朽井迅三郎の戦い。決して楽なものにならず。
どうもっ! アンゴルモア元寇合戦記の担当。ロシアスキーでございますっ!
今回アンゴルモアは第4話。前回の引きがかなり気になる物だったので、いやぁ待ち遠しかったですねー。
夜襲の結末とは。その後の迅三郎たちの顛末は! いやぁ皆さんも気になっていたのではないでしょうか。
↑前回の記事はこちらにございますっ!
今回も色々と語れる、というか語りたい部分が多かったので! ごりっごり参りましょうか!
スポンサーリンク目次
アンゴルモア元寇合戦記 4話あらすじ
迅三郎渾身の一大作戦、蒙古軍への夜襲。しかしそれは予想外の幕開けになったのであった!
ということで、以下あらすじです!
そんな中傷つく輝日。迅三郎は輝日を後方へ下げ、夜襲を決行する。
決して楽な戦いではない中、迅三郎たちに手を貸す謎の一団。その正体とは。
そして、姿を現した蒙古の猛者。迅三郎は無事に皆を撤退させることが出来るのか?
という感じでしたねー。いやぁ、リズムといいますか。テンポよく進んだお話でした。
ではでは今回の重要ポイントを語っていきましょうか!
スポンサーリンク刀伊祓について
今回迅三郎たちに手を貸した謎の部隊にして、今回の重要ポイントである『刀伊祓(といばらい)』について語っていきましょう。
刀伊祓は実在したのか?
まず、刀伊祓という部隊・組織は実在したのかですが。
調べたところ、それそのものは存在したという記録はありません。
ですが、それの大元となったものに関しての情報がありました。
それは、海賊が対馬を襲った際に朝廷が送り込んだ防人たちという存在。
刀伊(女真族の一派と見られる海賊たち)の侵攻の際、史実では朝廷は対策を講じなかったらしいですが。このアンゴルモアの世界ではそれ以前に送られた防人たちの末裔が正しく。
『刀伊』を『祓う』ために組織となったのではないかと思われます。
刀伊祓が忠誠を誓う『帝』とは?
刀伊祓のリーダー、長嶺判官が迅三郎に語った言葉。さるやんごとなきお人からの指示ということ。
そして心中で呟いた『帝』という言葉……。
刀伊祓が従うその『帝』こそがやんごとなきお人ということであると仮定するのなら。その帝とは何者でしょうか?
鎌倉時代、主権を握っていたのは概ね朝廷と、その下にいた源頼朝、そして北条時政たち坂東武士でございます。いわゆる鎌倉幕府、ですね。
説明によれば刀伊祓は地頭……つまり対馬の領主や、大宰府(九州の地方行政機関)にも従ってはいないということです。つまりこの二つの情報から推測するに……。
時の天皇、時代的には亀山天皇か、あるいは鎌倉幕府第7代征夷大将軍の惟康親王。この辺りの権力者の命に従っていたのではないでしょうか。
地頭、大宰府以上となるといわゆる中央の人間なのではないかと推測されます。更に言えばやんごとなき、帝というほどの人物。
であれば、この辺りが適当なのではないかと私は思いますね!
スポンサーリンク『さしもぐさ』って何?
迅三郎が輝日の傷に処方した物体、『さしもぐさ』。これって一体なんなのかと申しますと。
ぶっちゃけて言うと、『ヨモギ』でございます。
古来よりヨモギは『なんにでも効く』とされる植物であり、一部の地域では『血止草』と言われており、止血効果もございます。
恐らく迅三郎はヨモギを噛み、唾液と混合することにより湿布や止血帯のような状態にして使用したのでしょう。
この効能ですが、なんでもヨモギには『収斂(しゅうれん)作用』があるらしく、傷口を引き締めることができるとか。
ちなみに、ヨモギのほかの効能といたしましては……。
『利尿』・『消化促進』・『整腸』・『下痢止め』・ 『冷え改善』・『かゆみ止め』などがあるとか。
おいおい、ヨモギ万能かよ……w
ダンツキ餅
迅三郎たちに振舞われた、『ダンツキ餅』ですが、対馬に実際ある食べ物とのことです。
作中出てきた通り。茹でた小豆に塩を塗したものをくっつけてある食い物、ということで。
一説には、蒙古が攻めてきてアンコにする暇がなかったから表面に小豆を塗した、な~んてお話もあるみたいですね。
実際小豆はアンコにせずとも甘いわけですし、餅の食い方としては時短という側面からも理に適っております。
一回食してみたいけど、これは対馬に行かないと買えないかな……後は自分で再現するくらいしかないか~。
迅三郎は何を作らせようとしている?
休息中、迅三郎は竹を見て何かを思いついたのか。部下を集め、何か作業をさせようとしていました。
キーワードは、『細工に長けている者』ということですが……迅三郎は何を作らせようというのでしょうか。
私はこれについて2つほど予想を立ててみました。
いかだ
竹は水に浮かぶはず。だったら、荷物運搬、人員輸送の為にいかだを作ろうというのではないでしょうか?
と、考えてもみたのですが……いかだを有効活用するには、水場。せめて川がなくてはいけません。
それに、目的地への水の流れの向きもあります。少なくとも川の描写がなかった現状、これは可能性が低いかなぁと思います。
竹槍
迅三郎は『皆の腰刀を集めろ』と言っていました。そこで私はひらめきました。
竹を棒状に切り、先端に腰刀をくくり。簡易的銃剣のような竹槍を作るつもりではないでしょうか!
耐久度や威力に関してはちょっと不安が残るかもしれません、ですが槍というのは刀以上の射程を持ちます。
安全圏から一方的に攻撃できるというのは安心感を生み、安心感は普段以上の力を発揮させます。
人数、練度に劣る撤退部隊の生存確率を上げるため。迅三郎は武器を作ろうとしている!
これはもしかしたら当たるんじゃあないでしょうか! 我ながら良い予想だと思います! 自画自賛ってのはちょっとどうかと思うけど!
日本刀 折レズ曲ガラズ?
蒙古軍の猛者、劉復亨との戦いにおいて迅三郎の所持していた刀は曲げられてしまいました。
ですが、なんと迅三郎はその劉復亨の青龍偃月刀(のような武器)を滑らせ、曲がった刀で一撃を返します。
その技巧も凄いですが、今回注目したいのは日本刀の伝説について。
日本刀は折れず曲がらずと言われますが、実際はそんなことはありません。
折れにくいのは事実らしいですが、そもそも衝撃で曲がるようにできているんです。
これは刀に問題があるのではなく、無理なく運用するため。折れて使い物にならない刀、ではなく。ちょっとくらい曲がっても大丈夫な作りといえます。
ちなみに、曲がった刀はその持ち主がその場でごきっ、と曲げなおして使うこともあるとか。
それってもう、ただ刃の付いた金属製棍棒なんじゃあねぇかなぁw
国府はなぜ焼かれた?
衝撃のCパート。なんとか必死に逃げ延びた迅三郎たちが目にしたもの、それは……。
炎に包まれるホーム、国府の姿でした……。
追撃にも遭遇しなかったのに。なぜ!? ということで、『国府が焼かれた理由』ではなく『国府が焼かれたからくり』について考えてみました。
これは本当に、運というかなんというかなんですけど……。
対馬の地形が問題だったのではないかと思います。
というのも、以前記事で書きましたが、対馬には『内海』があるんですよ。
つまり島のど真ん中に船が取り付けてしまうんです。おそらくはその辺りから別働隊がすでに国府へと先行していたのではないでしょうか。
迅三郎たちは最初蒙古軍が上陸した地点に兵を送っていました。この時代、携帯もなければ無線機もありません。
自分たちのベースが襲われていたとしてその情報は即時入手ができないんですよね~……。
これにより、迅三郎たちは早くも背水の陣という状況に追い込まれてしまいました。
今後どのように戦うのか。どのように生き延びるのか。いやぁ、見ものです。
スポンサーリンクアンゴルモア元寇合戦記 4話の感想
さてさて、今回のネットでの反応ですが?
『アンゴルモア~元寇合戦記~』4話。男慣れしていないツンデレ姫様はもっと斬られて迅三郎に無礼を働かせてほしい(笑)夜襲後に新しい勢力やら敵将の登場、窮地や人質らを交えてのドラマ作り。絶望的な中でも希望があり、物語の命運全てを握る兆しのような主人公の存在が頼もしい。面白いです。
— ほのぼの (@honobonosky) August 1, 2018
「アンゴルモア元寇合戦記」第4話。今回は夜襲から。相変わらず殺陣がリアルで迫力ある。新たな味方戦力として帝(朝廷)から派遣された防人の末裔“刀伊祓”が登場。一方、敵の蒙古軍も武将陣が続々登場。アニメの音響でも馬頭琴の音色は耳に心地良いな。『スーホの白い馬』を思い出す。#アンゴルモア
— 長雨 (@long_rain) July 31, 2018
↑こういったご意見もあれば~……。
アンゴルモア、4話まで。圧倒的多勢を相手に奇策でかき回すのかと思ったらほとんどネームドキャラの戦闘力まかせで、期待してたのとズレていた。
— Nulouch (@Nulouch) August 1, 2018
↑こういったご意見も。いや、でも確かに現状は名有りキャラの戦闘が目立ってるなぁ。
軍対軍、っていう描写は私も期待しているので。今後どのような感じに展開するのか。
これで本当に単体戦闘ばっかりだとちょっと特色が減っちゃうぞ!?
「アンゴルモア」4話。蒙古軍視点:反乱拠点の村を制圧したら、ベトコンの夜襲を受けて大損害を出したでござるの巻。敵味方とも台詞は日本語だけども、会話が通じていない演出もいいな。
— ウチューじん・ささき (@uchujin17) August 1, 2018
↑これは私も思いました。会話が成立してない、っていうの凄い大事ですよね。リアル的に考えて。
以下、私個人の感想ですが。
面白い。安定して見れる。
現状迅三郎の頭脳や戦闘能力が際立っていますが、ここからガンガン仲間たちや軍勢同士の戦いが描写されれば更に面白さは増していくでしょうね。
ここまでの戦いで、迅三郎はなんとか良い感じに戦局を動かしてきましたが、いよいよ絶望的不利な状況が目の前に広がりました。
ここからは本当に命を賭した、一所懸命の戦いになることでしょう!
そしてこれは毎回言っているんですけど、迅三郎が本当に良い主人公過ぎる!
子供を奮い立たせたり、部下の名前を覚えて声をかけたり。指揮官として一流以上のカリスマを持ち合わせている!
そりゃあ輝日も惚れますわなぁw
冷静に撤退を指示していたかと思えば、機さえあれば部下たちの訴えを聞き届ける。
いやぁ、本当に流人の身にしておくには惜しい男ですよ。
恐らく対馬の人々からの信頼も勝ち得ているでしょうから、今後は迅三郎がバンバン指揮官として動くんじゃあないでしょうかね! あぁ楽しみ!
次回もクライマックスな位置からスタートですが! きっと迅三郎ならなんとかしてくれるはずです!
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ということで、ロシアスキーでした。また次回もよろしくお願いいたします!
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コメント
刀伊祓の長嶺判官は、●●の●●●●である。
コメントありがとうございます!
なるほど……だとすると……。あの性格と物言いは……。
いや、あまり考えすぎてもアレですね。貴重な情報、感謝いたします。
念のため、ではございますが。情報は伏せさせていただきました。
ご了承いただければ幸いでございます。