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【アニメ】pet13話(最終回)感想・考察・解説!続編2期の可能性と登場人物のその後【ペット】

こんにちは!pet担当のタカシです。

pet最終話「虹」放送されましたね。

なんというか、個人的にはすごく終わった感のない終わり方だったなと!

これはひょっとするとひょっとする…!?

今回も面白かったといえば面白かったですが。

司もヒロキも悟も。

桂木もロンもジンも。

みんな僕の予想外の展開になったのと、最後に情報量が多すぎて困りました(笑)

最後なのでこれまでの整理と、pet達のその後も考察していきたいなと思います!

最終回の余韻に浸りながらお楽しみください。

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pet13話あらすじ

逃げようとした悟の足を撃つロン。

もう終わった。そう思った司は勝利宣言のごとく林潰しは自分だと語る。

だが司の苦悩は晴れない。ヒロキはその姿を見て司の記憶を変えることを決める。

悟は桂木へキーワードを使って最後のあがきを見せる。

「桂木はジンの父親だ」ジンは衝撃の事実を知る。

記憶から母親の過去を知るジン。

桂木の本当の姿を知るがその桂木はもう。

最後に桂木は妻の姿をジンに重ねて旅立つ…。

悟はヒロキを連れて逃げる。記憶を変えたヒロキを連れて。

しかし完全ではなかった。

ヒロキは司を忘れたかったが無理だった。

ヒロキと悟はある場所に到着する。

そこは林のヤマの場所。

悟とヒロキは新たな決意を秘める。

取り戻そう…すべてを…

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pet登場人物 総まとめ

結局、一番のキーマンだった林は潰れたまんまでしたねー。でも最後までずっと存在感を持ち振り返るとずっと話の中心にいました。

pet 6話 林

©三宅乱丈・KADOKAWA/ツインエンジン

通称、マタサの叔父ちゃん。

結局この人がどんな人だったのかは詳細はわからずじまいでしたが、最初から最後まで誰かのために戦っていたり、誰かを助けるために動いたり、自分のことよりも他人という優しい人。

そんなおっさんでしたね。

林が本当にしたかったことは司に潰されてしまい、わからずじまいでしたが、悟やメイリンを連れて逃げ出した先はどうするつもりだったのか。

会社を潰したいとかはなさそうなので、きっとイメージのもとになった場所で静かに暮らそうとか考えていたのかな。

pet 司

©三宅乱丈・KADOKAWA/ツインエンジン

僕の推しキャラ。

ある意味一番かわいそうなポジションでしたね。

まぁもともとの役割を考えたらまともに生きられるようになった分、だいぶマシになった方かもしれませんが。

振り返ってみると。

林の言いつけをしっかり守った司は、ずっと会社に利用されてきました。

司はまさに順々な犬。「ずぅっと」林を待たされている犬。

その状況をバネにして、抗い、頑張った結果、幹部まで上り詰めます。

ですが結果として、ずっと待っていた林への執着と会社による洗脳により司自身が全く望んでいないはずの行為に及ぶ。

自分の行動理由だった林を自らの手で潰す。

最後の最後、耐えきれなくなった司が望んだのは自らの記憶をすべて消し去ることだった。

…。

司は、林がずっとこだわりつづけていた悟を潰したと思った時。

林潰しの重圧から逃れるためヒロキに記憶を消してくれと頼む。

司はヤマ親に依存し囚われたpetの悲しい結末を見せました。

ヒロキ

pet13 ヒロキ

©三宅乱丈・KADOKAWA/ツインエンジン

ヒロキは司への依存が相当大きかった前半に比べ、後半は依存から本当に司を想う存在へと変わっていきました。

そんなヒロキが、最後はまさかの大切な自分のヤマ親の記憶を消すということに。

生きているのに自分のことは一切知らないというのはあまりに残酷ですね。

実際にヒロキは悟に記憶を消してくれと頼むも、悟にはできなかったしするべきではないといいました。

司への気持ちは変わらない。その想いが、次はプラスへと働いていきそうな展開で終わりました。

「司を取り戻す」

司は今までと違った形でヒロキの支えとなりヒロキを突き動かす。

pet悟

©三宅乱丈・KADOKAWA/ツインエンジン

最終的には彼が主人公だったようです(笑)

なんだかんだで、一番林の思想を受け継いでいた人でした。

司の時に学んだからなのか、林は悟に物事の大事な考え方、会社の裏側や思想を悟に伝えていました。

そのため悟は非常に思慮深い頭の持ち主となり、今回の騒動を潜り抜け生き延びることができた。

ヒロキにも語っていましたが、悟の考えとして過去を消すことは問題解決にはならない。

親である林が望んだ結末はこんなのではないと、ヒロキと自分を奮い立たせ、次の目的を果たすため決意を固める。

まったくもってどうでもいいことですが、最後は髪の毛の生え際の色が変わっており、どうでもいいところでちゃんと細かいな。と感じました(笑)

桂木

pet 桂木 9話

©三宅乱丈・KADOKAWA/ツインエンジン

桂木さん、まさかのジンの父親だったとは…。

封じられた最後の回想シーンでは、あまりに別人すぎてちょっと感動。

だがしかし、こういうキャラはセオリー通りジンの手によってその命を失いました。

司とはまた違った形で会社に利用されつづけた桂木。

なくなる間際、ジンの存在はわからずも妻(リンリン)の姿を見て終われたのはせめてもの救いでしょうか。

ロン・ジン・メイリン

petロン

©三宅乱丈・KADOKAWA/ツインエンジン

いつも一緒にいた3人。

ロンはなくなり、桂木が父親だったことを知るも一歩タイミングが遅く結果的に自らの手でやってしまったジン。

そのまま自らの命を絶とうとするも止められ、最後にはもっとも含みのある発言をしていました。

ロンとの子ども。その子に教育をしていったい誰になんの復讐を果たそうとしているのか。

メイリンは結局、特になにも変わらないままだったね。

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今後の未来を予想・考察する

pet 子ども 司

©三宅乱丈・KADOKAWA/ツインエンジン

もし仮に作品の続きがあるなら…ということで続きを考察します。

というのも、どう考えても含みある終わり方でしたよね?

petの2期があるかもしれない、というか作ることになってもいいような終わり方だったなと思っています。

だからここはやっぱり次の展開は予想しておかないと!

まず、悟とヒロキはそれぞれの大事な人、大事な人が助けたかった人を救うため会社に戻るでしょう。

目的は林、司、メイリンの奪還。

ここはシンプルでわかりやすいです。

で、立ちはだかるのは当然ジンですね。しかも、あの感じだと次の舞台ではロンとジンの子どもがやっかいな存在になりそう。

ただジンのいう仇とはいったい?どう考えても悪いのは社長だろ?って思うんですが…。

まさか悟のせいでロンと桂木がなくなったとでも思っているのでしょうか…?

仮に物語の続きがあるとしたら、悟とヒロキVS司とジンロンの子という形になりそうです。

ちょっと面白そうじゃないですか(笑)

どうなんでしょうね2期。いつか放送されるんかな…。

原作ストックや製作事情的な側面から続編2期を考察

どうも、当サイト運営者の小鳥遊です。加筆させていただきます。

全5巻の原作漫画通りの終わり方をしたpetですが、連載終了した2003年からなんと17年ぶりの続編が漫画で描かれるそうです。

タイトルは『fish』

現状、原作ストックは0ですが、この今冬スタートする『fish』がある程度続けば続編としてアニメ化できるかもしれませんね。

製作事情的な面から考察

アニメも結局はビジネスで作られているものなので、「製作」に携わった会社にそれなりの利益が出ていなければ続編を制作することはできません。

petはツインエンジンが製作しているアニメなので、ツインエンジンに儲けが出ているかが大事なわけですね。(深夜アニメにしては珍しく製作委員会方式がとられていません)

そんなツインエンジンですが、実はAmazonにアニメ作品をセットで売り出すことで製作費を得ているなんて話もあります。

「からくりサーカス」「どろろ」「バビロン」「pet」などツインエンジン製作アニメの配信権をセットで売り出したわけですね。

それで制作費のある程度、もしくは全額以上を得られているであろうことがツインエンジン社長のインタビュー記事から伺えるので、おそらく利益は出てるんじゃないかと個人的には推測しています。

ただ、「この形が継続できるかは、セット売りの結果次第」というようなことも語っているので、このビジネス成否次第でpetの続編制作の有無も決まってきそうです。

「どろろ」「バビロン」などの時と同じように、今後ツインエンジンが一度に複数作品の情報を開示するなんてことがあれば、セット売り作戦の成功が伺えるのでpetの続編にも期待して良いかもしれませんね。

個人的には、正直あまり広く話題になっていなかったpetの続編よりも、他の新作を優先しそうな気がしていますが…

pet 総括 作品を振り返る

pet 悟 林

©三宅乱丈・KADOKAWA/ツインエンジン

このpetという作品を通じて感じた僕なりの感想をまとめます。

人の記憶というものをテーマにしているだけあって、いろいろと考えさせられるものがありました。


結局のところ、人の人格ってのはこれまでに経験した記憶・体験によって形成されるんですね。

人付き合いというのは、一緒にした経験を記憶として残し、重ねていくことで絆が深まるもの。

記憶を改ざんするというのは、その人をその人でなくしてしまうので、どれほど記憶というものが大事なのかということを考えさせられました。

僕はどっちかというと忘れっぽいので、もっと記憶力を高めて大事にしようかと思うね。

言ってできることじゃないけど…。

でもほんと。実際自分の記憶いじられたらもう別の人生ですし超怖い。


あとはヤマとタニという設定が印象的でしたね。

人の記憶には嬉しい記憶と嫌な記憶があり、どっちかだけではいけなくってそのバランスが大事だということをいっているシーンがあったような気が…(やっぱり忘れっぽいw)

それは確かにって思いません?

人生は嫌な体験や記憶があるから危険を回避しようという危機感がうまれ、その記憶がある分、嬉しい体験ができればその喜びも一層増す。

ヤマとタニのバランスがあるから人間は努力し生きがいを見出す。そして他人にも優しくなれる。

本作品に出てくる子どもたちは、大人の都合で心に傷をおった子がメインでした。

林や記憶を改ざんされる前の桂木など、一部の優しい大人が救うために努力するも結局潰されてしまいます。

なんとなく、その辺の設定にも現代の一部が投影されているような気がしました。

petというアニメから、記憶をテーマにそんなメッセージが送られているように感じたというのが僕の感想です。

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pet13話最終回感想

というわけで、皆さまお疲れさまでした!

petどんなところが面白かったですか?よかったらコメントお待ちしています!

僕は司の心理状態に感情移入しながら作品を楽しんでいました。起伏が激しくて大変でしたが(笑)

途中にも書きましたが、なんとも含みある終わり方しましたね。

最後に気になった点を一つだけ述べて終わります。

林からもらったヤマにかかっている「虹」って結局なんなの?って話です。

司の記憶が消されていき、最後に虹がかかりました。

あの虹は結局なにを表していたのか?


多分、その本人自身が元からもっているヤマではないかと思うのです。

あの虹がかかっているpetは人のヤマを借りているものの、ちゃんと自分自身の自我というか独立した幸せの感情を保っている証拠だという見方です。

悟が林を失っても、なお前向きになれているのはちゃんと虹がかかっているから。

林が悟や司に教えたかったのは自分のヤマに虹をかけることだったのかもしれませんね。

悟には伝わったけど、司には残念ながら上手くいかなかった。

おわりに

今回はライターとして2作品目となりました。

petがより面白くなるように、どんな点を深堀りするといいかなと考えながらでしたが、楽しんでいただけたでしょうか?

また次回作も楽しい考察記事が書けるように頑張りますので、応援よろしくお願いします!

ありがとうございました。


ではまた、次のアニメで。

タカシ

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