分を取り返したわけですが……。

©手塚プロダクション/ツインエンジン
その後最初に発したのが苦悶の声ってのがまたキツい……!
また演技が凄いんですよねぇ……凄く苦しそうな声が……。
それでですね。今回までで取り戻した物が『顔』『痛覚』『右足』『耳』そして『喉(声)』ということで。
全部で5つの部位を取り戻したのですが……。
まさかの右足を奪い返される衝撃の展開……!
え、これってどうなるの!? っていう所。皆さんも思っているでしょうから。
ここでは私個人の予想をズバリ語らせていただきましょう。
右足を奪われた百鬼丸ですが……今後の展開については2つのパターンが考えられるかと思います。
一つは今後百期丸は右足を失った状態で戦い続けることになるパターン。
まぁ普通に考えれば百鬼丸生誕の時とは状況が違いますからね~。
普通にばっくんやられてたから、もう取り返せないってのは十分にありえますよね。
ただそうなると百鬼丸のアクションなんかに制限かかりそうで不安なんですよねー。
まぁそこは寿海さんが再登場して義足作ればいいのではないかなぁと思うのですが。
もう一つのパターンとしては、次回あのアリジゴクの鬼神相手に再度戦い足を奪い返すのかなぁというパターンです。
っていうのも今回の鬼神って完全に討伐できたかどうか描かれていなかったんですよね。

©手塚プロダクション/ツインエンジン
(このシーンの前でシルエットが土中に潜っている様な……?)
なので考えるにですが。今回の鬼神は声を奪われたものの足を奪い返したことにより存命を許されたのではないかという仮定です。
もしもこの仮定が当たっているとすれば、公式HPの次回エピソードに関しての情報はある程度筋が通るのではないかと思います。
鬼神は完全に討伐されない限り、その基点となりえる百鬼丸の部位があれば現界していられるのかなぁと考えれば……。
次回で百鬼丸が鬼神を討伐さえできれば、色々な今後の制限も取り払えるのではないのかと思います。
なので、私個人の予想としては二つ目のパターン。
『次回で鬼神と完全決着となり右足も再度取り戻す』のではないかなぁと予想しておきましょう。
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本当にね……今回のラストは見てて『小ぉぉぉぉ林ぃぃぃぃぃいいいっ!』って叫んでしまいました。

©手塚プロダクション/ツインエンジン
ということで今回の衝撃展開その2ですよ。
これよねー……これこそ小林脚本っすよ……。
まぁ皆さんも気付いたり納得してたりすると思うんですけど。
みおちゃんのしていた仕事ってのはズバリ、堺の方も敵方の方も『そういうこと』でございますよね。
まぁでも納得っちゃ納得ですよね~……。
戦が日常だった時代において幼子と女性の間の女の子が稼ぐには必然、そういうことをするのが一番楽でしょうから……。
ただみおちゃんは他にもちゃんと戦のお手伝い的仕事もしていたのではないかなとも思うんですけど。
メインはそういうことだったって感じですかね~……。
ここからは予想なのですが。
恐らくみおちゃんが口ずさんでいた子守唄は当初は子供達を寝かしつけるための物だったのでしょうが。
そういう仕事をするようになってからは、自分の心を繋ぎとめるための寄る辺だったのかなと思えますね。

©手塚プロダクション/ツインエンジン
望まぬことをする中であの歌こそが心の支えとなっていた。
それもこれもどれもあれも。生きるため子供達を守るため。
その強い覚悟が乗った歌なのではないかと私は考えているのですが。
それ即ちみおちゃんがそういうことをしたくないっていう象徴でもあるのかと思えてしまうんですよね~……。
故に痛々しいし故に物悲しい……。
そしてその歌が百鬼丸に求められたときのみおちゃんの気持ちたるや、ですよね……。
自身の歌が人の救いになると知ったときどれだけうれしかったことか……。
あのみおちゃんの子守唄なのですが。恐らくその中に込められた母性のようなものこそが百鬼丸の心に突き刺さったのでしょうね。

©手塚プロダクション/ツインエンジン
なにせ百鬼丸は幼少期母からの愛をその身に受けられていませんから。
与えられるべきだったのに与えられなかった母からの愛。
それを無意識にみおの子守唄に求めたのかもしれませんね……。
みおと百鬼丸の未来
ここでは次回の展開についての予想を。
まずはっきり言いましょう。多分みおはタヒにます!
それは何故か? 単純です。戦ってそういうものだから!
覚悟あれど力無きか弱き存在は、残念ながらそういう時代では生き残るのがすでにハードモードなんですよね。
もしもこれが場所とか状況が違かったらみおちゃんの生存もありえたと思うんですよね。
ただ今回はロケーションが悪すぎる……。
一触即発の戦闘領域近くで生活してるか弱き女子とか、人生ベリーハードモード過ぎるでしょ……。
そんで百鬼丸って多分思慕とか恋慕の情もみおに対して持ってると思うんですよね。
だからこそ。みおの存在を失ったことにより百鬼丸は怒り猛り……。
戦を起こしていた双方を斬り伏せてしまうのではないでしょうか?
そしてそうしてしまったが故に、景光に自身の存在の在り処を気付かれてしまう。
つまり7話以降ついに景光陣営が百鬼丸とどろろに牙を剥いてくる。
その為の次回6話なのではないかと私は予想しております。
そう考えると本当にこの守子歌編は超重要エピソードなのかなと思いますねー。
次回6話。みおちゃんと百鬼丸の運命と決意。
そしてその結末をこうご期待! という所でしょうか。
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ということで5話の感想なのですが。
あぁぁぁぁぁあイライラするっ!w
あのねー……本当にラストのみおちゃんでもう胸がムカムカと……。
以前も語らせていただきましたけどね~。
悲壮なる美少女の決意を何も知らぬ男共が嘲笑うのって本当にイライラするわぁ。
でもまぁ視聴者たる私がそう思ってるってことは見事に脚本の妙に乗せられてるんだろうなぁ……!w
そうコレ即ち小林脚本の手の平の上ってやつでしてw
こういった感情そのものが『引き込まれている』ことの証左なんですよねーw
まぁそういった負の感情は置いておいて。
実際良い回でしたよ。上下回の上としては最高の引き方だったんじゃないでしょうか。
今回見た視聴者は「え!? 次回どうなんの!?」って絶対思うでしょうからね。
そういう意味じゃあすげぇ上手い1話だったと思いますね。
個人的には琵琶丸さんのアクションがすごいかっこよくて大満足でした。
あと百鬼丸と琵琶丸さんの連携もナイスでしたねー。なんだかんだ息ピッタリw
さてさて次回が本当に楽しみですね。
どんな結末を迎えるのか。胸のイライラは治まるのか!w
待て次回! って所ですね!
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以上、ロシアスキーでした。次回もよろしくお願いいたします!
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コメント
みおが百鬼丸と会った時川にいたのは体を洗ってたから
みおが百鬼丸に薬を買ってきた時服が乱れてた
結構伏線あったなあ
コメント、ありがとうございます。
細かな、気付ける伏線。けっこうありましたよね。
しかもそれが、初見でパッ、と気付けるもの気付けないもので上手くちりばめられてるんですよねー!
子供の時原作を見た時はみおは物乞いだったけど今思うとそういう事もしてたんだろうなあ
これが昔の日本ってだけじゃなく今の東南アジアのフィリピンやラオス、ミャンマーでも似たよな事現実としてあるのかと思うとなんだか哀しくなる
コメント、ありがとうございます。
原作だとそうなんですね……。
もしかすると、今回のアニメ版のみおちゃんも、そういったこともしていたのかもしれませんね。
現実世界においても、似たもの(または似て非なるもの)もあったりしますよね。
自分も近しい身分の方に出会ったことがあるんですが。
なんというか……複雑な気持ちになりましたね。
魂の色について琵琶丸が百鬼丸を見た時、白と赤が混じってたんですけど百鬼丸も徐々に鬼神に近づいてきてるのかな
コメント、ありがとうございます。
あー……どうですかねぇ。
個人的にアレは、ケガの影響で、『痛覚が反応している部分』が見えていたのかな、と思ってました。
つまり、まだまだ全身激痛に襲われているのに戦おうとする百鬼丸を見て琵琶丸が呆れているのかと。
忙しい中、お疲れ様です。
私見、妄想ですが、語弊があると行けないので先に謝って置きます。「ごめんなさいぃぃぃぃ………。」(フェードアウト)………。って、消えてどうする!?。
まぁ、「握り飯一つで春をひさぐ」表現が直接過ぎて、精神がフェードアウトしてしまう人がいたかもしれませんね。でも、内容としては原作通り?なのでこれで良いのかもしれません。
「どろろ」の舞台設定は室町末期だろうけど、本質的には手塚治虫氏が経験した戦中戦後が描かれていると思う。
手塚氏の別作品、「どついたれ(未完)」では、終戦直後の設定で、春をひさぐ少女として「美保」と言う13歳の女の子が出て来ます。なので、ミオの年齢もその位と思われますね。(実際に、その年齢で春をひさぐ少女がいたのを、氏は見たのかもしれませんね。(妄想))
ただ、ミオと美保、描かれ方がまるで違って、美保の方は、あっけらかんとして、13歳にして「生きる」という女のしたたかな強さが描かれてた様に思う。
少女にして生きるために、春をひさぐ行為は悲劇ではある。だが、これを強さと取るか、弱さと取るか人によって意見が違うでしょう。(私は美保と同じミオの強さと取りますけどね。)
さて、ここまでのアニメ「どろろ」で不満な点が一つある。それは、民衆や孤児達が、只々、悲劇的で弱い存在であること。
まぁ、そこは原作でも同じではあるんだけど、漫画では、どろろが無茶苦茶な行動をする事で弱者のしたたかな強さを表現していた気がする。
一方、アニメの「どろろちゃん」は、ホントに「ちゃん」付けが似合う程、性格が良い子になっている。(初回では一寸悪い子だったのにねぇ。)
これも、百鬼丸に焦点を定めているからと分かってはいるんですがね。
さて、ミオの話も今夜で最後。残る話で気になるのは「ばんもん」だなぁ。どう描かれるのか、楽しみ。
あっと、最後に、「琵琶丸ってさぁ、百鬼丸の体を取らなかった鬼神じゃないのかなぁぁぁぁ……。」(フェードアウト)
てけり・りさん
コメント、ありがとうございます!
人類誕生、それこそ有史以前より生命として人が生れ落ちて以来。
こういったことは縁を切れぬことでございますよね。
手塚先生の作品感(この場合、創作感。あるいは先生の中にある思いや源流など)には、その深い経験などが影響しているんでしょうねぇ。
個人的には、普通の民や子供達がか弱い存在である、という点はむしろ評価点でもあるのですが。
仰ること、わかります。
ただこれは、あくまでも分かりやすさを重視してるのではないかとも思いますね。
弱くもあり、強くもある存在、と描くと。昨今の大長編を描けぬ現代アニメ事情においてはイメージなどがぶれるので。
そこをいわばシンボリックに描いているのでは無いでしょうか?
琵琶丸鬼神説ですかぁ……。どうでしょw
個人的には、その線は否定派、っていうよりは。う~む? って感じです。
もちろん、可能性はあるとは思いますよ! だって琵琶丸めちゃくちゃ強すぎますもんね!w
どろろがみおに百鬼丸は魂の色を見れる事を教えるシーンでみおが胸を隠すシーンがありましたね。みおはきっと自分は汚れてる、卑しい人間なんだと自己嫌悪してるけど声を取り戻した百鬼丸に綺麗だよと言われてお互い淡い恋慕抱くけどでもその後みおはs…
もう嫌、見るのも感想言うのも考察するのも辛い…でも続き超見たい…
百どろさん
コメントありがとうございます。
そうですね。あのシーンは、『みおのお仕事』を匂わせつつも。
『みおの内心の悩み』をも描く、見事な手法だと思いました。
ここまで来たら、覚悟決めて続きみましょう!w
こんにちは ひろです。
今回 大体予想していた展開とはいえ衝撃的でした。後編でどうなるのか楽しみです。
みおさんはやっぱりタヒぬのですかね。 あと、くわれた右足もどうなるのかです。アリジゴク?を倒してまた戻ってくるかもと期待しています。
また来週よろしくお願いします。
ひろさん
コメントありがとうございます。
あくまでも自分の予想は、今回に関しては割かし捻らないで考えた予想ですので。
盤面が思いっきりひっくり返る展開もあるかもしれませんよ!
もしかしてですが12の鬼神達は自分の肉体がないのでしょうか?
思えば泥の塊だったり、人間に寄生してる様な姿だったり刀だったり、今回も蟻地獄の様な昆虫に似てますし
もしかしたら何かを奪わないとその姿を保てない物凄く不定形な存在なのかも…
百鬼丸の身体を奪ったのももしかしたらそう言う関係があるの…かもしれない
ボランスキーさん
コメントありがとうございます。
実はそこは自分も考えていました。まぁ、鬼で『神』ですから。肉体を持たない可能性はありますね。
故に泥や刀、昆虫の姿は仮の物で。百鬼丸から肉体などを奪って力に変えたのかも……?
最終的にはそういうことを繰り返し、完全な肉体を手に入れようとしていた、なんてこともあるかもしれませんね!
みおが武士の相手をする時も子守唄を歌うのは単なる現実逃避なのか、
それとも幼き頃母に抱きしめられてた時を思い出そうとしてるのか
コメントありがとうございます。
あるいはその両方、かもしれませんね。
あ~いった行為をしている時って、どうしても自分の性別を意識してしまうでしょうから……。
子供を寝かせつけるための唄が子守唄、そして守り子唄は一種の労働唄。
原作では「あたしはいやらしい女の子よ」と1ページで語った仕事も逃げずに描けば
まあこういう事になりますね。川での出合いは「洗浄」だけで、過去には冷やして……ということは無かったのだろうと思いたい。更にはキリスト教由来の貞操観念なるものが生まれたのは僅か戦後から、だからそも未央はそも何の精神的な咎めも
無しに自分に出来る全てで利他的に生きていたのだと思いたい。それなら誰も傷つかないのにと益体も無い事を思ったりもします。重い重いお話でした。
「紅い花」は多分「性」のメタファー最早好きな人に捧げる前に、散らされた彼女の在り様は余りに哀しい…あぁ次回はきっと辛い…それでも惹かれて已まない、げに恐ろしきは小林魔術…原作では想い出補正か儚げに描かれた未央、現実から逃げずベストを
尽くす…とても強くて強かですね…あぁ生きてさえいれば……あぁ生きてさえいれば…
百鬼丸と幸せになれたであろうに…
絶叫する百鬼丸(そう来たか!)と声を押し殺す未央の対比が見事でありました。
心して続きを視聴致します。
ナナシノゲノムさん
コメント、ありがとうございます!
このテーマって、別段『描く必要』って本当は無いと思うんですよね。
なんなら、その時代、背景はキレイなもんだったんですよー、ってウソをついてもいい。
だって創作物なんだから。
ただ、原作然り、今回の話然り。そこを描く。しっかりと描く。
これはもう、リアリティうんぬんの話ではなく。
歴史そのものに真摯に向き合うことに他ならぬと思いますね。
それこそ、みおの様な立場の少女が抱えていた苦悩や憤りは、決して風化させてはいけないものでしょうから。
(難しいのは、風化させてはいけないけど縛られてもいけないことですけどね……)
コレ以降、どれだけの絶望が待っているのか。非常に興味深いですね……!
これ妊娠とかしちゃってるんじゃ…
コメントありがとうございます。
どうでしょうね……当時の人間の医学的知識レベルがちょっと不明ですが。
そういうリスクも当然、あるでしょうね……!
お疲れ様です。
これ百鬼丸はみおの顔見れないまま終わるのが辛い
フランさん
コメント、ありがとうございます!
あ~……確かに、予想が当たったらそうなりますねぇ……w