『約束のネバーランド』の記事を毎話更新していきます。
ごきげんよう。模造紙です。
このたび、原作コミックス累計発行部数が全世界で870万部突破、『このマンガがすごい!2018 オトコ編第1位』の栄光にも輝いた週刊少年ジャンプにて連載中の話題作「約束のネバーランド」を担当することになりました。
こちらの記事では、約束のネバーランドの各話について考察・解説した記事をまとめていきます。
以降は公式HPや公式Twitterから提供される情報をもとに、放送開始前の現時点で特に見どころになると感じた箇所について記してまいります。
(※ちなみに原作未読視点での記事執筆になりますのでネタバレの心配はございません。)
スポンサーリンク『約束のネバーランド』作品紹介
約束のネバーランドは白井カイウ(原作)と出水ぽすか(作画)が手掛ける少年漫画。週刊少年ジャンプで現在も連載中です。
▼以下、アニメ公式サイトのあらすじになります。
母と慕う彼女は親ではない。
共に暮らす彼らは兄弟ではない。
グレイス=フィールドハウスは、親の居ない子どもたちが住むところ。
血の繋がりはなくても、ママと38人の兄弟が幸せな毎日をすごす、かけがえのない家。
しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた……引用:アニメ「約束のネバーランド」公式HP
▼併せてPVもご覧ください
いかがでしたか…?映画の予告編のような超絶クオリティでしたよね…!!!
日常に潜む絶望とスリリングな表現
冒頭、オルゴール調のメロディラインをバックに同じ洋服に身を包んだ子どもたちが仲睦まじく共同生活を営む様子が描かれます。
子どもたちの世話役である“ママ”と、同じように親がおらず血の繋がりはない仲間と兄弟のように過ごす施設内での生活。
現代で言うところの児童養護施設――古い表現だと孤児院のような場所と言うとピンとくるものがありますね。
しかしながら幸せいっぱいの日常描写から一転、
スリリングでホラー要素たっぷりの場面転換でグイグイ惹きつけられることに。
物語の根幹に相当する重要ワードたち?
幸せモードから急に暗転、不穏な空気を惜しげもなく醸し出すPV中盤以降、物語の要であり伏線となりそうな重要そうなワードが頻出されています。
暴かれる楽園(ハウス)の秘密、白づくめの制服、首筋の認識番号、毎日の勉強、近づいてはいけない門、庭を囲む柵、外に出てはいけない規則(ルール)などですね。
さらに上記について日常に潜む意図だとPV内で示しています。
つまり、表向きには親の居ない子どもを養育し里親探しをする施設を装っているものの、それらは偽りであり明かす事の憚られる陰謀や秘匿したい事柄が存在するという物語のようです。
スポンサーリンク楽園の秘密とは一体何か?
子どもたちが脱獄計画に至った理由こそが、施設が秘匿している禁断の真実に間違いないでしょう。
つまり、このまま施設にいると身が危険にさらされてしまう――さらに言うと命の保障がないことを知ってしまったからこその脱獄計画だと思われます。
では隠された真実とは何なのでしょうか。何点か考えられる予想をあげておきます。
予想① 少年少女たちは要人のクローン
子どもたちに親が居ないのは当然で、オリジナルからコピーされたクローンであるからという説です。
例えば富裕層や権力者が自身の肉体が傷ついたり劣化した場合の替えのパーツとして、クローンを秘密裏につくっていたとか。
清水玲子さんのクローンを題材にした漫画を思い出し、こういった設定も有りえるのではと考えました。
予想② モルモットや人体実験の材料である可能性
そもそも子どもたちは人体実験の材料として育成されている説。
印字された識別番号も施設側で実験体のデータを管理するためなら合点がいきます。
もちろん表向きは孤児院として装い、実際は毎日の勉強という名目で洗脳教育を施したり、食事に眠剤を混ぜて眠っている間に…なんてことがあるのかもしれません。
主人公たちが目撃した光景の先に実験の果てに変わり果てた友達がいたとすると、逃げ出す決意を固めてもおかしくないでしょう。
予想③ 子どもたちを生贄に捧げている世界
この世界にもし人類以外の強靱な生命体がいるとして、それに対する貢物として子どもたちを差し出しているというのはないでしょうか。
古くからの民話だけではなく近年の創作物でも、数多の者が助かるために生贄や貢物としての少数を選び出して献上するという話がありますよね。
人間を圧倒するほどの侵略者がいた場合、生贄として犠牲となるのは女性や子どもと相場が決まっています。
施設が強大な力を持った外敵に捧げるための献上品=子どもを管理して逃がさないための檻だとするなら、近づいてはいけない門(門の外には外敵がいるから?)や外に出てはいけないルール(生贄候補に逃走されると困る)も納得でしょう。
↑以上、放送前の時点での予想を立ててみましたが、スリル満点で緊迫したスピード感あふれるPVを見た感じだと何重もの伏線や様々な思惑が複雑に絡み合って構築された作品のようですね。
一筋縄では決して済まない綿密に折り重なった緊張しっ放しのストーリーになりそうで楽しみです…!!!
スポンサーリンク約束のネバーランド放送前感想
題目だけで夢に溢れた少年少女の友情物語だと先走った自分を小一時間説教したい…!!
私は未だ原作を読めていない立場なのですが、展開が予想できない純粋な面白さやジャンプらしからぬ話運びが漫画好きの間で話題になっていたため、ずっと気になっていた作品でした。
そして“ネバーランド”というと、かの有名なピーターパンの夢の国を想起させるじゃないですか。
もしくはマイケルジャクソンの自宅兼遊園地兼動物園とか。
ゆえにジャンプらしからぬとは声高に言われつつも、そこまでぶっ飛んだ設定ではないと思っていたんですよね。
それが何ということでしょう…!!PVの時点で相当ハードなスリリング臭がして一体どんな物語が展開されるのか今から期待と恐怖の複雑な感情が入り混じっています。
ジャンプ作品というとお約束のセオリーの友情・努力・勝利なわけですが、強く深く読者に支持されて連載が続いている点を見ても、それらのテイストを捨て去ったわけではなく切り口や視点を変えて新鮮なアレンジを利かせた作品なのかもしれません。
物語的には闇深くて伏線張りまくりのストーリーは大好物なので、漏れ聞こえた前評判どおりの良作であると期待しています。
唯一気になるのがやはり主人公が年端もいかない子どもたちという点でしょうか。
私が中高生の立場なら物語そのものにのめり込んで楽しめるに違いないのでしょうが、子持ち目線で見てしまうと幼子が痛めつけられたりズタボロに疲弊する姿を見るのが辛くて辛くて…!!!
ですが同時に大人にはない斬新な視点やアイデア、突拍子もないアグレッシブさは子どもならではの利点です。
規定された運命に抗うことを決して諦めない生命への粘り強さを、きっと彼らから感じ取れることを願っています。
第1話放送は2019年1月10日です!
それでは初回放送後にお会いできますように!
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