こんばんは。眼鏡は顔の一部じゃない、全部だ! ライターの雨琴です。『シャドーハウス』を担当しております。
※コメント欄でのネタバレも厳禁でお願いします!
「顔と仲良くするなんて間違っている」「顔は奪うためにある」という前回の気になる発言の真意が明かされました。
ある程度予想はできたとは言え、衝撃的な展開です。
ケイトを開放し、お披露目に合格したエミリコでしたが、受難の日々は続きそうです。
ここから先の戦いは主にケイトが背負っていくことになるのでしょうか。
ケイトの決意とエドワードの思惑も気になるところです。
まずはいつものように気づいたこと感じたこと思ったこと考えたことを、ふり返っていきたいと思います。
シャドーと生き人形の正体
懇切丁寧にシャドーと生き人形の正体が明かされました。
シャドーの正体は擬態と寄生の特徴を持つ妖精モーフで、生き人形として拐われてきた人間に擬態することでシャドーは生まれていたようです。
生き人形とそっくりな姿形であったので、生き人形がありきな気はしていましたがまさかここまでとは。
生き人形は偉大なるお祖父様のすすが入ったコーヒーによって記憶を改変されたり意志を操作されたりする様子です。
最初にエミリコたちが飲んでいた飲み物もすす入りコーヒーだった可能性がありますね。
最初から字が読めたり知識の量に差があったりするのは、シャドーハウスに連れてこられる前の知能に左右されているからなのでしょう。
加えてモーフが擬態してシャドーになったあとも、生き人形と交流することで人格が芽生えることがわかりました。
シャーリーはラムとの交流が不十分で人格の獲得に至らなかったため、シャドーの姿を維持できなくなったようです。
ラムはすす入りコーヒーで記憶を消されて、顔の見えない生き人形として働くことになる、と。
最終的にシャドーは生き人形と一体化し、生き人形の人格は消える様子です。
どうしてケイトは反抗心を抱いたか
ケイトは偉大なるお祖父様が姿を表すとき「すべての元凶」と言っていました。
すすを操る能力を隠蔽したり、エミリコに「ケイトとは違う個であってほしい」と言ったり、当初からケイトにはシャドーらしからぬ思想があります。
ケイトもエミリコと接することで人格を獲得したシャドーのはずですが、その自覚はあるのでしょうか。
ケイトはどこまでシャドーハウスの秘密を知っているのか。少なくともすす入りコーヒーは予測できていなかった様子です。
エミリコの自然体なたたずまいから影響を受けたとしても、エミリコがすす入りコーヒーを口にする限り、ケイトはシャドーの思想をエミリコから取り入れてしまうように思えます。
これまではエミリコが主だって既存のやり方や常識を打ち破るお話でしたが、ここから先はケイトが前面に立っていくのでしょう。
エミリコの真っ直ぐな眼差しの影響を受けたケイトは、これまでのシャドーハウスのあり方に疑問を抱いた。
その契機はこれから描かれるのかもしれません。今まで思い出ばなしのような件もなかったですし。
『シャドーハウス』10話感想
いやな予感は全体的に散りばめられていたので覚悟はできていましたが。
案の定、不穏な話になってまいりました。
シャーリーも人格の兆しを見せてすぐの退場だったので悔やまれますが、ラムはこれから顔の見えない生き人形として生活するんですよね。
エミリコとラムが再会する展開はある気がするなあ。
こうなるとシャドーハウスの外の世界がどうなっているかも気になります。
3階の人数の少なさのわりに、子供たちはかなりたくさんいる様子でした。
それだけ大量の子供をどうやってシャドーハウスに供給しているのか。物騒な発想をしてしまいます。
▼『シャドーハウス』の記事はこちらにまとめてあります
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