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色づく世界の明日から13話(最終回)考察・聖地!墓は誰のものか&続編2期の有無

あんなん、泣くしか…(大号泣

皆さま、明けましておめでとうございます!

最終回の余韻が未だに冷めやらない、色づく担当のわせです…(放心

いや~、切なくて、でもさわやかで前向きで…素敵なラストでしたね;;

冒頭、唯翔のモノローグから入るのずるくないですか!?

これまでもたびたび複雑そうな表情を浮かべていた唯翔ですが、はっきりと言葉で心情が語られたのって実は初だったんじゃ…?

なかなか胸の内がわからないキャラクターだからこそ、一層胸が締め付けられました…(号泣

感動シーンはもちろんてんこ盛りでしたが、最終回ということで、作中の謎や伏線も多く回収してくれた印象が強かったなぁと…!

その辺りにも触れつつ、最終回の考察記事、張り切って行ってみたいと思います!

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聖地まとめ(13話・最終回編)

出雲近隣公園

前回からの続きである、瞳美を時間魔法で未来に還そうとするシーン。

そして、未来に戻った後の瞳美が、ラストシーンで訪れていたのが、こちらの「出雲近隣公園」でした。

また、1話冒頭+今回の中盤で登場した花火大会のシーン(琥珀おばあちゃんとやり取りする場面)も、この出雲近隣公園っぽいんですよね…!

▲このツイートの②の写真が、1話で花火を見に行くシーンで映った階段のよう…!

まほう屋(琥珀おばあちゃんの家)から出発したと考えると、グラバースカイロードの頂上や鍋冠山、大浦展望公園なども候補に入ってきそうですが…現時点では、花火大会シーンの再現写真を見つけられなかったので、出雲近隣公園(仮)としておきたいと思います^^;

もしそうだとすると、1話で琥珀おばあちゃんが瞳美を送り出したのも、13話で女子高生琥珀が瞳美を未来に還したのも、同じ出雲近隣公園ということになりますよね…!

なんとも運命的;;

もしかしたら琥珀おばあちゃんは、60年前に自分が瞳美を未来に還した場所と同じところから、瞳美を過去へと送ってあげたかったのかもしれませんね…!

※聖地特定や登場シーンの再現撮影など、色づく特定班の皆さまの熱量に毎回感動しっぱなしでした…!

貴重な情報、本当にありがとうございました!

この場をお借りして御礼申し上げます!^^

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謎・伏線の答えまとめ

これまでの話の中では、数々の謎や伏線らしきものが散りばめられてきました。

今回の13話は最終回ということで、作中で明確な答えがいくつも示されていましたね…!

そこで、最終回で明らかになった情報をまとめてみたいと思います。

時間魔法の仕掛けについて

▼「時間魔法」については以下の記事でも考察しておりますので、よろしければあわせてご覧くださいませ^^

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琥珀おばあちゃんが瞳美を過去に送る際にかけた時間魔法は、「瞳美の無意識の魔法が解けると、未来に戻れる」という仕組みだったようですね。

途中で時間魔法がバチバチッと暴走した際、瞳美は自分が無意識に魔法を使ってしまっているのでは?と疑っていましたが、おそらくそうではなかったのでしょう。

ちょうどそのとき琥珀が「何かが邪魔してる、まるで別の魔法みたいな…」と口にしていましたが、その読み通り、琥珀おばあちゃんの時間魔法(=瞳美の無意識の魔法が解けると、未来に戻れる)による抑止力が働いたのでしょうね。

そのため、琥珀が瞳美を未来に還すための時間魔法の儀式を行ったにもかかわらず、「瞳美の無意識の魔法が解ける」という条件を満たしていないために、一度目の儀式は失敗したのだと考えられます。

おばあちゃんが瞳美を過去に送った理由

▼「おばあちゃんが瞳美を過去に送った理由」については以下の記事でも考察しておりますので、よろしければあわせてご覧くださいませ^^

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さて、上記小見出しの時間魔法のカラクリから察するに、おばあちゃんが瞳美を過去に送ったのは、瞳美の無意識の魔法を解くためだったと考えられます。

具体的に言うなら、「私は幸せになってはいけない」という無意識の魔法を解き、失った色覚を取り戻させるため、と言い換えられるでしょう。

もっとシンプルに言うと…おばあちゃんは、瞳美に幸せになってもらいたい一心だったのでしょうね(涙

「身近な人たちを幸せにできなかった…許してちょうだい」というセリフからもわかるように、おばあちゃんもかつての瞳美と同じように、娘(=瞳美の母)の一件を悔やみ、自分を責め続けてきました。

ただ、60年前の世界で様々な経験をした後の瞳美は「幸せだった」と口にしていましたよね。

さらに、「ねぇ私、幸せになっていいんだよね?」とも。

それらの言葉は、きっとおばあちゃんの心を軽くしてくれたはず…!

琥珀おばあちゃん、本当によかったね(号泣

また、これは余談ですが…そのときおばあちゃんは「見てきたのね、瞳をそらさずに」と返していましたよね。

このセリフから想像するに、「瞳美」という名前は、おばあちゃんが名づけたのかも…!

瞳美が過去に来た意味

自分が60年前の過去の時代に来た意味。

瞳美はこれまでに何度か、そのことについて考えるそぶりを見せてきました。

今回の最終回を見たところ、瞳美が自分なりの答えに行き着いたように感じられたんですよね。

「私はそれまで自分から閉じてしまっていたんです」

「でも、勝手な思い込みで自分を追い詰めるのはもうやめようって」

「気持ち一つで世界は変わっていく」

等々のセリフにも表れているように、瞳美は60年前の世界で過ごした日々の中で様々な気づきを得たのでしょう。

他人と関わることを避けてきた以前の瞳美(=60年後の未来での瞳美)と比べると、明らかに前向きになってますよね…!

そして、そんな瞳美の心境の変化を表したのが、「瞳美の石像が朽ち果て、崩れ落ちる」「モノクロの世界が剥がれ落ち、色が表れる」といった演出の数々だったんだと思うんです。

色づく世界の明日から 13_3

©色づく世界の明日から製作委員会

瞳美の石像が朽ち果て、崩れ落ちる場面=自分から心を開けば、世界は変わる。

モノクロの世界が剥がれ落ち、色が表れる場面=これまでは自分が瞳をそらしていただけで、自分からきちんと目を向ければ、優しい世界はすぐそばにある。

それぞれのシーンにはこんなメッセージが込められていたのではないかと…!

そしてそれこそが、瞳美が自分なりに出した「60年前の過去に来た意味」だったのではないでしょうか。

唯翔や魔法写真美術部メンバーたちと出会ったからこそ、瞳美は他人に心を開けるようになり、さらには、自分の身近なところにある「幸せ」にきちんと気がつけるようになったのでしょうね…(号泣

瞳美と唯翔の出会いの意味

上記の小見出しで述べたように、瞳美は唯翔との出会いを通して多くのことに気づきました。

また、大切なことに気づけたのは唯翔も同じだったようですね。

「苦しくても叶わなくても、大切な気持ちはけして消えない」と知り、絵の道に進もうと決心できたのは、瞳美のおかげ。

唯翔はそう口にしていましたよね。

色づく世界の明日から 13_30

©色づく世界の明日から製作委員会

「俺たちはきっと、お互いの未来に色を取り戻すために出会った」という唯翔のセリフの通り、まさしく2人はお互いに大切なものを取り戻すきっかけを与え合うかけがえのない存在だったのでしょう…。

合宿で琥珀が作った星砂

▼「合宿で琥珀が作った星砂を使うタイミング」については以下の記事でも考察しておりますので、よろしければあわせてご覧くださいませ^^

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夏合宿での思い出を閉じ込めた琥珀お手製の星砂も、今回の最終回で再登場していましたね。

色づく世界の明日から 13_28

©色づく世界の明日から製作委員会

タイムカプセルの中にアルバムと一緒にしまわれていたとは…;;

おばあちゃんいわく、このタイムカプセルは、「時間魔法で手荷物を持っていけなかった未来の瞳美に向けて作ったもの」とのことでした。

アルバムや星砂には、部活メンバーたちから瞳美への「(一緒に過ごした日々を)忘れないで」という願いや、「(自分たちも瞳美と共に過ごした日々を)忘れていないよ」というメッセージが込められていたのかもしれませんね…(涙

色が見えた絵本の作者

▼「色が見えた絵本の作者」については以下の記事でも考察しておりますので、よろしければあわせてご覧くださいませ^^

タイムカプセルと共におばあちゃんが瞳美に手渡した、1冊の絵本。

その表紙には、「さく・え あおいゆいと」の文字が!!

幼い瞳美が「唯一色が見えた絵本」の作者は、やはり唯翔でしたね…!

12話で唯翔が描いていた絵

▼「12話で唯翔が描いていた絵」については以下の記事でも考察しておりますので、よろしければあわせてご覧くださいませ^^

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12話で唯翔は、「今俺にできること…」とつぶやきながら新たに絵を描いていましたよね。

今回瞳美が絵本を朗読する場面でこの12話のカットが映ったことから察するに、このとき唯翔は未来の瞳美に向けて絵本を描いていたのでしょう。

部活メンバーの恋愛の結末

唯翔が描いた、「なないろのペンギン」。

なんと、登場人物の動物たちがそれぞれ魔法写真美術部のメンバーと重ね合わせてあるという…神演出すぎます(号泣

個人的には、この絵本には部活メンバーの恋愛の結末がうっすらと暗示されているように思えてならないんですよね…!

「うさぎさんは犬さんの隣に立って海のにおいをかいでいます」という将のセリフは、未来の将の隣にあさぎがいるという暗示のようですし!

千草の「こんな日は日陰でお昼寝が一番とねこさんが言うと、ムササビが賛成して手を挙げた」という部分は、この先の未来でも胡桃と近しい関係であることを示唆しているよう…!

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前回の記事▲で考察した「部活メンバーの子孫」の件もありますし、将&あさぎ、千草&胡桃はめでたく結ばれたと信じたい(真顔

琥珀の夫(瞳美の祖父)の正体

▼「琥珀の夫(瞳美の祖父)」については以下の記事でも考察しておりますので、よろしければあわせてご覧くださいませ^^

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これまでちょいちょい作中でヒントが出されつつも、はっきりとは言及されてこなかった、「琥珀の未来の夫」の正体。

やはり、柳堂さんでしたね…!!

色づく世界の明日から 13_20

©色づく世界の明日から製作委員会

悩みを打ち明けたり、頼ったりと、琥珀は何かと柳堂さんに心を開いていましたもんね…!

この2人の馴れ初めも非常に気になるところです(真顔

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カラビ・ヤウの精霊とは?

今回のEDクレジットに名を連ねていた、「カラビ・ヤウの精」という見慣れない表記。

はて、誰のことだ…?

どうやら、その正体はこの方のよう…!

色づく世界の明日から 13_8

©色づく世界の明日から製作委員会

はい、1話の時間魔法のシーンでも登場していた、バスの運転手さんです!

色づく世界の明日から 13_9

©色づく世界の明日から製作委員会

▲バスの背後には、「カラビ=ヤウ」の文字が!!

そこで「カラビ・ヤウ」についてグーグル先生に聞いてみたところ、回答は以下のようなものでした。

カラビ・ヤウ多様体は、代数幾何などの数学の諸分野や数理物理で注目を浴びている特別なタイプの多様体。

特に超弦理論では、時空の余剰次元が6次元(実次元)のカラビ・ヤウ多様体の形をしていると予想されている。

出典:Wikipedia

ほーん…?(全く理解できていない

そもそも、「超弦理論」とは…?

超弦理論ではこの世界は空間の9次元と時間の1次元、計10次元の時空で構成されているとされる。このうち、我々が認識できるのは3次元の空間と時間の1次元だけだ。残りの6次元(余剰次元)はどうなっているのかといえば、小さく折りたたまれて「コンパクト化」されていると考えられている。それがどのような形をしているのかというと、カラビ・ヤウ多様体という非常に複雑な形状をしていると予測されている。

出典:知的好奇心の扉 トカナ

理 解 不 能(震え

ざっくり要約すると、この世界を構成する10次元(空間の9次元と時間の1次元)のうち、人間が認識できる4つの次元(3次元の空間と時間の1次元)以外の6次元が「カラビ・ヤウ」と呼ばれるようです。

さらにシンプルに言うなら、カラビ・ヤウ=人間が認識できない次元といったところでしょうか。

瞳美がカラビ・ヤウの精と会ったのは、いずれも時間魔法で時間を移動しているときですよね。

上記のカラビ・ヤウの定義と照らし合わせると、おそらくこの時の瞳美は時間魔法によって、人間が認識できないカラビヤウ次元を移動していたのでしょう。

つまり、あのバスの運転手(カラビ・ヤウの精)は、本作において「時間魔法の精霊」「次元を自由に飛びまわれる精霊」といった位置づけだったのではないでしょうか。

見るからに怪しいキャラクターでしたが(笑)、「(キミノ)イクベキトコロ」へと連れて行ってくれる、素敵な時間の妖精さんだったのかもしれませんね^^

「時刻を表示する演出」の意図

色づく世界の明日から 13_14

©色づく世界の明日から製作委員会

皆さま、こちらのカットに見覚えはございますでしょうか…?

これは、今回の13話で、過去から戻ってきた瞳美がおばあちゃんと話すシーン(花火大会のシーン)で映ったものです。

同様に、1話の花火大会のシーンでも時刻が映るカットが用いられていました。

ちなみに、1話と13話の表示時刻とタイミングは以下の通りです。

【1話】表示時刻 07:31→07:32(「魔法なんて大嫌い」発言の直前)

【13話】表示時刻 07:44→07:45(「私もう、大丈夫よ」発言の直後)

この時刻の表示自体は、瞳美のアズライト(イヤリング型の電子機器?)が発したものなのかな~と思うのですが…。

気になるのは、なぜこのカットを入れたのかということ。

ちょっとその点について考えてみました。

①「過去と未来の時間経過の違いを表現している」説

こちらは、1話で時刻が表示されたタイミング=瞳美が過去に行く前、13話で時刻が表示されたタイミング=過去から戻ってきた後、という点に着目したパターン。

アルバムの表紙の日付から察するに、瞳美は4月~10月の約半年間を過去で過ごしていたのだと推測されます。

ただ、現実世界(未来)では、その間の時計の時刻は13分ほどしか経過していないんですよね。

つまり、「過去では約半年の月日が流れていたけれど、現実(未来の時間)ではほんの数分の出来事だったんだよ」ということを視聴者に知らせるための演出だったのかな~と…!

②「瞳美の変化を知らせるサイン」説

こちらは、1話で時刻が表示されたタイミング=「魔法なんて大嫌い」発言の直前、13話で時刻が表示されたタイミング=「私もう、大丈夫よ」発言の直後、という点に着目したパターン。

「魔法なんて大嫌い」は他人に対して心を閉ざしている状態の瞳美の発言であるのに対し、「私もう、大丈夫よ」は他人に心を開こうという気持ちに変わった後の瞳美の発言です。

また、あわせて注目したいのが、どちらも時刻が1分進むという点。

1話で「魔法なんて大嫌い」発言の直前に1分表示時刻が進むのは、「これから瞳美の心境が変わっていくよ」ということを示唆するため。

そして、13話で「私もう、大丈夫よ」発言の直後に1分表示時刻が進むのは、「きちんと瞳美の心境は変わったよ」と知らせるため。

そんな意図が含まれていた可能性も…?

つまり、瞳美の心境の変化を暗示・周知させるための演出だったのかな~と…!

あの墓は唯翔のもの?母親のもの?月白家のもの?

最終回ということで、諸々印象深いシーンが多かった13話ですが…瞳美が一人墓前で手を合わせるシーンは特に衝撃的でしたよね…!

色づく世界の明日から 13_17

©色づく世界の明日から製作委員会

今回最も視聴者をザワつかせたポイントと言っても過言ではないはず…!

このお墓は一体誰のものだったのでしょうか。

瞳美のお母さんの墓だとか、月白家の墓(=琥珀の父や母、祖母など、瞳美が過去の時代でお世話になった人たちの墓)の可能性もゼロではありませんが…やはりこれは、唯翔の墓だと思うんですよね。

というのも、瞳美はおばあちゃんに対して「お母さんを探して一緒に会いに行きたい」と言っているんですよね。

なので、万が一お母さんが他界していたとしても、きっと瞳美はおばあちゃんと2人で墓参りに行くんじゃないかな~と。

また、月白家の墓だった場合。

60年後の未来では、過去にお世話になった月白家の皆さん(琥珀の父・母・祖母)はすでに他界していると考えるのが自然ですよね。

そのため、わざわざ墓参りのシーンを入れる意味がないかな~と。

唯翔の墓だった場合は、瞳美が一人で行っても不自然ではありませんし(琥珀が気を使って着いて行かなそう)、瞳美が墓前で涙を浮かべていたのにも一番納得できる気がします。

60年の間に唯翔が他界したと考えると切ないですが;;

でも本当にそうだったとしても、きっと唯翔は絵本作家として活躍しながら幸せな人生を歩めたはず…!(涙

虹色のペンギンに込められたメッセージ

「私の色は何色かしら」という絵本の一節。

そして、背表紙に映る虹色のペンギン。

きっとこれは、「何色でもいいんだよ」「何色にもなれるんだよ」という唯翔から瞳美へのメッセージなのでしょうね。

暗い色も明るい色も、全部が瞳美を作ってる。

何も消さなくていい、未来でも笑ってて。

別れの直前に唯翔が瞳美に告げたこのセリフが「にじいろのペンギン」のテーマであり、唯翔が未来の瞳美に伝えたかったことなのかもしれませんね;;

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続編2期の可能性

さて、他の考察記事と同様に、「色づく」に関しても続編製作の可能性についても触れておきたいと思います。

うーん、ストーリー展開的に続編を作るのは難しそうですよね^^;

唯翔や魔法写真美術部のその後を「ご想像にお任せします」という具合にぼかしていることからも、OVAなどでその後の日常風景を描く!なんて可能性も低いかな~と。

ただ、「色づく」自体の続編製作はなくとも、凪あす、色づくに次ぐ「P.A.WORKS+篠原監督」第3作目が作られる可能性はあるんじゃなかなと思うんですよね…!

P.A.WORKSの美しい背景と篠原監督の丁寧な心理描写…ぜひまた見たいです!!

色づく世界の明日から13話(最終回)の感想

ついに終わってしまった(大絶望

中盤は物語の進行がスローペース気味で「尺足りるんだろうか…?」なんてちょっと心配していたんですが、いや~、最終話で綺麗にまとめてくれたな~という印象です!!

とても晴れやかな気持ちになれました…!

触れたい要素が多すぎて上手くまとめられそうにないので、とりあえず箇条書きで失礼します!

瞳美と唯翔のこと

お互いに惹かれ合っているのがわかっているからこそ、なかなか進展しない2人の関係にやきもきしたこともありましたが…きちんと想いを確かめ合えて本当によかったです!(号泣

色づく世界の明日から 13_5

©色づく世界の明日から製作委員会

▲唯翔くん、ちゃんと伝えられてよかったね…(母の目

瞳美と琥珀のこと

花火大会の場面で瞳美がおばあちゃんをぎゅっと抱きしめるシーンがあったのですが、個人的には13話で一番グッときた場面だったかもしれません。

1話では、突然「過去に行け」と言われて戸惑いながら、おばあちゃんに抱きしめる側だった瞳美。

13話では立場が逆になっていて、涙ぐみながら謝るおばあちゃんを優しく抱きしめてあげていたんですよね。

この対比が瞳美の成長を如実に表しているようで、たまりませんでした…;;

琥珀の祝詞

時間魔法の儀式で琥珀が口にしていた祝詞、とても素敵でした…!

「丘の上の学び舎よ」「星降る砂浜よ」「雨に濡れる坂道」「黄昏」と、まるで瞳美と魔法写真美術部のメンバーが共に過ごした日々を振り返っているようで…(号泣

やなぎなぎさんの挿入歌

瞳美と唯翔が互いの想いを伝え合うシーンでかかっていた、やなぎなぎさんの挿入歌…神曲すぎませんか?(真顔

早くフル尺で聞きたい…!

えええええ~なんてこった!!

首を長くして続報を待ちたいと思います;;

瞳美に起きた変化

未来に帰った後の瞳美は自分から同級生たちに話しかけたり、魔法写真美術部のメンバーたちにカメラの使い方を教えたりと、前向きに日々を過ごせているようでホッとしました…!

色づく世界の明日から 13_23

©色づく世界の明日から製作委員会

▲ラストの晴れやかな表情がとても印象的でした!

ずっとみんなで同じ時代を生きることは叶いませんでしたが…これからも瞳美と魔法写真美術部のメンバーたちが思い出を胸に抱きつつ、それぞれ幸せな人生を歩んでくれるよう願ってやみません。

みんな、どうか幸せになってね…(涙

さてさて、今回を持って色づく考察記事も最終回となります;;

見に来てくださった皆様、あたたかいコメントをお寄せくださった皆様、3ヶ月間本当にありがとうござました!!

来季も新しい作品を担当させていただく予定なので、またのぞきにきていただけたらうれしいです^^

それでは、また別の記事でもお会いできますように!

以上、わせでした^^

色づく世界の明日から感想・聖地・考察・解説記事まとめ
『色づく世界の明日から』の記事を毎話更新していきます。 ...
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コメント

  1. のり より:

    のり、と申します。
    こんにちは、わせさん。いつも楽しみに読ませていただきました。

    本当に中身の濃い、最終話ですね。
    瞳美が戻ってきたとき、再起動した通信端末が「…時刻は、午後7時41分です。」とアナウンスしていましたので、瞳美の時間旅行はほんの10分足らずだったのですね。
    第一話で過去に飛ばされる場面で、瞳美の姿が消える場面が描かれていませんでした。
    もしかすると、意識だけ飛んだ瞳美のそばで、琥珀おばあちゃんは見守っていたのかも…なんて勝手に思っています。

    戻ってきた瞳美に対する琥珀おばあちゃんの「…一番近しい人たちを幸せにする事ができなかった。許してちょうだい。」「これでやっと…やっとあなたと話しが出来るわね。」
    の言葉が、私にはズキンときました。
    瞳美が母親の件でトラウマを抱えた一件に、琥珀が60年もの間、大きな責任を感じ続けて来たように感じ取れたからです。その理由を私なりに想像するに、やはり琥珀が一柳さんと結ばれたことが原因ではなかったかと。
    私の中では、一柳さんも実は魔法使いの血筋に見えています。で、魔法使いどうしが結ばれるのは、ある意味タブーだったのかなーと思うのです。その結果、瞳美の母親には魔法の力が十分伝わらなかったんじゃないかなぁ…と。
    しかしトラウマを抱えたままの瞳美にそれを話しても、理解してもらうのは難しい。そこで瞳美を立ち直らせるのと同時に、自分と一柳さんとの馴れ初めを見てきてもらってから全ての事情を話して謝ろうと、琥珀は考えたのかもしれません。

    部活メンバーについては、将くんとあさぎちゃん、そして千草くんと胡桃ちゃんについては、今も健在でいてくれているような気がしますが、唯翔くんについては、私もすでになくなっていた様に感じています。それも結構若いころに。
    瞳美が絵本を手にする頃、唯翔くんはすでに還暦を過ぎていたはずですが、彼が描いた絵本が、おそらくデビュー作となったあの一冊以外に、他にも有る様には見えなかったためです。
    唯翔くんが、ひとりぼっちで絵を描いていた幼いころの瞳美に出会ったとき、
    「川」を渡るための船や鳥、虹の架け橋などを描いて渡しても、瞳美には受け取ってもらえませんでした。逆に瞳美の方から一枚の紙を渡された唯翔くんは、今度こそ瞳美の心に届く絵を描こうと心に決め、あの作品を仕上げたのではないかと思うのです。

    あぁ、ほかにもまだまだ一杯あるなぁ…。
    これだけあれこれ勝手に想像して楽しめるのは、本当に「余白」がたっぷりと上手にとってある物語だからだと思います。
    見返してみるたびに新たな発見があるなんて、こんな作品はもう見られないかもしれませんね。

    • わせ より:

      >のりさん

      はじめまして!
      コメントありがとうございます(^^)
      また、お返事が遅くなり申し訳ありません!

      いつも読んでくださっていたとのこと…!
      ありがとうございます(´;ω;`)

      意識だけ過去に飛んだ瞳美を琥珀おばあちゃんが見守っていた、というのりさんのお考え素敵です!

      また、一柳さんも魔法使いの血筋説、大変興味深いです!
      魔法専門の古本屋をやっているくらいですし、一柳さんも魔法を使えるのかもしれませんね…!
      琥珀おばあちゃんが瞳美に謝るシーン、胸がギュッと締め付けられますよね(´;ω;`)

      それから、唯翔はかなり若い頃になくなっているのでは?という件、個人的にとてもしっくりきました…!
      その後絵本作家になり大活躍しました!よりも、渾身の一冊を書き終えて、すぐに…というルートの方が色づくっぽいかもしれませんね。

      のりさんがおっしゃるように、色づくは作品全体で“余白”を残してくれたぶん、視聴者それぞれが想像して楽しめる作品ですよね!
      見返すたびに新たな発見や、解釈の広がりがあり、何度も楽しめる…。
      本当に素晴らしい作品だったなぁと思います…!

      貴重なご意見ありがとうございました!
      またどこかでお会いできますように(^^)

  2. ひろ より:

    あけまして おめでとうございます。 ひろです。
    最終話 よかったです。 唯翔の絵本を朗読するあたりは、今までの振り返りも兼ねており演出的にもよかったのではと思います。
     あと墓参りですが やはり唯翔のお墓なんでしょうね。もし存命であって77歳の唯翔じいさんと17歳の瞳美との再会の場面はあまりイメージしたくないのでこの決着でよかったと思っております。
     最終的にに自分のトラウマと向き合って 前に進もうとおもったことで魔法が解け色を取り戻すことができたのはよかったです。瞳美に新しい出会いがあることを願っております。
    3か月間ありがとうございました。

    • わせ より:

      >ひろさん

      いつもコメントありがとうございます(^^)
      また、お返事が遅くなり申し訳ありません!

      瞳美が唯翔の絵本を朗読するシーン、グッときますよね…(´;ω;`)
      まるで、これまでの瞳美と部活メンバーの歴史を振り返っているようで素敵でした!

      ひろさんがおっしゃるように、60年後の唯翔と高校生の瞳美が再会するシーンを想像すると…ちょっと複雑な心境になりますよね(^^;
      私も作中で見せてくれた着地点でよかったと思います。

      未来に帰った瞳美の晴れやかな表情を映して終わる、というラストもよかったですよね!
      これからの瞳美の人生が幸せであふれるよう願ってやみません。

      貴重なご意見ありがとうございました!
      また、毎回のコメント本当に励みになりました!重ねて御礼申し上げます…!
      またどこかでお会いできますように(^^)

  3. しあんばし より:

    いつも楽しみに読ませて貰っていました。

    とても美しく素敵な最終回でしたね。
    それもあって、ここからの続編は作り難いだろうなとも思いました。
    ただ、色々回収できていない伏線も残っているように思えて、また、
    瞳美のこれからの幸せに唯翔くんというピースが入っていないと考えること
    の方が素直な気持ちとして不自然だと感じました。
    お互いの気持ちを伝え逢ったとき、瞳美は
    「唯翔くんがわたしのこれからに魔法を掛けてくれた」
    といっていましたよね。もしかすると、あの時、自覚なしに瞳美が唯翔くんに
    なにか魔法を掛けているのでは・・・、と感じました。
    「苦しくても、叶わなくても、大切な気持ちは決して消えない」ことは
    瞳美にだって同じ気持ちなはずなのですから。
     あの黄金の魚は、閉じた心の闇を渡るだけなのかな、過去につながるのなら、
    未来をつなぐ時を渡ることだってできるはずなのではって。

    だから、唯翔くんが早くになくなっているだろうなと私的に思っていた通りに
    なって、もしかすると、って思っています。

    2月からDVD発売だそうなので、ぜひ買いたいなってお年玉貯めています。

    ありがとうございました!

    • わせ より:

      >しあんばしさん

      はじめまして!
      コメントありがとうございます(^^)
      また、お返事が遅くなり申し訳ありません!

      また、いつも読んでくださっていたとのこと…!
      ありがとうございます(´;ω;`)

      本当に素敵な最終回でしたよね!
      瞳美の「唯翔くんが私のこれからに魔法をかけてくれた」のセリフ、作品に合っていて印象深かったです。
      その時の瞳美は無意識のうちに唯翔に魔法をかけたのかも?というしあんばしさんの解釈、とても素敵だと思いました!

      確かに、しあんばしさんがおっしゃるように、金色の魚は過去だけでなく未来にも渡れるかもしれませんね…!
      過去と未来、別々の時を生きながらも「大切な気持ち」を持ち続けるであろう2人が、金色の魚の導きによってなんらかの形で再開する…なんて妄想が膨らみます!

      円盤発売楽しみですね!
      個人的に、アマゾン限定の録り下ろしドラマCDの内容がめちゃくちゃ気になります!
      唯翔の絵本も特典についたりしたら胸熱ですよね(´;ω;`)

      貴重なご意見ありがとうございました!
      またどこかでお会いできますように(^^)

  4. もも より:

    わせさん はじめまして。もも と申します。
    「色づく世界の明日から」の放送が終わって三ヶ月。当時は録画で、そしてDVDを購入し全巻揃ったところで再度鑑賞し現在に至ります。

    個人的には、琥珀が帰国時に乗船していたフェリーにペンギンと虹が描かれていたのとても印象深かったです。この場面、放送時には特に気にもならなかったのですが、最終回で虹とペンギンが瞳美というキャラクターの重要ポイントだったので、再度見返した時に「こんなところにもメッセージが込められていたのね」とちょっと感動しちゃいました。
    再び見返してみると、ところどころペンギンが出てくるのもミソですよね。

    放送後かなり経ってしまってからのコメントなので読んでいただけるかはわかりませんが、「色づく」は久しぶりに自分に対してメッセージ性が感じられ、何回みても飽きない作品なのでわせさんの分析も参考にさせて頂き今一度鑑賞するのが楽しみです。

    ありがとうございました。

  5. アーサー より:

    わせさん はじめまして。アーサーと言います!
    今さっき最終回見終わって、墓石?時刻がまた出てる!って思ってググって来ましたw

    気になった疑問点が多かったので調べて軽く見ていこうと思っていたのですが、自分の解釈を大きく上回る素晴らしい論が書かれていて、思わず見いってしまいました。本当に素晴らし過ぎます(*’ω’ノノ゙☆パチパチ

    やはり墓石の謎についての終わり方は少し残念な気持ちが残っています(´;ω;`)
    個人的に年をとった唯翔と瞳美があって昔話をするぎこちない会話を聞きたかったです( ´д`)

    このコメを読んでくれるかどうかは分かりませんが、わせ大先生(笑)のお陰で自分の視野が開けた気がします

    ありがとうございましたm(_ _)m

  6. 私の色は『蒼色』です より:

    わせ様

    はじめまして。
    先日、当作品を全話視聴いたしました。
    久しぶりに、最終回で”泣いた”作品となり、余韻に浸りつつ、こちらへ辿り着いた次第です。

    独自の御考察、面白く読ませていただきました。
    共感できる部分もあり、”おぉ・・・”と唸る部分もあり、参考になりました。

    第13話に限ると、私的に気になる部分は
    1.2078年の瞳美のクラスメイトは誰?
    第1話、花火見物へ向かう途中、瞳美に声を掛けていたの女の子。
    そして、第13話のラストシーンで、瞳美に声をかけられていた女の子。
    あの2人、あさぎ、胡桃の御孫さんかな?と初めは思ったのですが、よく考えてみると・・・
    ・2人の年齢は瞳と同じ
    もし孫娘だとすれば、あさぎ、胡桃の子供が彼女達の親になります。
    それぞれが違う人生を送る中で、彼女達の親が同じタイミングで出産出来るのかな?
    と、考えてしまいました。
    その後、瞳美が入部した魔法写真美術部(2078ver.)にも、将や千草を初め、琥珀そっくりなメンバーが居ました。
    だとすると・・・

    彼、彼女達は60年前のメンバーの孫ではなく、”とてもよく似た”子供たちじゃないのかなと・・・

    瞳美は、かつての仲間達と完成させられなかった”色づく世界”を、彼等に生き写しの”今を生きる仲間”達と創り上げて行くんだろうなぁ・・・としみじみ思った次第です(^^;)

    2.部活の名称
    瞳美が訪問した時、『写真美術部』になっていました。
    その後のカットでは『魔法写真美術部』に変更されていました。
    おそらく、琥珀が引退した後、魔法使いの在籍が途絶えた為、改名されていたのでは?
    と思いました。
    瞳美がメンバー達に教えていた”レトロカメラ”って、60年前に使用していたモノかもしれないですね。

    3.瞳美の母親が出て行った理由
    当初は、魔法が使える瞳美の存在がコンプレックスとなり、魔法が使えない自分の居場所を見失った故の行動だったと思っていました。
    しかし、ひょっとすると理由は瞳美ではなく、琥珀にあったのでは?と考えました。
    琥珀は、あの通りスーパーポジティブ&明るい世話焼きキャラですので、魔法が使えない娘に対しても、おおらかに接し”そのままのあなたでいいのよ”と育てていたのだと思います。
    しかし、娘は親戚や他の関係者からの中傷を受けるにつれ、”果たしてお母さんの本心は、どうなんだろう?”と思うようになっていったのでは・・・
    琥珀も、そんな娘の心境変化に気付きますが、やがて接し方が分からなくなってゆき、それは確執を生み・・・

    しかし、他の方のコメントを拝見し、琥珀の旦那様の出自が関係しているのでは?と言う意見に納得出来たような気がします。
    作中でも琥珀の父は”一般人”であると強調されていましたし、”魔女の宅急便”でも、そんな描写があったと思います(未確認)

    それまで紡いできた家系で、突然”能力を持たない”子供が生まれると言う事実に、そんな事もあるんだろうな・・・との認識で軽く捉えていましたが、”魔法使い同士の婚姻はタブー”説を目にし、ピースが埋まった気がしました。

    だからこその、琥珀のセリフ
    『私は、近しい者を幸せにする事が出来なかった』
    『これで、やっとあなたと話しが出来る』
    だったのかな・・・と。

    瞳美を自身の力で未来へ返す事が出来なかった事実に、無力感しか感じられなかった琥珀(高校生)
    しかし裏返せば、その”悔しさ”こそが後の”大魔法使い”へと成長する大きな要因となったのではないでしょうか。
    60年後には、瞳美を送り出さなければいけないのですから・・・

    瞳と唯翔、未来の琥珀と過去の琥珀
    それぞれが、互いの未来を”色づかせる”ための大切な存在であったのでしょうね。

    それから、未来へ帰った瞳美を、60年後のメンバー達が出迎えるEDパターンも有りかな・・・と思っていたのですが
    あのEDで良かったと思っています。
    私も唯翔は亡くなっていて、瞳美の墓参シーンは、その事を意味していると思います。
    加えて、あの絵本は初版を彼が自ら琥珀に手渡したのではないか?と思います。
    『瞳美に読ませてあげて』
    との言葉を添えて・・・

    それはさておき・・・
    瞳美を未来へ帰す時の琥珀の言葉
    『瞳美、未来で待ってる。必ず生まれてきてね!』
    このあたりから、涙腺が崩壊を始め、タイムカプセルから出てきた写真集に、60年前の世界で同じ時を過ごした仲間達の姿を認めた時から涙が頬をつたい・・・そして・・・ 
    あの絵本の登場は、反則でしょう・・・・

    朗読終了付近で流れる『17才』
    もう、ダメでした・・・

    こんな感じで、いくら語り尽くしても尽きることが無い作品。
    良作に巡り会えて、本当に感謝しています。
    そして、独自の考察を披露して頂いた、わせ様。
    ありがとうございます。

    長文、失礼いたしました。

  7. ほくと より:

    はじめまして。昨秋から年末に、初めて見ました。そして、感想を求めてここにたどりつきました。
    さて、「瞳美ちゃんと唯翔さんとのその後」について、何とかならないかと色々と考えていたら、次のように思ってしまいました。

    まず、「1.未来の瞳美ちゃんが、自分に時間魔法をかければ、いつでも唯翔さんに会いに行けるのではないか。」ということです。
    未来の琥珀さんの手紙にあったように、もともと魔力は高いはず。
    そして、「自分は幸せになってはいけない/なる資格はない。(「副作用」で色を見えなくする。)魔法を無意識で自分にかけれるのですから、それが解除された後では、高度な時間魔法を使えるようになるかと思います。
    (柚葉おばあちゃん→琥珀さん→瞳美ちゃんと2代間隔で遺伝しているようで不思議な感覚がしますが。)

    そのことは、次に、「2.自分に時間魔法をかけて会いにいけることに気づいたとき、果たして唯翔くんに会いに行く意思が生じるのか。」
    (魔法は、自分のために使用しないという、裏設定の話は置いておきます。)という疑問に繋がってしまいました。

    確かに第13話を見るに、未来の瞳美ちゃん、現在の唯翔くんに会いに行く意思はもうないのでは。(「行けない」のではなく「行かない」という意味で。)と思います。
    唯翔くんの最後のセリフ「お互いの未来に色を取り戻すために出会った(→好きになった)」ということを、瞳美ちゃんは「ここに来た意味」と理解し(だから、色が見えなくなる瞳の魔法と、現在に送った未来の琥珀の魔法が解除され)、瞳美ちゃんも唯翔くんも「(好きになったことを前提として)それぞれの世界(未来と現在)で生きていく」意思を固めたのでないかと。
    12話のシーンと比較して、最後の「さよなら」「さよなら」と手をはなすシーンでは、決意とともに吹っ切ったように思いました。
    (OPの2番もEDのラストも「それぞれの世界で生きていく」ことが前提の歌詞ですね。)

    でもね、未来の瞳美ちゃん「会いにいけることに気づいたとき」、果たして「会いに行ってみたい」と思わないのでしょうか。
    この新たな感情とどう向き合っていくのでしょうか。

    もはや別のアニメ/テーマとなるですが、こう思ってしまいました。