皆々様こんにちは。
『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』の担当になりましたgatoです。
早速始まった極上の魔術ミステリー『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』。
『Fate/Zero』でおなじみのウェイバー・ベルベットがロード・エルメロイⅡ世として魔術が絡んだ様々な事件に挑みます。
そんな『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』の第一話はウェイバー・ベルベットがロード・エルメロイⅡ世になるまでのエピソードが語られます。
イスカンダルの伝承が残る街でウェイバーは旧友メルヴィン・ウェインズに再会しますが、そこで彼はある事件に巻き込まれて…?
これまであまり語られることがなかった『Fate/Zero』終了後のウェイバーのエピソードが初お披露目のようですね。
それでは早速振り返っていきましょう。
※今回は内容の都合上、ロード・エルメロイⅡ世を「ウェイバー」と呼称していきます。
スポンサーリンク目次
なぜウェイバーはロード・エルメロイⅡ世となったのか?
今回メインとして語られたのはウェイバーがロード・エルメロイⅡ世となるきっかけになったエピソードでした。
まぁざっくり要約すると第四次聖杯戦争で悲惨な末路を迎えたケイネス・エルメロイに対する責任感と、彼の義妹であるライネスの政治的思惑によって借金の肩代わりとロードの地位の維持をさせられた結果、ロード・エルメロイⅡ世になったというわけです。
ライネス絡みに関しては貧乏くじという感じがしますが…(笑)。
ただ、それを差し引いてもウェイバーにとってケイネスの最期への責任が大きかったのでしょうね。
そもそも本来ライダーことイスカンダルをサーヴァントにするのはケイネスでしたが、ウェイバーがイスカンダルの聖遺物を盗んで召喚してしまったものだから、結局ランサーことディルムッド・オディナを召喚することになりました。
しかしケイネスはディルムッドとの相性が悪いうえに、敵対したセイバーのマスターである衛宮切嗣との相性も最悪。
その結果、婚約者のソラウと一緒に切嗣の謀略にはめられて悲惨な末路を迎えることになります。
…うーん、一概にウェイバーが責任を感じる必要がない気はするけど(笑)。
そもそもケイネスとイスカンダルの相性も悪そうだし、そもそも『Fate/Zero』でウェイバーは物語の佳境でそんなケイネスと絡んでなかったしなぁ…。
まぁウェイバーの独断行動がケイネスの失敗の遠因にはなっているという一面は否定できませんし、折り合いが悪かったとはいえ師匠があんな結末を迎えたとしればどうしても責任感を覚えてしまうのでしょう。
後、ウェイバーが第四次聖杯戦争で何もできなかったことも影響しているようですね。
ウェイバーとイスカンダルのコンビはアサシンを蹴散らすなどなかなかの活躍をしていましたが、どちらかというとイスカンダルがメインで戦っている印象はありました。
そしてギルガメッシュとの戦いでイスカンダルは華々しく散っていきます。
その光景を見ていたウェイバーの心に無力感が宿っていても不思議はないでしょう。
つまりウェイバーが「ロード・エルメロイ」という重い名を背負うことを決めたのは、「イスカンダルに仕える価値のある男になる」という彼なりの決意が表れているのかもしれませんね。
スポンサーリンクウェイバーの親友メルヴィン・ウェインズ
ウェイバーとやたらイチャイチャ(?)していたメルヴィンですが、なかなかの食わせ者な感じがしますね。
虚弱体質の癖に好奇心旺盛で、自らトラブルに巻き込まれていくという面倒な奴ですが、ウェイバーに対する友情は結構強い印象があります。
でもウェイバーが危険な場所に行くことを止めもしないところを見ると、メルヴィンは結構一般的な倫理観から逸脱した人格の持ち主である感じも…。
ラストでライネスと一緒にウェイバーの下を訪れていたところを見ると、彼はトラブルを持ってくる側の人間っぽいですね(笑)。
メルヴィンがこの先ウェイバーとどう絡むのかも見ものです。
スポンサーリンク「魔眼」を持つ男
今回印象的だったのが『ロード・エルメロイⅡ世』のサブタイトルにある単語である「魔眼」を持つ男、バルザーンが登場したところです。
バルザーン自体はなかなかの小物でしたが(笑)、わざわざ第一話から魔眼が出てくるところを見ると、今後重要なファクターとなることを示している感じがしますね。
また、バルザーンのキャラクターがなんとなく『Fate/Zero』開始同時のウェイバーを彷彿とさせますね。
時計塔で学びながらも、周囲への劣等感で独断行動に奔るところが特にそっくりです。
ウェイバーからしたらバルザーンは無視できない存在だといえるでしょうね。
ただ、聖杯戦争で鍛えられたウェイバーと比べるとバルザーンはやっぱり小物だったというわけで(笑)。
そもそも今回のウェイバーは時計塔の講師として活躍していくわけですが、そこには自分の行いの反省や魔術師としての責任を感じている一面もあります。
その意味では、今回バルザーンと対峙したのは非常に意味があることなのかもしれませんね。
ドS過ぎるライネス・エルメロイ・アーチゾルテ
男ばかりが登場する中で一服の清涼剤となってくれたライネスですが、幼女ながらドS過ぎる一面を見せていました。
というか大の男を逆さ吊りにして尋問したり、童〇の話をやたら聞こうとしたりと、ちょっとおませさんの域を超えているな…(笑)。
おまけに幼女ながら権謀術数にも長けているようで、自分が当主を継ぐまでのつなぎとしてケイネスに責任感を覚えてエルメロイ教室を買い取ったウェイバーを利用し、挙句の果てに借金まで押し付けています。
もうこの段階でかなりの食わせ者ですね。
この一筋縄ではいかない妹キャラがどう立ち回るのかにも注目したいところです。
ただ、個人的に気になったのがウェイバーの拘束具を外すシーン。
あの時、ライネスは眼で魔術を発動させていました。
それとなくバルザーンの魔眼と近い感じがしますね。
もしかしたら、彼女も「魔眼」に関係する人物なのかもしれません。
イスカンダルの影
今回のエピソードでは何かにつけてイスカンダルが出てきたのが印象的でした。
ロード・エルメロイⅡ世になるウェイバーの心境に影響していたのはもちろん、イスカンダルと縁があるバビロンで、イスカンダルの墓を荒らしていたバルザーンが出てきていることはなかなか意味深です。
これは「魔眼」に加え、イスカンダルも今作において大きなファクターになることを示唆している感じがします。
スポンサーリンクロード・エルメロイⅡ世の事件簿1感想
個人的にはいきなり「ロード・エルメロイⅡ世」としてのウェイバーではなく、『Fate/Zero』の名残があるウェイバーが出てきてほっとしましたね(笑)。
個人的にウェイバーとイスカンダルのコンビは好きだったので、『Fate/Zero』以降のウェイバーがどのように成長していくのかを見るのは結構楽しみです。
バトルに関してはサーヴァントや人間離れしたマスター同士の戦いがメインだった従来のFateシリーズとは異なっている印象です。
まぁ今回は魔術ミステリーですし、無理にバトル路線に進む必要はないですから、次回からどうやって魅せていくかに注目ですね。
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コメント
こんにちは ひろです。
Fateシリーズは見ていなかったので、背景がよくわかりませんでしたが、記事を拝見させていただいて大体つかめました。次回以降から本格的な事件物になっていくようですね。
どんな事件を解決するのか期待しています。 次回もよろしくお願いします。
ひろさんコメントでもありがとうございます!
>Fateシリーズは見ていなかったので、背景がよくわかりませんでしたが
『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』はFateシリーズを下敷きにしているので、未見の方はわかりづらいかもしれません。
かくいう僕もよく知らない部分もあるんですけどね(笑)。
まぁでもFateシリーズの作品それぞれが並行世界という扱いになっていることが多く、時系列ではつながっていても微妙に世界が異なっているケースは珍しくありません。
だから前作のことはあまり意識しなくてもいいかもしれませんね。