殺戮の天使8話「Yeah…,I’m a monster.」の放送が終わりました!
担当のグリーンウッドです。
前回、ザックに使う止血剤を取りに行くために今までのフロアへ戻り各フロアで試練を受けることになったレイチェル。
今回の8話、試練を通してレイチェルの残忍性、他者への非情さが強まりましたね。。。
個人的には、自分のすべきことのためなら他者の一切を気にしないレイチェルを格好いいと思うし、その感情が消えている感じに強く惹かれるのですが、試練としてはどうなのでしょう・・・
そして孤児院の両親をコ口した後のザックのその後の話があり、最後に全部持って行ったタヒんだはずのダニーさんがとても気になる終わりでした。
やっぱりCV櫻井孝宏がたったの1話で退場するはずなかった・・・!(笑)
目次
各フロアのタヒ体が消えている理由
前回キャシーのタヒ体が消えていることに気づいたレイチェル。
ビルの管理者が適当に撤去したんじゃないかと思っていたのですが、エディー、ダニーのタヒ体が消えていることにも着目されていたので後々意味を持ってくるかもしれません。
実際、ダニーさんは生きてましたし(笑)
予想がいくつか立てられます。
推しは2です!
(1)ビルの管理人が撤去した
一つは、普通に。(笑)
面白みも意味もないですが、ビルを管理している人間がフロアを行き来して、タヒ体を回収したという考えです。
このビルがどれだけの年月働いているのかは分かりませんが、次の新しい生贄が現れた時フロア主が前の生贄にコ口された状態だった!なんてことがあれば困るので、タヒ体はきっと撤去されるはずです。
とりあえず今はタヒ体が撤去された状態なのかもしれません。
(2)そもそも見ているのが幻覚で、フロアマスターがいなくなったことを強調している
二つ目は、実際のタヒ体がなくなっているのかどうかは然程問題ではなく、タヒ体が消えている幻覚を見ているという考えです。
そもそも前の話から、紫色(ピンク?)の煙を使って幻覚を見せるのがグレイの能力だとわかりました。
B3、B4、B5フロアの様子を伺うと、B3とB4では全体が紫色に覆われています。
とすると、B3とB4の状態は全てグレイが創ったもので、タヒ体が消えているのはレイチェルにフロア主のいなくなったフロアの様子を認識させるための演出。
すなわち、自身がフロア主をコ口したことによってこんなにもフロアの状態が悪化した(=断罪を求め彷徨うゾンビ、墓の管理がされなくなり安らかな眠りにつけなくなった魂)という事実を突きつけるために消しているという考えです。
タヒ体があれば、彼らがコ口されたからこうなってしまったという思いが生じ、罪の責任転嫁ができるからです。
(3)彼らは生きている
三つ目はダニー同様生きているというものです。
しかし、B3とB4でキャシーとエディは幽霊(?)としてレイチェルに戒めを与えているのでおそらくタヒんでいるのではないかと思っています。
・・・が、何者かが瀕死状態にあった二人を助けた可能性もないわけではありません。
となると、最後に揃って登場するんですかね・・・。
とりあえず、生きていることが確定しているダニーの果たす役割、というか出番は多そうです。
試練を通して見ようとしているもの
グレイが試練を通して見ようとしているレイチェルの罪、そして正体。
どうやらエレベーターを動かす時に邪魔をしてくる者をどう扱うかでそれを見定めようとしているようです。
言い換えれば、目的の達成(ザックを助ける)のためであれば、他者をどこまで無下にできるか、といったところでしょうか。
グレイはそこに着目しているようです。
そしてその見定めにおいて、グレイはレイチェルに対して次の二つを言っています。
・哀れな子羊か、それとも悪魔か
この二つの意味を考えたいと思います。
レイチェルがイレギュラーとは
イレギュラー=不規則、であるということは、他の生贄とは違うということです。
何が違うのでしょうか。
→罪を犯していても、正当な理由があり罪人とは言い切れない状態にある。
・潜在的な罪人である
→そもそもレイチェルは医者にカウンセリングを受けている身でした。そこで精神に異常さが認められ、それが罪だと見なされたのかもしれません。
と仮定すると、それと今までの情報(レイチェルが親をコ口したなど)を足し合わせて考えられるかと思います。
親をコ口したことは正当性があり罪ではないが、その時の心の有り様に問題があり、それが罪だと見なされ生贄になった。
親をコ口したことは仕方なかったとしても、それに対して当然だよ、とか思っていたらこいつやばいぞってなりますよね。
だからイレギュラーなのかなあとか考えました。
哀れな子羊か、それとも悪魔か
墓場から生えてくる手を無慈悲に踏みつけるレイチェルを見て呟いたグレイの言葉です。
前回の考察でもこれと似たようなのを考えましたが、この文脈があると違った意味になりそうです。
キリスト教において、神の子羊という表現はイエス・キリストを指し、人間の罪に対する贖いとして犠牲になるという意味合いも込められいるようです。
イエスは神を信じていながらも、人間の罪の贖いとして犠牲になってしまいました。
これとレイチェルを重ね合わせていると考えられます。
神への誓いは正確にはザックがしたものですが、ザックに自分がコ口されるというものです。
神が存在すればその誓いは果たされると信じ、そのために厭うことなくタヒ者の思いを踏みにじります。
しかし神を信じるも裏切られる(=自分がザックにコ口されることは叶わない)、そういう定めになる可能性があるので哀れな子羊と称しているのではないでしょうか。
自らのため、神の誓いのためならどんな他者をも踏み躙り、そこに一切の感情をも抱かない人間。
そして、それによってどんな神への誓いをも自らの振る舞いにより問題なく成し遂げられてしまう。
それが可能ならば悪魔と呼ぶに相応しいのではないでしょうか。
試練から明らかになるレイチェルの正体
それはまだグレイさんが見極め中なのでなんとも言えませんが、その様子を客観的に形容することはできます。
やはりタイトルでもある、殺戮の天使。
そう名付けるのが一番しっくりくる、そんな状態だなと思いました。
自分の目的のためなら容赦なく手を下す=殺戮する。
そこに何の感情もなく淡々と行うので、天使というイメージにも合っていると感じました。(天使像は様々ですが)
B5フロア、止血剤が存在しなかった理由
B5フロアでレイチェルがスライム?に襲われた後は紫のモヤが晴れていたので、現実の状況と考えていいと思います。
消えたダニーのタヒ体、散乱した眼球の保管庫の様子からして、瀕死のダニーが自分に使ったためだと思われます。
まあそれが妥当ですよね。
グレイも薬がないことに関しては把握していないと言っているし。
あの傷から自分で止血剤使って回復するダニー先生、すごい生命力です。
子供ザックがおじいさんをコ口さなかったのはなぜか
孤児院で両親をコ口したその後の子供ザックが描かれていました。
・・・まあ、酷い(笑)
ムカついた相手を手当たり次第って感じでそこに酌量の余地はないです。
そんな子供ザックですが唯一コ口さなかったのがこのおじいさんです。
最初は、目が見えないと知り自分に危害を加えられない存在だと知ったから。
そして帰る場所もない自分に居場所を与えてくれているから。
途中ゾワッとした気持ちを知るためにコ口そうとしていますが、コ口すことで消えるものでないと悟りナイフを下ろしています。
このゾワッとした気持ちとは、今まで与えられることのなかった他者からの無償の愛といった類のものでしょう。
それはもう既に貰っているものだから、おじいさんをコ口したことでなくならない。
また、人をコ口したと知った上でも「それでお前はどうしたい」と自分を恐れたり否定することなく優しく包み込んでくれたというのも大きかったと思います。。。
ザックのひねくれたサツ人衝動が形成された理由
そんなおじいさんをコ口して楽しそうにしていた青年と少女。
ザックの今までの境遇やおじいさんがザックに対して与えようとした愛を考えると、この二人は許せません(涙)
この二人をコ口したことで復讐に留まらず、楽しそうな、幸せな人間をコ口したいというサツ人衝動が生まれてしまったザック。
それはなぜかと考えると、この経験から、他人の幸せが自分を脅かすという恐れのようなものを抱いてしまったのかもしれないなあと思いました。
ちなみにこのとき使っているこのナイフ。
OP映像でレイチェルが持っているナイフとギザギザの感じとかそっくりです。
おじいさんの形見とも言えるこのナイフはずっと持っていて、それをレイチェルに取りに行かせているのかもしれません。
更にちなみに、今度はどうでもいい情報なんですど、この前カラオケで遠藤正明さんの歌うOP曲「Vital」を歌ったらやっぱりめちゃくちゃキー高くて難しかったです。
遠藤正明さんの声域広すぎてすげえ。
ダニーの今後の行動
「あぁ、生きてるんだね。こんなに弱って。」
「トドメを刺してあげようか、ザック(不敵な瞳)」
ということでまさかのダニー先生生きてた!!!
瀕死のザックの前に現れ、何をするのか非常に気になります。
考えられる行動を考えたいと思います。
ザックをコ口す
もうちょっとでレイチェルの眼を奪えてた所、自分をコ口してきた相手ですからね。
まあ仕方ない。
ザックを助ける
話的に、そしてザックとレイチェルのためにそうであってほしいと願っています。
医者だから絶対助けられるだろ、止血剤とかも持ってきててくれ。
という希望的観測とは別に、そもそもB5フロア主のダニーが別のフロアで行動するのはビルの規則として駄目なはずです。
それなのにB2まで上がって来ているので、このビルに敵対するような行動を取ってもおかしくないと思います。
仮にレイチェルを自分のものにするのが目的だったとしても、そのためにまずビルからの脱出を図り、利害の一致で二人に協力してくる可能性もないとは言えません。
そのために、ザックに止血剤を投与する。
そうであるならば、それはやはりレイチェルの眼のためでしょうか。
1話の時と違い今のレイチェルの目は、ダニーの理想の眼でしょうからね。。。
また、レイチェルをカウンセリングした時の様子や症状、なぜカウンセリングしたかについて、ここで再登場したからには詳細に語ってくれそうですよね。
本当に次回が気になります。
殺戮の天使8話の感想
今回も中々面白い内容だったな〜と思います。
ザックを助けるために無慈悲になるレイチェル、子供ザックとおじいさんのハートフル(?)ストーリー、やっぱり只者ではなかったダニー。
一度退場したはずのキャラが再び登場するの、やっぱり何であれ熱い展開になりそうですよね。
ダニーが今登場することで、改めて気づける謎とかもあるのではないかと期待しています。
次の9話「There is no God in this World.」、タイトルが不穏です。。。
ダニーの行動、ザックの部屋、そしてこの世界に神がいないという結論になぜ至ったのか。
そういった点に着目して次回も楽しみたいです!
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