決定的なその一手。決定的な別れ。
どうも、ハッピーシュガーライフ担当、ロシアスキーです。
いやいやいやいやぁ。大変なことになった今回ですよ~!
前回のラストからするり、と展開したかと思ったらこれだもんなー!
↑前回の記事はこちらになりやすっ!
いや、もう本当にキツいわぁ……何がキツいとも言えないくらいにキツいわぁ……。
さてさて、語りますよー。語らないとやってらんねぇ……。
スポンサーリンク目次
ハッピーシュガーライフ 9話あらすじ
そもそも挿入歌流れたときに尺がだいぶ余ってると思ったんだよなぁ……。
この展開を、予想しておくべきだった……。
以下、あらすじでございます。
だが、それでもその手がかりにすがろうとするあさひ。
街を出るあさひを見届けたさとうは、家に帰るが……。
そこで、しおとの関係をしょうこに見られることになってしまい……。
という感じでございますね~。ではでは、キーポイントを語っていきましょう!
スポンサーリンク二人の会話
やはり今回の一番のキーはここでしょう。エピソードラスト。無音のまま交わされたさとうちゃんとしょうこちゃんの会話。
なんでも、このシーンは原作でもサイレントだったらしいので。情報は完全にありません。
と、なればここは推理力の見せ所というやつですわなぁ。
まず、明らかになっている部分は、しょうこちゃんが、『警察には言わない』と言ったということ。
そして、『自分と向き合ってほしい』と言ったことは確定しております。
シーン描写、そして常識的に考えれば……。
さとうちゃんが、『しょうこちゃんの携帯のパスを聞こうとした』ということ。
そして、『しょうこちゃんへの拒絶』ということが語られたのではないかと思われます。
そこから更に、互いの温度、態度を考えるに……。
おそらく一連の会話は、以下のようになるのではないでしょうか?
さとう、しょうこを連れてリビングへと向かう。
しょうこがしおについてたずねるが、さとうは淡々と『しょうこには関係ない』と告げる。
それに対ししょうこは『関係ないことはない。友達だから』と告げる。
さとう、微かに苛立つ?
さとうはしょうこに対し『もう友達ではない』と告げ、過去の話をする。
何をしても満たされなかったということ。誰と触れ合っても満たされなかったということ。
そんな中、しおと出会ってすべてが変わったということ。しおが特別な存在だということ。
何よりも、自分で拒絶しておいていまさら友人面しないでほしいという思いをさとうはしょうこに叩きつける。
愕然とするしょうこだが、あさひからもらった勇気でさとうに語りかける。
もう逃げない。もう一度、本当の友人として向き合いたいと。
逃げ出したのも本当。拒絶したのも本当。それでもさとうと向き合い、もう一度友人になりたいと告げるしょうこ。
それは嘘で、本当は警察に通報するつもりなのではないかと疑うさとう。
そんなことはしない。信じてほしい、自分と向き合ってほしいと願うしょうこ。
どんな真実があろうとも、ありのままのさとうを受け入れるからと言い、しょうこは携帯を預けたまま、また来ると言う。
今日がダメでも、明日。明日がダメでも明後日。何度でも説得し、きっとさとうと共に歩めると。そう信じるしょうこ。
結末。願いは届かない。
ざっ、と映像、特に二人の表情なんかから予測するとこんな会話だったのではないかな~、と思われます。
おそらくこの予想は、そこまで大外れってことはないんじゃないかなぁと思いますね。
さとうちゃんに関しては、見られた以上しょうこちゃんを消すしかないという前提の元、相手の言葉を全否定モードだと思いますし。
対するしょうこちゃんは、さとうちゃんを警察に引き渡すつもりはないし、あくまでも友人関係を再構築し、しおちゃんをあさひくんの元に返してあげたい。
と、考えて映像との齟齬を埋めていくと、こんな感じの内容だったのではないかと思いますね。
これ、文字に起こすとわかるけれど。さとうちゃんはまったくブレてないで拒絶しっぱなしっぽいんですよねー。
しょうこちゃんの全身全霊がまったく届いてない、っていう。あ~。書いてて落ちるわぁ。
スポンサーリンクしょうこちゃんがさとうちゃんの家にたどり着けた理由
次の疑問点なのですが、しょうこちゃんはさとうちゃんの家にどうやってたどり着いたのか、ですが。
これに関しては、情報収集と追跡行動によるものだと思われます。
作戦を終了した三星くんが電話をかけていた時、それを盗み聞きしていたのは、おそらくしょうこちゃんだと思われます。
この時点で、しょうこちゃんはさとうちゃんがあさひくんを街から遠ざけるために三星くんを利用したということを確信したのでしょう。
かすかな手がかりとはいえ、それに縋るあさひくんが始発で行動すると、しょうこちゃんはさとうちゃん同様予測。
更に、さとうちゃんがあさひくんが街を去るのを確認するのではないか、と予想もしたのでしょう。
あとは、さとうちゃんに気づかれないように後を追跡すればいい、というわけでございます。
三星くんを利用したのがさとうちゃんであるとわかれば、ここまでの計画は案外あっさりと思いつくのではないかと思いますね。
ただしそれは、すべてがしょうこちゃんにとって最悪の未来を予想して行動した場合、ということになりますが。
残念なことに、その予想は見事に当たってしまい、しょうこちゃんはさとうちゃんの家へとたどりつけてしまったということですね。
カナリアという鳥について
今回の挿入歌のタイトルでもあり、作中描写もされたカナリアについてですが。
もともとはアトリ科の小鳥、もしくはそれを品種改良した愛玩鳥の一種とのことです。
有名なエピソードとしては、毒ガス検知に用いられることがあった、というのが有名でしょうか。
しっかり飼えば10年ほどは生きるらしいですが、品種改良により飼われることに特化してしまったため、野外では生きていけないそうです。
つまり、籠の鳥であることが宿命付けられている鳥、ともいえますかね。
そういう意味では、今回のしょうこちゃんの一件を暗喩していたのかもしれません。
自分の周りにある世界という籠から飛び出さず。さとうちゃんの世界という『外』に踏み込まなければ。
今回のような結末を迎えることはなかったのかもしれませんね……。
とここで書いても、すべては終わってしまったことなのですが……。
しょうこちゃんは通報する気はなかったのか?
さとうちゃんの台詞から、しょうこちゃんが警察に通報する気はないと言ったことがわかりましたが。
そのしょうこちゃんの言葉は本当だったのでしょうか?
私は、しょうこちゃんは本当に通報する気は無かったと思います。
さとうちゃんとしおちゃんのことを写真に撮り、あさひくんにメールしたのはあくまでもあさひくんへの義理立て、情報提供のため。
本当は警察に通報する気だったのなら、そのタイミングで、警察への通報をあさひくんに頼めばいい。
あるいは、その場から少しでも逃げつつ、警察に電話をすればよかったわけです。
それをあえてしなかった上、最後に携帯を預けたまま帰宅しようとした点からも、通報の意思が無いことが読み取れます。
もしもしょうこちゃんが通報する気であったなら、嘘やごまかしで時間を稼ぎつつ携帯の奪還を狙ったはずです。
これらの情報を統合するに、しょうこちゃんは本当に警察への通報をするつもりはなかったのではないかと思えます。
そして同時に、さとうちゃんとの関係修復を心から願っていた、ということも読み解けますね。
スポンサーリンクハッピーシュガーライフ 9話感想
さてさて今回の感想なのですが……。
う~ん。あんまりこう、長々と語るのはやめておきましょうw
じゃないとさとうちゃんへのヘイトが紫色のガスになって放出されかねないのでw
ただ、今回のラストを見て本当に、「あ~ぁ。やっちまった。唯一まっとうな人生に戻れる、唯一の糸を自分で断ち切っちまったな」っては思いました。
これはもう何度も語ったし、改めて何か補足するつもりもないんですがね。
本当に、さとうちゃんは決定的に壊れてて、決定的に破綻してて、そして今回最後の一線を越えてしまいましたねぇ。
これまでのエピソードでは、さとうちゃんのしたであろうことは見事にぼかしてあったんですよね。
でも今回は完全に描写されてしまった。その上、さとうちゃんは『ごめんね』といいながら手を下した。
正直ねー。もうねー。さとうちゃんの株が本当にストップ安超えて紙切れになってぶわんぶわん宙を舞ってますわ。
もうね、私あれですよ。受話器持って『売りだ売りだ! 今売っとかないと逆にヤベェ!』みたいな感じになってますよw
本当にね。もう言いたいことはたっくさんあるんですよ。本当に。あぁもう本当に。
ただ、それはちょっとここでは書くのはやめておきます。特定作品の特定キャラに関してヘイトぶちまけるのは好きではないので。
しかし私がこうしてさとうちゃんに対して思うところがある、というのはある意味シナリオが良い出来だってことの証明でもあるのでね。
そういう意味では、さとうちゃんの株はダダ下がりしても、作品の評価は下がらないですねぇ。
次回の展開の予想なのですが、おそらくあさひくんはBパートで街に戻ってくるくらいかな、と。
個人的には次回は三星くんが危ういのではないかと思いますね。一応目的は果たしたので、さとうちゃん的には用済みなのではないかな、と。
なので次回は三星くん大ピンチ! と予想しておきましょう!
いや~……しかし……。さとうちゃん、キミの罪を数えろ。
さてさて、ここで宣伝でございます!
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以上、ロシアスキーでした。次回もどうぞ、よろしくお願いいたします!
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コメント
それでもね、さとうはしょうこを何度も遠ざけようとしたのよ…
コメント、ありがとうございます。
なるほど確かに。さとうちゃんはしょうこちゃんを遠ざけようとした部分もありましたね。
それらを踏まえて、この結末を見たとき、視聴者がどう受け止めるかは、本当に視聴者の心構えやスタンス次第、という感じですかね。
そしてその視聴者の反応すら、作者さんの計画通りって気もしますねぇ。
偽善者気取りで頼んでもいない価値観を押し付けてきて、自分勝手な「友達」とかいう関係を一方的に押し付けるしょうこの方もだいぶとち狂ってると思いますけどね。
よって、この物語の登場人物にまともな人間なんて誰1人としていないと思いますよ。