それでも旅は続いていく。
どうも! どろろ担当のロシアスキーです!
前回が上下エピソードの上であり、今回6話はそれを受けての下ということでしたが……。
……まぁ予想はできていたよね、うん!
ではでは悲しみを振り払って語って参りましょうか……。
スポンサーリンクどろろ 6話 あらすじ
正直前回時点でこの結末を回避することができないのは予想できていたとはいえ。
……少しずつ絶望に向かって進む様は見ていて非常に辛かったァ!
以下あらすじでございます……。
みおに子供達、そしてどろろと触れ合いつつも未だに取り戻した声を発さない百鬼丸。
みおとどろろはそんな百鬼丸を気にかけ心配するものの……百鬼丸は一人戦いの場に戻る。
一方その頃、戦にも動きが見え始め……。
ということで。今回のエピソードは本当に前回からの見事な展開の流れを感じましたね。
一つ一つが見事に積み重なり……そして終幕を迎えたという。
ホント、見事な組み立てでございました……。
故に心が痛むのですがね……。
さぁ語って参りましょう……。
スポンサーリンク一連の出来事の流れ
前回と今回で描かれた、いわば『みお編』とも呼べる『守り子唄編』ですが。
改めてここでちょっと出来事の解説をしたいと思います。
っていうのもちょっと節々分かりづらい点があった気がするので……。
何回か見直せばスムーズに理解できたのですが。分かりやすいお話ではなかったのではないかと判断してのことでございます。
百鬼丸とどろろが今回出会った少女、みおは元々は堺側陣営で仕事をしておりました。
ですが鬼神と戦い安全な土地を確保しようとしてくれる(というだけではないのですが……みおたちにはそう見えますよね)百鬼丸の姿を見て、みおは堺側とその敵方の両方の陣営で働くことを決めます。

©手塚プロダクション/ツインエンジン
百鬼丸が怪我をして戻ってきてからもみおは陣営双方での掛け持ちを続け、ケガをしながらも仕事をこなしていきます。
ですが運の悪いことにその時、堺の敵方である景光配下の陣営は硬直状態にある戦を動かすため堺への奇襲を仕掛けようとします。
このタイミングで両陣営に働きに出ていたみおちゃんは当然スパイなのではないかと疑われてしまい……。
そしてあの悲劇に繋がったわけなのですが。
みおちゃんと子供達が暮らしていた廃寺……いや、あれ寺なのか? 廃屋? まぁいいや。
あそこに襲撃かけていたのは景光側の陣営でございますので……。
百鬼丸が倒しそびれた一人が景光に情報を漏らせば、やはり私の前回の予想通り……。
いよいよ景光陣営と百鬼丸陣営の衝突の引き金になりそうですなぁ。
と、ここまで長々と書いていたので簡潔にまとめますと。
『みおは両陣営で働いていたが、そのみおをスパイと疑い襲ったのは景光陣営の人間である』
『故に百鬼丸が倒したのは景光のいわば部下にあたる兵士である』
この二点をしっかり把握していただいて5話と6話を見ていただければ様々な情報が理解しやすいのではないかと思います。

©手塚プロダクション/ツインエンジン
……なにせ今回出てきた兵士の皆さん。全員モブ顔なんだもんなぁw
見分け難いってのよ。おかげでちょっと混乱しちゃったじゃない。
スポンサーリンク鬼神の秘密
今回明らかになった……って言っても前回の記事である程度予想できていたのですが。
鬼神の秘密……というかどうかは不明なのですが。
やはり鬼神は前回倒しきれておらず百鬼丸は初のラウンド2に挑むことになりましたが。

©手塚プロダクション/ツインエンジン
どうにも鬼神は百鬼丸に声を取り返されたものの右足を奪うことに成功していた様子。
鬼神が生存できた理由が本来のタフさ故なのか……あるいは百鬼丸の足を奪ったからなのか。そこが不明なんですよね……。
とはいえハッキリ分かったこともあります。
それは鬼神に奪われかえされた部位は討伐すれば取り返せるということ。
正直そうだろうな、とは思っていたのですが……やはり今回の話を全部見るまでは安心できなかったっていうのが本音ですね。

©手塚プロダクション/ツインエンジン
ですが無事に百鬼丸が足を取り戻したのを見て一安心だったわけですが~。
今回の鬼神はアリジゴクな風貌でして、おまけに百鬼丸の足はがぶーっされていたから不安だったんですよね……。
ここからは完全に私の推理・考察・予想という名の妄言なのですが。
これってつまり鬼神は物理的肉体を持っているけれども通常の世界法則とは切り離された存在だと思うんですよね。
もしも世界法則に従うのなら百鬼丸の足は恐らく取り戻すことは不可能でしたでしょうから。
そう考えると、今後もしも今回の様に肉体を奪われることがあっても最悪頑張って取り戻すことはできなくもない……と。
ただアニメということを考えると同じネタを何度も繰り返すとは思えないんですけど。
後は鬼神は完全に討伐しないことには肉体を奪い返せないということも分かりましたね。
そうでないのならそもそも声を奪い返すほどのダメージを与えていたのですから、足も奪われてから即取り戻しとかになってもいいでしょうからね。
これは逆に言うとどれだけ鬼神を追い詰めても倒しきらないと何の意味も無いということですね!
今後もの凄く強い鬼神とか出てくるとキビしいだろうなぁ……回復能力特化タイプとか……。
あとは完全に人に化けてるタイプとかは横槍が入ったりするとケガを治療されかねないという不安もありますね。
なんにせよ鬼神は今まではなんとか倒せてはいますが。今後はそう簡単にはいかないんじゃあないかと予想してみたり。
現状百鬼丸は右足も取り戻しこれでようやっと完璧に5つの部位を取り返すことに成功しました。
残る鬼神は7体(あるいは6体?)。どんな姿で現れて何を取り戻せるのか。
この辺もとても楽しみですねぇ!
多宝丸の苛立ち
今回急激にプッシュされた多宝丸くんですが……。

©手塚プロダクション/ツインエンジン
うん、まぁ気持ちは分かるよ……。
子供って親のそういうところに敏感ですもんね~……。
自分のことを愛してくれていないわけではないと理解しつつも母の心が何かに奪われていることが許せない。
自分を大事に思ってくれているのは分かるけど戦働きさせてくれない厳格な父。
いやぁ多宝丸くんもストレス溜まってる感じですねー。
しかもこれは多分ですけど恐らくその両親との微妙なすれ違いは長く経験してそうですし……。

©手塚プロダクション/ツインエンジン
そんなストレス溜まりまくりの多宝丸くんが百鬼丸の行動と目的、正体を知ったら……。
……まぁ、敵対するでしょうね積極的に。そりゃもうOPの如く。
そう考えると百鬼丸と多宝丸くんの敵対と戦闘は回避不可能かなぁ……。
上手いこと共闘ルートに入れればそれはそれで面白いと思うんだけどなぁ……。
でもそうなると多宝丸くんと景光が衝突することになるからそれは考えづらいよねぇ……。
そう考えますと問題は多宝丸くんはリタイアせずに最終話まで生き残れるのかどうか!
そここそが問題になりますよね。
正直な~……今回の百鬼丸見てると肉親だからって手加減するようなタイプとも思えないんですよね。
とはいえ百鬼丸が肉親のことをどう思っているのかも不明なので……完全に多宝丸くんリタイア確定っても言いづらい。
ほんと、これからの展開次第としか言えないですね~……多分戦うことにはなるとは思うんですけど。
個人的にはリタイアするとは思うのですがどっちかというと百鬼丸よりも景光に手を下されるんじゃないかなぁ……と思っております。
百鬼丸に何度も敗北してオトン激おこ! みたいな感じで……。
それかお縫さんを景光から庇って……とか?
まぁ何にせよ多分多宝丸くんはリタイアするとは思うので。今後の彼に注目でしょうね!w
百鬼丸の中に眠る鬼
今回琵琶丸が指摘し、更にその片鱗を見せた『百鬼丸の中の鬼』ですが……。

©手塚プロダクション/ツインエンジン
これが一体どういうものなのか。その具体的なことに関しては不明なんですよね~。
考えられるのは二つ。
一つは鬼神に肉体を奪われた代わりに植えつけられた呪いのようなものであるということ。
これは鬼神が肉体を奪ったのが景光との契約によるものということからの推理ですが。
奪うだけではなく呪いを与えたということも考えられるのではないかと思いまして。
人間離れした戦闘能力と激しい気性。
そんなもの持ち合わせてたら人の世の中では暮らし難いですよね。
そういう生き難さを付与したのかなぁと考えたのですが……。
どちらかというと私としてはもう一つの方がしっくりきております。
それは『奪われた者であるが故に百鬼丸の中に自然と生じた感情の炎』そのものなのではないかという予想です。
生まれたときから簒奪される身であった百鬼丸の中にあった『生きたい』という衝動。
そして同時に芽生えた『取り返したい』という思い。
そういった強い感情が今正に百鬼丸の中で炎の如く燃え盛っているのではないかな、と思います。
だからこそ今回みおが害されたのを見て激昂したのではないかな、と。
『生きたい』という人間なら誰しも持っている思いを踏みにじられたのを目にして怒りが溢れてしまったのかなぁ……なんて思うんですよねー。
そして気になるのは今後の百鬼丸の在り方ですね。
このまま鬼に変じてしまうのか。それともどろろとの旅の中人間として生きる道を見出せるのか。
これは最終盤まで関わってくる問題だと思いますね!

©手塚プロダクション/ツインエンジン
自分としては、どろろの存在のおかげで百鬼丸は人としての道を外れなくてすむのではないかと思っているのですが……。
はたしてどうなるか。本当に楽しみですね!
スポンサーリンクどろろ 第6話感想
はいそういうことで今回の感想なんですけどー。
……あ~……だよね~……。
ってのが一番最初に来ましたw
正直前回の記事の予想がほぼほぼ当たってて嬉しい反面……。
その悲劇が回避できなかったことに酷く心が痛んでしまいましたね……。
でもうん、分かってたよ。こうなるってのは……。
だって小林脚本だもんね! 覚悟なんてできてたさ!
ただこの『どうしようもなさ』というか『どうにもできなかった感』っていうんですか?
もうね~……本当にね~……ツラい。
人間一人で救える命なんて所詮限りがあるんですよ……いくら百鬼丸が強くても……。
今回KRSを喰らった人は多いんではないかな~……。
(注:KRS 『小林脚本・リアリティ・ショック』の略)
まぁでも今後はもっとキビしい展開もあると思いますからね。慣れろ。
さてさて次回は有名な妖怪、じょろうぐもが登場みたいですよ?
ただ漢字が普通の表記とはちょっと違う感じ……?
どんなバトルやドラマが描かれるのか! 乞うご期待って所ですな!
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以上、ロシアスキーでした。次回もよろしくお願いいたします!
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コメント
足の事ですが、「契約上、鬼神が所持できるのは一つの部位だけ」みたいな設定があるのではないでしょうか。
だから足を奪ったことで、元々持っていた声が返還されてしまった。
倒していないのに戻ってきたのはそういうことじゃないかなと。
原作にない描写なので妄想が膨らみますね。色々な考察があって面白いです。
あと原作だとミオ達のタヒに、醍醐景光は係わっていません。
アニメだと醍醐景光が係わる事で、間接的に百鬼丸も係わっている事になり、より悲惨な展開になっていますね・・・。
コメント、ありがとうございます!
……なるほど。それ、面白い予想ですね!
自分はあの鬼神が「やべぇ! このままだと負ける! えぇい足奪って逃げたれ! 次は負けへんぞ!」って考えたのかと思っておりましたが。
そういう制限があると考えると、今後の展開においてのキーが増えそうでとても興味深いですね!
……う~ん。やっぱり原作とは大きくかけ離れつつあるようですね。
つまりこれは物語の最終幕はどうなるかわからん! ってことですね!
期待が高まりますねぇ!
こんにちは ひろです。
今回 予想どおりの展開になりました。大筋は、いいのですが百鬼丸の足を取り戻す描写等があった方がよかったのではないでしょうか。
みおのタヒも少しあっさりしすぎた描写で少し物足りなさを感じました。
あまり生々しく描写するのも逆効果ですので難しいでしょうが、今後の展開に期待しています。今後、多宝丸との対決はさけて通れないのでしょうね。
それではまた来週よろしくお願いします。
ひろさん
コメント、ありがとうございます!
ご指摘の点ですが、恐らくは要不要の判断の上での情報の取捨選択の結果かとは思いますね。
足に関してはあえて描写しないことで、『倒したから帰ってきたのか、そもそも奪われた足はどういった状態で鬼神が所持する扱いになったのか』を隠しているのだと思います。
視聴者に想像させる余地を残した、っていうことかと。
みおちゃん達に関しては、恐らく外国への展開を狙ってのことも関わってくるのかと。
(海外では子供たちに関する描写は日本国内以上にシビアですので)
あとは、そこまでの描写は正直後味の悪さを残す比率が大きくなってしまう、っていうのもあったと思いますね。
今後どんな感じで展開していくのか。ちょっと読みづらいですが。
楽しみなのは確かですね!
どもっ!、こにゃにゃちわ!。(タヒ語)
ミオは最後の最後まで意思…、意気地を見せつけたのが、観ていて慰めになった。
それにしても、徹底的に侍を悪に描きなさるな~。まぁ、手塚先生が軍隊とか軍人が嫌いそうだから原作通りなんだけどね。
鬼神を倒し、体を取り戻しながら感情をも取り戻ししているように見える百鬼丸。
今はまだ本能的に戦っている様に見えるけど、心が人間に近付いた時、百鬼丸は戦えるのだろうか?。鬼神だけが相手なら戦えるだろうけど、この物語は人間の業との戦いでもある様にも見える(と言うか、こっちがメインか?)。似蛭の田之助の様になれば戦えて、姿だけは人になれるだろうけど。
でも、百鬼丸は人で在るために、人ならざる存在になるのではないだろうか?。これからの展開が気になる処ではある。でも、もし、人の姿になるため鬼神になれば、どろろとの戦いもあるのかもしれない?。
まあ、アニメ(または、その他の媒体)の「どろろ」は未完?で終わった原作のifの世界の様な物だろうから、自由に描いていいと思う。
それでは、今日はこの辺で、サヨウナラ~。
てけり・りさん
コメントありがとうございます。
みおちゃんは本当に、素晴らしいキャラでしたねぇ……。
見ていて心が痛かったですたい。
百鬼丸の成長、変化については要注目ポイントでしょうなー!
それこそが今後の展開のカギを握っているのは間違いないでしょうから!
この辺りは未完の物語であるからこその自由度の高さだと思いますねー!
このクオリティを維持していただきたいものです!
冷たくなってしまった未央の唇に最初で最後のくちづけ、
原作では未央はとても大切な恋愛対象でした。アニメ版ではまだ心が成長していない
「恋」に到る前の「乞い」って感じ?。母の愛を知らぬ百鬼丸、未央に包まれる
様な母性を乞うていたのかと…きっと彼等は互いが求めあっていた同士、あぁ
生きてさえいれば…
お須志の苦労も未央達の不幸も因果を辿れば百鬼丸が招いたと云う構造なのですよね…
本当に残酷な入れ子構造…
ナナシノゲノムさん
コメント、ありがとうございます。
恐らく、本質においては百鬼丸の初めての恋愛対象であるという部分に関しては一致しているんでしょうが。
それが、恋慕なのか思慕なのか。もっといえば母への愛なのか女性としての愛なのか。
そのあたりが見えぬというこの展開。正直、心に来るものがありましたねぇ。
この入れ子構造こそが、「どろろ」という作品の根幹。
そして、外せぬテーマであると考えると、なんとも……。
思わず唸ってしまいますよねー。
百鬼丸がみおをコ口されて最初にしたのがみおに駆け寄るのでもなく侍達を倒す事なのが悲しい
コメント、ありがとうございます。
確かに……その辺りの無常感も見事ですよね。
この時代だからこそ、「救えない」っていうのを百鬼丸が本能的に理解しているのが伝わってくる部分ですね……!
百鬼丸が今回取り戻したのは足でも声でもなく”怒りという感情”なのかもしれない
コメントありがとうございます。
おぉ……そういう詩的な考え方もまた、キレイでいいですね!
芽生えた、というよりも。取り戻した、と表する……。
ちょっと膝を叩いてしまいました!
みおの体の痣が病気だったとしたらどの道長くはなかったのかもしれませんね。
後、琵琶丸がもう1日長く滞在してるか、
百鬼丸が1人で勝手に鬼神退治に行かなければもしかしたら助かってたのかもな…なんて考えるとやりきれません
コメントありがとうございます。
個人的には、打撲の痕だと思っていたのですが。
その可能性もあるのかぁ……モヤモヤ。
この手の作品にありがちなことではありますが。
本当に「もし」「たら」「れば」を視聴者が求めてしまうんですよね。
そう考えてしまうパワーがある、といいますか。
やりきれないですよねーw
みお達が自分達の田んぼや黄金色の稲穂を夢見てるのに百鬼丸が鬼神を倒すと旱魃になってしまう不条理…
コメントありがとうございます。
本当に、ままならないものです。
ただ、この時代は現代以上に「不条理」が満ちているんですよね。
それがたたきつけられると、なかなかキツいんですよねー……。
久しぶりに読みたいなぁと思って見に来たのですが、7話以降の記事はどうやれば見れますか?なぜか見つけられなくて…
りゅお様
コメント、ありがとうございます。
えー、7話以降の記事ですが、私の落ち度によって、存在しておりません……申し訳ないです。
現在、最新話の記事については執筆途中ですので、もう少々お待ちいただければ、と思います。大変ご迷惑をおかけいたします……。