殺戮の天使、第5話「Don’t let me kill you just yet.」の放送が終わりました!
担当のグリーンウッドです。
前回、ガス部屋に閉じ込められた二人は罪と罰を測ることで脱出を試みましたが、すぐに気づくような変化は起こりませんでしたね。
今回なんとかガス部屋から脱出するも、新たに与えられる刑罰が確実にザックの過去のトラウマを刺激し、メンタルが削られていっているのが目に見えて可哀想でした。。。
サツ人衝動を理性で抑えながら、最後に「今だけ俺にコ口されるな」って言うザックが格好良かった(笑)
今回、そんなに重要な考察点はないと思いましたが、少し気になった点を考えたいと思います。
キャシー特製ガスの正体
前回、罪人の罪と罰を釣り合わせることがガス部屋からの脱出方法だと気付いたレイチェル。
しかし、なきがらの右足を天秤で測ってもすぐに出ることはできませんでした。
4話の記事でどうやったら出られるのかを考察していたいたので、もし良かったら読んでみてください。
そんな考察虚しく、上の天井のタイルが開く、そこにカードキーがある。
というのが正解でしたね(笑)
いや、分からないだろそんなの(笑)
しかし、そのカードキーをザックが逆向きにねじ込んでしまったため折れ、時間切れとなってしまいました。
いや、まあ確かにザックからしたらカードキーとか見たことなくて分からないか・・・?

©2018 真田まこと/Vaka・DWANGO・KADOKAWA/「殺戮の天使」製作委員会
この可燃性だったキャシー特製ガスとレイチェルの鞄の中に入っていたものから作った簡易爆弾で扉を破することができましたが、このガス、一体何が主成分なのでしょうか。
(前から気になっていたレイチェルの鞄、爆弾材料も入ってるとか物騒ですね笑)
結論から言うと、塩素ガス(Cl2)だと思われます。
塩素(えんそ、英: chlorine)は原子番号17の元素。元素記号は Cl。原子量は 35.45。ハロゲン元素の一つ。
一般に「塩素」という場合は、塩素の単体である塩素分子(Cl2、二塩素、塩素ガス)を示すことが多い。
塩素分子は常温常圧では特有の臭いを持つ黄緑色の気体で、腐食性と強い毒を持つ。
出典:Wikipedia
アニメ内で見られた以下の特徴とも一致しています。
・黄緑色
・可燃性がある。(正確には塩素ガスにあるのは可燃性ではなく支燃性)
→少しの加熱で激しく燃える。
・症状に、めまいや意識の混濁がある
ちなみに現実世界においても化学兵器として塩素ガスが使われたこともあるようです。
第一次世界大戦においてドイツ軍が開発し、1915年4月22日に初めて使用され一日で連合軍側に5000人のタヒ者が出たそう。。。
塩素を中和するハイポ(次亜塩素酸)をしみこませた綿で防毒マスクを作ることで、抵抗できたとか。
塩素ガスは空気より重く下に溜まりやすいため、顔の位置が低く、ふらついて倒れたりしていたレイチェルの方がザックより毒を受けていたのも納得ですね。
ザックの過去を振り返る

©2018 真田まこと/Vaka・DWANGO・KADOKAWA/「殺戮の天使」製作委員会
今回の話でザックの孤児院での過去が明らかになりました。
孤児院で子供のタヒ体を埋めさせられていた過去を元に、
レイチェルに指示されて(道具のように使われて)ドールハウスを動かす。
そしてその内容は道具として使われていた過去の自分の演出というダブルパンチの最高に悪趣味な内容でした(笑)
そしてそれを知るキャシーは嘲笑し、知らないレイチェルは困惑する、もしかしたら二人の仲も悪くなるかもしれないという非常に良くできた刑罰だなあとちょっと感心してしまいました。
これまでザックはただの我儘で狂っているサツ人鬼という印象でしたが、(優しそうな部分が垣間見えなくもなかったけど)
過去のトラウマを知れて、また「俺は道具なんかじゃねぇ!!」という狂っていない人間らしい心の叫びが聴けて、ザックに同情してしまいました。。。
ザック・・・
2話でB4のエディの墓場をレイチェルと探索するとき、「俺に命令すんじゃねぇ!」と言っていたのもこの過去によって、命令されることへの嫌悪感があったからなんでしょうね。
フロアマスターは皆生贄の過去を知っている?
キャシーがこれほどの刑罰を準備できたのも、ザックの過去を知っていたからと考えられます。
となると、フロアマスターは皆生贄についての過去を知っていると考えられます。
エディの部屋にあった履歴書が全フロアマスターに渡されているのでしょうね。
となるとフロアマスターのレイチェルとザックへの発言は全て過去を知った上でのものとなるため、今後過去を知っているからこそ出てくるセリフというのも出てくるかもしれませんね!
「今だけ俺にコ口されるな」とは?

©2018 真田まこと/Vaka・DWANGO・KADOKAWA/「殺戮の天使」製作委員会
キャシーの刑罰内容によって思い出される過去、レイチェルに(道具のように)使われるストレスからサツ人衝動が抑えられなくなったザック。
「外に出て良い顔をしたとき初めてレイチェルをコ口す」と神に誓った内容と、嘘は嫌いだというザックの心持ちがなんとか彼を抑えています。
「我慢が出来りゃあ…俺ぁこんなことになってねーんだからよ。」
こんなこと=サツ人鬼となるorダニーをコ口して生贄となる、とかでしょうか。
タイトルの「Please don’t let me kill you just yet.」は、コ口さないのが正しいと分かっていながらもそれを抑えきれないザックがレイチェルに向けて”逃げろ”という意味合いで言った言葉でしたね。
我慢ができないと客観的に自分を捉えてたり、レイチェルに「お利口さん」と言ったり、ザックの人間らしさが見れて良かったなと思います。
殺戮の天使5話感想
今回の5話、あまり考察点が思い浮かばなかったなーと思います、すみません。
ただ、今回はザックの過去や人間らしさが見れたり、それを心配するレイチェルが見れたりでより一層二人のことが好きになった気がします!

©2018 真田まこと/Vaka・DWANGO・KADOKAWA/「殺戮の天使」製作委員会
CMで噂の鎌ドンとやらも見ることもできました!良かったです!
次回の6話タイトルは「Zack is the only one who can kill me.」(ザックは私をコ口すことのできる唯一の人間)
ということで、ついにキャシーと激突する感じですかね!
それとも今度はレイチェルの過去を題材とした刑罰が与えられるのか・・・?
楽しみです〜。
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コメント
感想&考察お疲れ様です。
ガス室も原作ではもっと探索ゲームらしい事していたんですけどね。
(発火装置もこの階で拾ったもので作ります)
ガスの考察も面白かったです。5000人……:(;゚Д゚):
対抗策考えた人凄いですね……。
今回の話、改変部分も含めて、レイチェルよりもザックに焦点を当てているように感じたので原作プレイ済みでも楽しかったですよ(*´ω`*)
(楽しむ話か?というツッコみは置いといて)
うーあさん、コメントありがとうございます〜。
あ、発火装置とかそうだったんですね!
やっぱり尺抑えるため簡易的に済ませている部分もあるんですね。
5000人すごいですよね。。。
対抗策が考えられたことで、さらに強力なガス兵器が開発されていったしいので、これが化学兵器の発展経路か〜みたいなことを考えました。
聞くところによるとザックに対するあの刑罰、原作ではなかったみたいですね!
ザックの話でザックがより好きになりました。
エディの顔と言い、原作プレイしている人も楽しめるような作りになっていていいですね〜