こんにちは、哲太です。
先日、第6話が放送されました『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』。
これまで周囲の人たちの心の変化が中心だったように思える本作ですが、第6話ではヴァイオレット本人の気持ちの変化も色濃く描かれていましたね。
主人公と周囲、主観と客観の両視点から楽しめて、また一段とこのアニメが好きになりました。
そんな物語の変化にあやかり、今回のこちらの記事では、第6話でテーマとなっていた天体にまつわる仕事についてとヴァイオレットの気持ちの変化、この2点を重点的に取り上げていきたいと思います。
スポンサーリンク天体観測は、命を紡ぐ大切な仕事
今回のメインキャストは、星を観測し、記録に残す青年・リオン。
ぶっきらぼうに見えるところもありましたが、まっすぐな心を持ってる好青年でしたね。
一人の友人がしっかりといたのも、そんな彼の心のうちが伝わっていたからでしょう。♬
さて、そんなリオンの仕事は天文図書館にて重要な記録を残す・写本。
現在の天文系の仕事といえば、彼のように記録にまつわるお仕事のほか、該当施設の維持・管理であったり、望遠鏡やプラネタリウムといった機材を作製する業務など、一口に「天文」といっても色々な業務があるようです。
私自身、地元に天文科学館があったこともあって幼少の頃から社会見学で同施設を訪れた記憶があり、個人的には身近に感じるお仕事の一つ。
ただ天文学の役割には、昔と今で、かなり変化があるもよう。
というもの、昔は天文、特に星の位置や星座の並びには、現在位置を確認できる役割が大きかったようです。
今の時代は携帯電話での位置情報獲得が容易になり、そもそも優秀な地図がたくさんありますから、星の位置を見て目的地を目指す人はかなり稀だと思います。
ただ本作『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の時代は少し昔のもの。
そんな中で、リオンらが行なっている仕事は、偉大な記憶を残すだけでなく、人々が道に迷わぬような道しるべとしても人々を助けているのかもしれませんね。
スポンサーリンクお兄ちゃん大佐に何を言われたのか
今回の第6話で一番意外だったのは、前回の最後でギルベルト少佐の兄・ディートフリート海軍大佐の登場がなかったこと。
今回は港でヴァイオレットと出会ったシーンから始まると予想していただけに、それ自体に触れられなかったのは驚きでした。
ただ、(久々の登場!)友人のルクリアには気の落ちていることを見透かされてしまいましたね。
果たしてディートフリート大佐から何を言われてしまったのか━━。
前回の第5話のラスト、そして、図書館内にて彼女が自身の過去について凛と答えていることから、やっぱり過去の過ちについてひどく言及されてしまったことが窺えますね。
まぁ、“過ち”なんて表現をしてしまいましたが、戦時中、戦うことを余儀なくされたことに、誰がどうして非を唱えることができるのかって話。
ヴァイオレットは孤児で、生きるために戦うこと、当時も今も彼女にとっての全てであるギルベルト少佐のために働くことは、怒られるいわれのないことだと思います。
それでも、仲間を失ってしまったであろうディートフリート大佐の気持ちも理解できますよね。
また、港での彼の姿は、過去の回想でヴァイオレットとギルベルト少佐が初めて出会った時の屋敷の時のものから大分ランクダウンしているようにも感じました。
戦争が終わり、軍隊の英雄としていきていたディートフリート大佐にとって、国の平和が必ずしも彼にとっての平和にはつながっていないのかもしれませんね。
スポンサーリンクヴァイオレット・エヴァーガーデン 第6話感想
さてさて、そんこんなで折り返し地点まで放送が進んだ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』。
今回はルクリアが再登場してくれたことも、かなり嬉しかったです。
まだちょっと早いものの、最終話ではヴァイオレットと仕事でのつながりができた人たちが全員再登場!、なんて結末も、集大成らしくて期待してしまいますね。♬
序盤の感じだと、結構デスクワークっぽい仕事の印象が強かったドールのお仕事ですが、要望があればどこでも駆けつける、その移動範囲の広さがしれたことも今回の新しい発見となりました。
次回はどんなところで、どんな人の思いを文字に残すのか━━、第7話の放送も楽しみに待っていたいと思います。
それでは今日はこのあたりで、またお付き合いのほど宜しくお願い致します。
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