こんばんは。眼鏡は顔の一部じゃない、全部だ! ライターの雨琴です。『シャドーハウス』を担当しています。
※コメント欄でのネタバレも厳禁でお願いします!
お披露目が終わり、ケイトとエミリコは一人前のシャドーと生き人形として認められました。
他方でシャドーの正体が擬態と寄生の性質を持つ妖精モーフであったことが明かされました。
お祖父様のすす入りのコーヒーを飲むことでコントロールされていた生き人形たち。
今回はその出自が明らかになりました。
さらにケイトの反抗の意志がバレたのか、エミリコが行方をくらまして……といったところで。
気づいたこと感じたこと思ったこと考えたことをふり返っていきたいと思います。
お祖父様のすすの効果
生き人形たちが都度都度口にするお祖父様のすす入りコーヒー。
記憶を消す効果と、シャドーへの忠誠を誓う思想を植えつける効果がある様子です。
エミリコが自らの出自を忘れるくらい強力に記憶を消すかと思えば、お披露目でラムたちが嘲笑を受けた場面を覚えているなど効果にはバラつきが。
お祖父様の裁量で調節できるものなのでしょうか。
エミリコはひどい仕打ちの場面を記憶していても「幸せな気持ちしかわいてこない」と、感情が操作されていることを示唆します。
一方ルイーズはすすでルーの感情を操作し、ケイトとジョンのすすは物理的に作用します。
大人のシャドーたちのすすは鳩にして飛ばすなど汎用的に扱われている様子があります。
ルイーズも物理的な操作が可能になったり、ケイトとジョンも感情操作が可能になったり、その能力は収斂していくのかもしれません。
お祖父様のすすがすべてのシャドーのものの上位互換であるなら、はたしてケイトは太刀打ちできるのでしょうか。
生き人形の出自
すす列車に乗って麓の村に大人のシャドーが降り立ちました。
村人たちはシャドーを歓迎し、献上品として子供たちを差し出します。
引き換えに村人たちは”すす炭”という炭を受け取っているようです。
汽車が走っているということは産業革命後の近代でしょうから、炭はエネルギー源として重宝なのでしょう。
これを燃やすことで出る煙の中にシャドーのすすを混入させることで、村人たちをシャドー家に服従させている様子です。
子供を献上”品”などと言うくらいですからその効果は出ていると思われます。
集められた子供たちの中からシャドーに選ばれたものに、すす入りコーヒーを飲ませ、新たな生き人形にします。
ケイトの話では麓の村は複数あるとのことです。
ケイトを待ち受けるもの
ケイトの働きかけによってエミリコは自分が人間であることを自覚しました。
それが大人のシャドーに伝わったかどうかはわかりませんが、エミリコは背の高い顔の見えない生き人形に連れ去られてしまいました。
ケイトはジョン、ルイーズ、パトリックと協力し、エミリコの捜索を開始します。
ケイトたちはお披露目までの間、生き人形と過ごして意志を獲得してきたわけですが。
他のシャドーや生き人形と関われない間、本によってシャドーハウスの仕組みなどを学んでいたとのことです。
ケイトの知っている情報量を考えると、わりとコンスタントに反抗心を抱くシャドーが現れていたのではないかと不安になりますね。
それでも確実に制御する自信があるからなのだと考えると、ケイトとエミリコの前途は過酷なものになりそうです。
『シャドーハウス』11話感想
エミリコがお花畑と言われるほど能天気であったとしても、頭は良かったので、ケイトも思考力を備えたシャドーになっているようですね。
お披露目でエミリコがジョンやパトリックと親睦を深めておいたお陰で、ケイトは協力者を得ることができました。
ルイーズだけモチベーション置きどころが違う気がするので、彼女の動きは気になります。
ルイーズはシャドー家の思想に染まってるシャドーな気がするので。
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