ついにテレビ放送における殺戮の天使最終回、12話「Try to know everything about her.」の放送が終わりました!
いや〜前回ついにたどり着いたB1フロア、一体何が待ち構えているのか?レイチェルの家か?とか思ってましたがやはりそうでしたね。
すべて解決・・・はしていませんが(Amazon Prime ビデオ等で放送される13話以降で解決するのでしょう。下記記事詳細)、レイチェルの罪、このビルの存在目的など分かってスッキリです。(笑)
グレイがザックになぜレイチェルとともにこのビルを脱出したいのか聞くシーンや、最後レイチェルの罪を知り驚くザック、その様子を見て冷たい目をするレイチェルの様子など、続きもまだまだ気になります。
とりあえず、今回分かった点などを考察していきたいと思います!
※投稿遅れてすみません(´・_・`)
目次
B1フロアについて
ついにたどり着いたB1フロア。
ザックが開いた扉の先、一室だけではなくレイチェルがかつて家族と住んでいた家全部のようです。
今回ザックが通ったところで重要そうなのはレイチェルの両親がタヒんでいた部屋とレイチェルの部屋でしょうか。
しかし廊下や風呂場などあらゆるところにある罠や、レイチェルの家族写真が置いてあった部屋なども地味に気なる。。。
家族写真が置いてあった部屋、眼球みたいなのがバケツに入ってあったんですけど、あれ両親さんが集めたものなんですかね?
それともダニーがあえて置いたとか?(何のために・・・)
あまりザックも反応していなかったし、怪しいという印象以外謎です。。。
他にも気になったところを、トピック別で考えたいと思います。
ザックの開いた扉の先にあったもの
まず最初に入った部屋、ここではレイチェルの両親がソファに寄り添いタヒんでいました。
今まで示唆されていたようにレイチェルの両親はタヒんでいたようです。
ここで注目すべきは、タヒ体が縫われていたこと、そして二人が寄り添い合っていたことではないかと思います。
1話でタヒ体の小鳥の翼を縫うという異常な行動を見せたレイチェルでしたが、これはタヒんだ両親にも同様に行っていたことだったんですね。
1話で小鳥に対して言ったセリフ、「違う…この小鳥は違う、こんなのじゃなかった…こんな姿じゃない、こんな…可哀想じゃない。」
これが両親にも同様に当てはまった結果、タヒ体の損傷を縫うことで補い、二人の仲が良いようにソファに寄り添わせ、花を添えた。
というのがタヒんだ両親に対してレイチェルが取った行動です。。。
後のニュースの遺体跡を表した白線(二人重なるように倒れていた)から、もしかしたら母と父をも喧嘩して離れないように縫い合わせてしまった可能性があるかも…?
分かってたけど、ちょっと異常ですね(笑)
タヒに対する感覚がちょっとずれているのかもしれません。
ちなみにレイチェルの父親の右腕(銃で撃った時に千切れた?)、ぬいぐるみの腕で縫い合わされていましたね。。。
OP映像中にレイチェルと同じカットで登場するボロボロのぬいぐるみのやつでしょうね。
部屋に落ちてあった本
ザックが両親のタヒ体を調べだすと、ザックに自分の罪を知られるのを恐れて錯乱したレイチェルが急に「私をコ口して…!」と言い出しました。
そしてこの本を見て失神したのですが、この本、いったい何…?
おそらくキリスト教の聖書だと思います。
十字架のマークもありましたし。
この本を見たことで、レイチェルの中の神様の存在が強まり、ザック(=神様)に自分の罪を知られる恐怖が増幅した結果、その恐怖に耐えられず失神してしまったのではないでしょうか。
なぜこんなに罠があるのか?
このレイチェルの家、罠ありすぎじゃないですか…?(笑)
飛んでくる矢、風呂の中のピラニア、廊下の落とし穴(下は針山)。。。
針山には他のタヒ体(白骨化している)もありました。
・このビル主が生贄を試すためB1フロアに仕掛けを作った
・ホラー探索ゲームなのでプレイヤーが楽しむため作った(メタ的)
実際どうなのかまだ(?)分からなし、気にすることでもないのかもしれませんが、考えたらちょっと楽しいです(笑)
B1フロアは生贄によって変わるのか
そもそもこのB1フロア、生贄によって変わるものなのでしょうか。
B1フロアまで上がってきた生贄がレイチェルでなかったらこのフロアは意味のないものになってしまうだろうから。
今回の話で、このビルを作ったのはグレイだということが分かりました。
そのグレイはB2フロア主なので、そもそも普通の生贄は上の階に行かせるつもりがないのかもしれません。
しかしザックとともに上へ抜けるレイチェルを見ながら、B1フロアを使って二人の様子を観察しようと急造した?
現実に即して考えるならこんな感じでしょうか。
まあ、深く考えることではないとも思うんですけど(笑)
このビルが存在する理由
ついに、グレイの口から明かされましたこのビルの存在理由…!
まとめるとこうです!
・幼少から神を信仰する人々を見てきたグレイは、「時に人々は神を認めたくないものを糾弾する為の道具に使い、自分勝手に神の像を振り回す」様子を見て、神が真にどのように思うかを疑問に思ってきた。
・それを、自分が神の目線に立つことで(このビルにおいて神になることで)確認したかった。
なるほど・・・
グレイの神父としての疑念から生まれたのがこのビルだったんですね。
是非は置いておいて、神の視点に立って神様を信仰する人々の行動をどう思うか知りたい、という気持ちは理解できます。。。
そのために地下7Fに生贄、各フロアに天使(フロア主)が用意されたと。
となると、地下7Fに配置される生贄の条件として「時に神を認めたくないものを糾弾する為の道具に使い、自分勝手に神の像を振り回す」人間であることが必要です。
確かにレイチェル当てはまってるし、いい観察対象ですね(笑)
それらを踏まえた上で、グレイがレイチェルをイレギュラー(他の生贄と異なる)と言った理由は、天使ことフロア主たちの心情に影響を与えたからでしょうか。
神への強い信仰心を基にした行動が、天使たちに影響を与えたという意味で、レイチェルは他の生贄とは異なると考えたのでしょう。
ザックの心情の変化
グレイがザックに投げかけていた疑問、「今は一人でではなく、レイチェルと一緒に外に出たいと思っているのではないのか。」
本当にその通りで、ザックさん今はレイチェルとともに脱出したいと思っています。
ダニーからもレイチェルを渡すことと引き換えに脱出の道を提示されましたが断っています。
グレイのその変化はなぜか、という問いに対して「あいつは…いや、なんでもねぇ!」とザックらしくない声色で答えていました。
レイチェルとともにこのビルを出たい理由何なんですかね〜
・レイチェルに助けられてきたことの恩返し
・レイチェルのことが無自覚的に好き
・レイチェルの心から笑う顔が見たい(コ口すためとかは関係なく)
この4つくらいがパッと思いつきましたが、最後のが個人的に一番しっくりくるかなと思います。
B5から二人で登ってきましたが、徐々にザックがレイチェルを褒めるシーンが多くなってきたような気がします。(キャシーを撃った時、薬を取って来た時など)
そんな中ザックがレイチェルに繰り返し求めているのが笑顔です。(エディのフロア、怪我の治療をしていた時など)
笑顔に関しては一向に満足しておらず、失神しているレイチェルに対しては「こんな顔じゃコ口せねぇ」とまで言っています。
最初はコ口すために求めていた笑顔ですが、それがレイチェルと過ごしている内に、純粋に笑顔が見たいと思うようになったのではないですかね。
普段の仲の良い様子、タヒ地を切り抜けた絆から、もっとレイチェルと居たい、レイチェルを知りたいと思うようになっていても不自然ではありません。
そもそも、幼い頃自分を受け入れてくれたおじいさん、(もしかしたらグレイ)を除いたら、ザックにとって自分を受け入れてくれたのはレイチェルが初めてだったかもしれません。
かつてのサツ害歴を「ザックの情報以外の何でもない」と言い、「ザックは道具じゃない」と言ったレイチェルに対して、自分を認めてくれる心の救いのようなものを覚えているのではないかと思います。
レイチェルの罪と記憶喪失の訳
そしてついにレイチェルの罪がはっきりと明らかになりましたね。。。
これも今までの予想通り、父親を拳銃で撃ったことでした。
母親をナイフで刺したのは父親の方でしょう。
ニュースでの「言動に混乱が見られる」という情報から、症状を判断すると、
いわゆるPTSD(心的外傷後ストレス障害)と呼ばれるものかと思ったのですが、
心的外傷後ストレス障害
PTSD(Post Traumatic Stress Disorder :心的外傷後ストレス障害)は、強烈なショック体験、強い精神的ストレスが、こころのダメージとなって、時間がたってからも、その経験に対して強い恐怖を感じるものです。
突然、怖い体験を思い出す、不安や緊張が続く、めまいや頭痛がある、眠れないといった症状が出てきます。
出典:厚生労働省
ちょっと違いますかね。
両親がタヒんでしまった(父親をコ口してしまった)ショックにより、そこの記憶を失っていたとすると、心因性記憶喪失、解離性健忘といった症状も当てはまるのかもしれません。
解離性健忘
解離性健忘とは、トラウマやストレスによって引き起こされる記憶喪失(健忘)のことで、自分にとって重要な情報が思い出せなくなります。
この病気は男性よりも女性に多く、通常は身体的虐待、性的虐待、レ◯プ、戦争、大量虐サツ、事故、自然災害、愛する人のタヒなどの外傷的出来事を経験または目撃した人に発生します。
出典:MSDマニュアル 家庭版
こっちの解離性健忘という症状が近そうですね。
ダニー先生が診断して治療してくれていたはずです。。。
ザックはどう対応するのか、今後の展開
ザック、自分が自分なのでレイチェルの罪に対してそんなに驚かないんじゃないかと思っていたのですが、割と驚いていましたね。。。
あれ、驚いていたのは途切れてしまった「けいさt」以降のニュース内容に対してでしょうか。
う〜ん、分からないや(笑)
罪を知ったザックがレイチェルに対して、罪を知られたレイチェルがザック(レイチェルにとっての神)に対して今までと同じように言葉を交わせられるのか、二人の信頼にヒビが入らないか、どうなるのだろう・・・と次回を見守ります。。。
殺戮の天使12話感想
ということで12話が終わりました。
テレビ最終回、しかしアニメとしては最終回でないということから、モヤモヤが晴れたような、しかし続いている不思議な気分です。(笑)
しかし残り4話もあるんですよね。。。
新しい話題というか、新たな展開があるのかもしれません。
できればザックとレイチェル二人仲良くのハッピーエンドで終わって欲しい…!!
あと、個人的にグレイ結構好きです(笑)
ザックを助けてくれたし。
前回レイチェルが「多分グレイはザックに甘い」と言っていましたがそれが二人の会話から伝わってきてよかったです。(笑)
次回の13話は10月5日ということで、ちょっと間を空けての配信です!
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