南の島で一週間くらいのんびりしたーい!
すいません、欲望が漏れてしまいました。どうも、ISLAND(アイランド)担当のロシアスキーです。
いよいよ第1話の放送が来ましたよ~。いやぁ、待ってた。
正直PV見てからワクワクが止まらなかったのでね。本当に待ち望んでいましたともさ。
特にこのISLANDは作中舞台の風景が夏にふさわしいものなので、没入感も高そうなんですよね~。
個人的には夏アニメの中では期待度上位のアニメなので、気合も入ろうってもんです!
↑夏アニメの内、記事が書かれるアニメの一覧はこちらからご確認を!
さてさて、早速1話のあらすじを紹介し、解説・考察などに参りましょうか!
島の排他的慣習によって島の外に送られそうになってしまう若者だが、島を巡る内にとある少女に出会う。
若者は少女の名を呟き、自分の名前を思い出す。この出会いは何をもたらすのか。若者に、そして島に……。
いやぁ、理想的1話って感じの導入でやんしたね。謎をぶわぁぁぁ、っと広げつつも。情報開示を少しずつ行っていく。
個人的にはこういった作風だと、情報開示はゆっくり目が好きなので、まずは好感触っす。
さてさて、気になる点を一気に語っていきましょうかぁ!
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切那はタイムトラベラーか否か
恐らくこの作品のラスト付近まで、切那がタイムトラベラーか否か、という点については考察の主たる点になるでしょう。
これは切那が主人公である以上、『タイムトラベラーであるか、あるいは違うのか』という部分によって物語そのものに大きな変化が生じてしまうため……。
物語の核心にたどり着くための核心である、という事実に基づき、簡単には答えが明示されてはいけない部分ということですね~。(っんだかなぁ、この回りくどい文章w)
なので、この記事ではこの切那がタイムトラベラーかどうか、という点に関しましては定期的に語ることになるでしょうねぇ。
まずはこの1話での情報だけで切那がタイムトラベラーなのかどうかを考えてみましょう。
切那をタイムトラベラーと断定するための情報
はじまったばかりの1話だっていうのに、まぁ上手いこと考えさせてくれるように情報を撒いてくれますことw
ま、そういうのオジさん嫌いじゃあないよぉ?w ってことで。まずサクッと切那がタイムトラベラーではないかということを保管する情報を箇条書きでまとめてみましょうか。
記憶喪失だというのに、凛音の名前を口に出すことが出来た。
夢で『俺はコ口す。セツナを必ず』と独白し。それを促すようなメモが出てきた。
はい。切那がタイムトラベラー『ではないか?』と考えるために使えそうな情報は現状これだけです。
どういうことか、一つ一つ説明いたしますね。
1:フラッシュバック
切那が記憶喪失なので、完全に肯定材料に使うことは出来ませんが。切那は初めて出会った(はずの)人について、記憶が蘇るかのように映像がフラッシュバックすることがあります。
それだけならただの記憶喪失でありタイムトラベラーであることの補強にはなりません。
ですが、夏蓮や紗羅ちゃんの切那への反応は完全に初対面ということを裏付けています。
なのに映像が記憶として蘇っているということは、やはりタイムトラベル前に出会っているということではないでしょうか?
ただ気になるのは、特に紗羅ちゃんとの出会いのときに顕著だったのですが。多少映像に食い違いがあるみたいなんですよね。
切那はもしかして結構長いことこの浦島で暮らしていたのか……あるいは、世界線が別軸の物なのか。この辺りはまだ断定できかねますね。
2:凛音の名前
自分の名前すら思い出せないはずの切那ですが、凛音の名前はとっさに口から出てきていました。
これなんですが、もしかすると凛音と知り合いなだけの島の住人の可能性もあるんですが。
それは、夏蓮のお父さんや太郎さんの反応から否定できます。
島の住人であり、凛音の知り合いであったのなら島の人間が知らないはずはないんですよ。
だって凛音の家めっちゃでかいですし。そんな豪邸に住む人の知り合いを知らないはずが無い。
もしもタイムトラベラーであり凛音と知り合っていたのだとしたら、名前を知っていた理由としては自然だと思います。
3:夢の中の言葉
切那自身、記憶がないせいか自分の『世界を救う』という目的意識に関しては『根拠は無いけど強くそう思う』という風に感じているようですね。
そんな中、極めてシリアスに『誰かをコ口す』と呟きましたが。その後夢で『セツナをコ口す』という様な独白をしています。
それだけではなく、切那が凛音の家の掃除中、まるでそれを促すようなメモまで出てきています。
このメモ、もしも切那の所持物から出てきたのであれば……タイムトラベラーである補強にはなりません。
だってもしもそうなら、『ただの記憶喪失の人がそういうことをメモして持ってただけ』なのかもしれないんですよ。
だけどそのメモは凛音の家の地下室、書物の間から出てきました。
初めて訪れるはずの場所で、奇妙にシンクロする言葉。
タイムトラベラーであったのなら……その不可思議にも納得できるのではないかと思います。
切那をタイムトラベラーと断定できない部分
じゃあ逆に切那がタイムトラベラーだと断定するのに問題になる部分はどうでしょうか?
気になった点としては複数疑問点があるのですが。まず1つ目。
上の項目でも書いたのですが、蘇るかのような記憶の映像に、現実との差異があるんですよね。
しかもわりと大き目の差が。あぁ、いえ。そういう意味ではなくてw
切那がタイムトラベルにしくじってるっていう考え方も出来ますけど、それなら全ての映像に差異がないと不自然です。
2つ目は、その映像ですね。これはもしかするとアニメ的手法によるものなのかもしれないので。すっごい的外れかもしれないんですけど。
切那がクルーザーに隠れている夏蓮を見つけたときの映像と、交番で蘇った映像。ほぼほぼ一致しているのですが……。
切那の主観映像じゃないんですよ。まるで第三者がその現場を見ているかのような映像だったんですよね~。ま、これに関してはアニメであるが故にそういう描き方になってる可能性はあるんですけどね。
3つ目。これは多分今後重大な鍵になる部分なのですが。
切那が本当に切那なのかどうかが怪しい部分が散見されるんですよね。上の項目、夢での独白が最たる部分なのですが。
『セツナをコ口す』。まるで他人事のようというか……切那ってキミじゃないの? って誰もが思うと思います。
記憶が無いにしても、とっさに口にした自分の名前、コ口そうとする誰かの名前が一緒。不可思議です。
凛音も言ってましたが、切那が本当に切那という人物かは、誰も証明が出来ない訳です。そんな身分も出自も目的すらも不明の漂着者……。おまけにタイムトラベラーを自称している。
普通なら精密検査コースっすよねぇw
現状での判断
正直、まだ1話なので切那についてはいくらでも想像が出来る。その余地があります。
ただし、切那自身も言っていた『予知能力』の保持者という可能性はここでは切り捨てて良いと思いますね。
もしも予知能力者ならもっとバンバン予知できてていいはずですから。
それを踏まえまして、現状では私は『切那はタイムトラベラーである』とわりと強く考えています。
これは強くそれを否定する材料がないとうことと、蘇る記憶・映像が割りと的確な物であるようなので、そう判断させていただきました。
とはいえ、こっから一気に覆る可能性は全然ありますけどね~w
スポンサーリンクお母さんの謎
今回登場したのに一言も喋らなかった凛音のお母さん、『御原玖音』さん。
なんだかとっても……気になりますねぇ。謎だらけ的な意味で。
公式HPによると引きこもり状態らしいんですが。にしてはメモ紙で会話をすることはできるという。
いや、なんでメモ紙なのかも謎なんですけども。個人的に気になったのは、凄く失礼な口ぶりの切那に対して。
『でも好き』と言った点なんですよね~。いや、それだけなら「あ、変わったお母さんですね」で済むんですけど。その前に『セツナ?』と凛音に尋ねるようにメモを差し出したんですよね。しかも凛音は「そう、切那」と肯定し続けて「でもとりあえず三千界」と、まるで情報を付け足すように説明しております。
なんか、なんだろう。凄く違和感なんですよ。ちょっと言語化できないんですけど。
多分だけど、お母さんは『セツナ』っていう人を知っているんじゃあないかなぁ~。昔仲が良かったとか……。
そして、だとするなら上に書いた『切那は切那なのか』ということを暴ける重要人物なのではないかと思います!
重要ポジションのキャラだと見て間違いないと思いますよー!
謎のCD
太郎さんが切那に見せたCD。どうやら切那の持ち物かどうかはちょっとわからないみたいなんですが。
ちょっと待ったぁぁぁ! CDの、CDの表面に何か書いてある!!
上の部分は『ISLAND』って見えるような気がするけど……下は……。ダメだ、ぜんぜん分からん。『てがも』? 『へかも』? いや『780』?
なんだろこれ……多分これ、ほったらかしにしていい物じゃない気がするんだけどな……。
下の部分こうじゃね? という、気づいた方。コメントください!
オレにはもう、最初に見えた印象で上の3つにしか見えなくなってますw
凛音が日の光を拒む理由
後半切那がカーテンを開けようとした時、凛音はそれを止めます。なんでも日の光の当たると凛音ちゃんはタヒんでしまうとの訴えなのですが。
ただこの訴え、ちょっと怪しいんですよね。
交番で事情聴取を受けている切那のその背景で、お昼寝してる凛音ちゃんが映っているんですけど。室内に普通に日の光入ってるっぽいんですよねー。
もしかして日光の量が関わってくるのかとも考えられますが、それにしたって日の光を浴びちゃいけないなんて……吸血鬼じゃあないんだから。
でも1話をじっくり見ますと、確かに凛音はお昼寝のシーン以外だと日中外には出ていないんですよね……。
ここで考えられるのは2つ。1つは本当に命に関わってしまうから日の光を浴びれない。もう1つはその言葉はウソであるということ。
もしもウソなんだとすれば、なぜ日の光を拒むのでしょうか。
ここはあくまでも仮説を置かせていただきますが。凛音は日の光ではなく……島の住人の目を恐れているのではないでしょうか?
凛音は作中5年前に溺れており、それ以来記憶が無いとのことです。
もしかすると浦島では、『溺れて記憶を失った人間』に対して何か、キツい風習でもあるのかもしれません。
実際凛音は1話で太郎さんくらいとしか話してないですしね~……。
太郎さんはその辺、偏見の目とかが無いから切那にも優しかった、と考えれば筋はぎりぎり通るのかな、なんて思いました。
スポンサーリンク科学用語解説
紗羅ちゃんが切那に対して語った言葉。その中でちょっと難しい言葉が数個出てきましたので、ここでまとめて解説しちゃいましょう。
特異点
特異点。最近よく創作物で聞きますね~。さっそく解説しましょうか。カモンWIKIさん。
特異点(とくいてん、英: singularity)とは、ある基準 (regulation) の下、その基準が適用できない (singular) 点である。したがって、特異点は基準があって初めて認識され、「—に於ける特異点」「—に関する特異点」という呼ばれ方をする。特異点という言葉は、数学と物理学の両方で用いられる。
出典:WIKIPEDIA
ま、読んで字の如し、ってやつですかね。もちっと乱雑に説明するなら。
『定義・常識に当てはまらない現象・場所などのこと』くらいの考えで良いと思います。
素粒子
これも最近の作品だとよく聞きますかね。はいWIKIさんおいで。
物理学において素粒子(そりゅうし、英: elementary particle)とは、物質を構成する最小の単位のことである。基本粒子とほぼ同義語である。
出典:WIKIPEDIA
シンプルで分かりやすい説明ですこと。これも簡単に言えば。
『物体を構成する分子とか原子とかの中で最小の物・単位のこと』くらいの覚え方でまぁ大丈夫だと思います。
タキオン変換
最後のこの単語は、そのままズバリな言葉は無いので、タキオンについて考えます。WIKIさんよろしく。
タキオン(tachyon)は、超光速で動くと仮定されている粒子である。タキオンの存在は特殊相対性理論に反しないが、場の理論において否定的であり、現在においても存在は確認されていない。語源はギリシャ語の「ταχύς(速い)」に由来する。
SF作品中で超光速通信の手段として用いられたり、疑似科学の世界でタキオングッズとして「製品化」されたりしている。
出典:WIKIPEDIA
ちょ~っと難しいですなぁ。まぁざっくり言いますと。
『光速より早く動く粒子なんだけど現在存在は確認されていないもの』ってことになります。
このタキオンに変換という単語をつけて考えますと。まぁ『タキオン粒子によって行われる変換』。
もしくは『タキオン粒子そのものに変換された』という感じですかね。
切那のタイムトラベルの理屈
この3つの単語を用いて、紗羅ちゃんが語った切那のタイムトラベルの原理を解説しますとこうなります。
『特異点が発生し、周辺空間にて素粒子がタキオン粒子に変換。
超光速による移動は時空をも超えてしまい、切那がタイムトラベルするに至った』とこんな感じかな~。
光の速度よりも速い移動速度を持ってすれば、過去に戻れる。な~んてのは昔からSFのテーマとしてよくありがちでしたねぇ。実現可能かどうかは分からないけど。
ところで紗羅ちゃん? なんでそんなこと研究してるのキミ。清朝のツボのお値段
おまけみたいなものですが解説を。
切那がぶつかってしまったツボ、お値段1500万。ただし単位は不明ですが。
切那が口にした『クルゼーロ』が初期のクルゼーロですとお値段は0.000000265581円。
ただしこれ、あくまでも初期のクルゼーロでの価格です。
現在のブラジルの通貨『レアル』の価値で換算しますとお値段約7億3千万円。
凛音が口にした『ポンド』ですとお値段約22億円だそうです。もう意味がワカラナイ。
古物の価値は物によって大きく変わるのですが。清朝時代の壷ですと普通に億超えもあるそうで。
は~、ツボに億ねぇ。よくわからん世界だわ……。
スポンサーリンクISLAND1話 感想
ということで、ISLAND1話の感想なのですが。
いやぁぁぁあ面白いぞこれー!!
もともとがPCゲーム原作というのは期待感も不安も大きいんですけれどね。
実にいい。実にいい1話だったのではないかと思いますね。
キャラクターをあっさり紹介しつつ、大量に謎をばら撒き、視聴者の興味を引く。
そんな中で物語はしっかりと、だけど焦らずに動かしていくその速度感?
ちりばめられたコメディテイストの小ネタにクスリと笑えるから退屈せずに物語に集中できますし、なにより女の子たちも可愛い!
切那のキャラも主人公的というか。どこか好感が持てる男性像としてしっかり作り上げられている気がしますね。
おそらくもう次回あたりから、不穏な島の慣習や、切那が世界を救わなくてはいけないと思っている理由なんかもちょっとずつちょっとずつ語られると思うんですよね。
たぶん一気に、ではなく。ちょっとずつ~ちょっとずつ~、見ている人が「え、あ、あれ……? なんか雰囲気変わったな」って不安になるような感じで進行していくと思うんですが。
それがいい……だが、それがいい……。
た~だちょ~っと気になるのは、冒頭とか、うん。やっぱりね。
元がPCゲーだから、ちょっちサービスシーンがなぁw 拒絶反応出る人多そうだな~w
とはいえ自分としてはかなり好感触の1話でした。さっそくですけど2話が待ちきれません!
さてさて、ここで宣伝を。
サイト管理人の小鳥遊さんがYoutubeにて設立なされましたこちらのチャンネル。
先日テスト放送が行われまして、そのアーカイブ動画もアップされております。
今までに無い斬新な切り口とかも披露されておりますので!
ぜひぜひ登録を! どうぞよろしくお願いいたします!
▼詳細はこちら
ということで、ロシアスキーでした。また次回の記事でお会いいたしましょう!
いやぁ、夏アニメ豊作っすわぁ……。
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コメント
CDの下の文字、「切那」って書いてあるようにも見えません?
海苔の佃煮さん
コメントありがとうございます!
おぉう……確かに。左は『切』っぽいですね。右は丁度半分隠れてると考えれば、『那』の左側に見えそうな……。
だとすると、これは切那の持ち物、もしくは関係している物品という可能性が高まりますね!
有力なコメント、ありがとうございます!
俺も切那に見える!
考察ありがとうございます
これ読んだら更に続きが気になったし
細かいディテールに注目するようになった!
交番に平成11年度のチラシの度アップのシーンがあるんですけどこれは何かのヒント?と思いました
あと夏蓮がやたらと島を出たがってる様子も気になった。
ごうたさん
コメントありがとうございます!
お褒め頂き恐縮でございます~!
交番のチラシ……。ヒントだとすれば、『平成11年度』という部分ですかねぇ。
夏蓮が島を出たがってるのは、やはり島の風習を嫌がってのことではないかな、と読んでいますが。
はてさて、この予想はあたりますかねぇ?
どもっ、はじめまして。
平成11年と言ったら、1999年 7の月。
あのノストラダムスの予言詩、恐怖の大王ですな。
舞台設定としたら、良い選択ですね。
それと、三千界は記憶に小さな差異があるから、タイムトラベラーと言うよりコールドスリープか?、とも考えている。(過去から現在まで眠り続けていた。)
とまあ、原作知らないから適当な妄想をしてみる。
ゲーム原作らしいので、こちらの記事の考察を楽しみにしています。
てけり・りさん
コメントありがとうございます!
おぉ、ノストラダムスの大予言!! 懐かしいですねー!
もしかすると、世界を救うというのはその予言も関わっているのでしょうか?
切那コールドスリープ説もまた、ありえる話ですね。
タイムトラベラーと断定するにはあまりにも確実な証拠が無さ過ぎるんですよねー。
さすがにフロントウイングさんが原作ゲームの会社だけあって、本当にシナリオが良い感じで。
ご満足いただける記事を書けるよう、がんばりますよー!